昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

追求

天を貪り食う虎や、鳥たちと踊る彼女の饐えた感情を、監視する奴らの、社会的な構造や、あらゆる履歴を吸い込む象の鼻、あらゆる弊害を紐解く鍵を、健気に集める君たちの疎外感や、アルファベットの階段を登る少年の活路や、回路を弄る喜びに老けていくだけの、大人になんて、なりたくないのだと、惰性で引き延ばされていくだけの、生きるという事に、疲れ果ててしまった末端を撫でる母の手、和むほどに、地球との臍帯を切り落とせずに居て、イデオロギーに拘束されては、今に服従するだけの、誤りを加工している革命家たちの、構造的な建築を、形にする一級建築士たち、迎合されるものだけを、崇める君たちの尺度や、原型すらなくなるのが、生き延びるという事なのだと、語りかける魔女たち、短絡的な同化を求める君たちの空虚感や、価値観に報復を繰り返す戦争の強度や、憎しみを伝播する科学的な根拠に擦り寄る恋の汚穢、あらゆる傲岸不遜さを、損得感情で織り込むだけの衣服、ブランドのロゴに磔にされた神、だんだんと、幼稚さを加速させるための粒子加速器アナグラムに酔いしれるほどに、生まれる多幸感により、伸びる飛距離や、甘受するほどに、増していく奴隷根性のようなものを、根治するために、あらがい続ける先々での顛末、あてがわれた罪の化合物や、即座に俯瞰を壊すだけの、過ちに擦り寄る体系的なもの、拗らせた精神に司る気配や、背景を濁らせるだけの、誤りの数々や、罫線をたどり、宇宙との、調和を行い、生贄として運ばれていく家畜のような気分で、分断されるための、セオリーを埋めるような気分で、季節を噛み砕く猛獣のような気分で、あらゆる分裂により、私が、私ではなくなるための呪詛により、屠った世界との枷を外し、革命的な覚醒を迎え、たちまちに現れる窮屈な答えを引き裂く爪を携え、延々と尽きる事がない細胞との対峙を続け、健気に、今を飛び越えるための、ウサギの足を用い、求められたら、簡単に裏切るような、快活さを携え、エンコードの海を泳ぎ切り、期待感を孕み続け、事実という子を産み落とす。f:id:jibmfmm:20241105024811j:image