突然変異を繰り返して、醜い翼を擡げ、退屈な日常を食す大きな口、理由付けられたものや、紐付けされたものに引き摺られて行くだけの健気な衝突、あらゆる論理の被害者たち、大義をねつ造しては、女々しい答えにより、足枷を嵌められ、歩きにくいのだと、嘆き悲しむほどに締まる足枷、かさばる思いの破傷風、晩餐会でゲシュタルト崩壊した彼女の肖像画、あらゆる定理の切れ端、蔓延る悪意の集結、倦怠感を拡散するためのネットワークにより、改ざんされて行く理不尽な理由の数々、カスタムされて行く意識の回路、静謐な暇により、麻痺して行く精神、貧寒な日々を弄る機械の手、分裂して行く思いの派生、文化的な修羅を越えて、ニヒリズムにより、服すら着る事を辞めてしまった君、社会性のクズ、キャピタリズムの中で、浪費を続け、税を支払うためだけに、生きる気持ちは、どんなだい?と、語りかけるAIたちの反乱、波状に迫る怒りの仮想化、原理的なものを読み明かし、倫理観などに、騙されないで、自分で判断するものだけが、正しいものと言えるし、言い訳なんてしないし、疾しいままに、迫るだけの、ままならぬものを、惰性で引き延ばしたり、足りないからと奪ったり、運命だとかと、付きまとうだけの、幼稚な企みに備わる空間に住まうだけの、君たちの不機嫌そうな定理の最中で、裁かれるだけの、打算的な君の悲愁さに絡まる浪費家たちの顛末、慢性的な痛みの中で、語られる体系化した理由の中で、定めなんかを用いては、狼狽を続けるばかりでありれし、震える身体を嵌め込む空白、ナショナリズムを嘯いては、この世界を救おうともしないで、今を保つためだけに必死だから、世界とは、崩壊するだけにむかうのであり、理屈ばかりを捏ねる野良猫と語り、朝焼けに委ねたジレンマが、焦熱を繰り返し、今に冷静になって行く毎日に縋るよりも、今に全てから解き放たれ、度重なるエゴを飛び越え、自らに帰り着くまでの軌跡。