昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

飛翔

寿の夢を、天才的に分解する君たちの敵視、あらゆる文明の配下になった野良犬たちの遠吠え、モラルハザードが云々と、カタルシスに至るニュースキャスターたち、あらゆる分岐点を発送する配達便、紊乱な衝動を、ワイヤレス化し、加算される微粒子や論理や、夜露や、掃き溜めやノイズ、耽溺を利己的に繰り返す春の畜生を待ち侘びる草花や、朝焼けに土下座している老婆や、その老婆のひ孫たち、褐色の悪い雲が降らすガラスの雨、豊かさを謳う町内放送や、文化的な日焼け、札束で殴られる子供たちの不確かさや、ささやかな幸せを飲み込む販売員、今日も明日も憎いのと嘆く少女を描く画家たち、倦怠期を抱えた契りや悪阻、願い事も届かない深夜、晩餐会の五月蝿い声が響き渡り、空腹を癒すための、卑しい自己が磔にされては、様々な思惑を根治するために、日夜ふやけているのだと、妥当な精神の規範を求める矯正施設をぶち壊し、ここでの、普通などという幻想を超越し、厭世観などに、騙されてしまうだけの、全くの独善性に反し、モラルなんていう目ヤニを取り、倫理観のダムが放流する警報音が鳴り、腹の虫と対峙し続ける父権的なものや、そこで、堅持するものや、矜持なんてものは、今を分け隔てては、惰性な改変や解放なんてものを、条件に持ち出しては、君の罪の意識なんかを利用し、理性すらも奪い、謳われるものを崇めては、立場がどうとかと、迫る合間に、曖昧になってしまう答えなんかを打ち砕き、艱難辛苦や、悲しみが肥大化し、卑屈になってしまうだけの現実や、完治しない苦悩や、納付され続ける曖昧な金や、感染者として隔離され、もう何年も居なくなってしまった人々や、ささやかな幸せですら、今に奪われ、駆逐されるべき疾しい自分との対立中に、他責思考に囚われ、自らを改めないままに、邁進しているなどと、謳う奴らの退屈な講義。f:id:jibmfmm:20241130045945j:image