昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

透徹

焼けただれた今朝、紊乱な時代が云々と、うるさく付きまとう君も、自己憐憫に酔いしれ、佇む今の静謐さや、清貧さに、見向きもしないで、同じような憎しみの中で攪拌されたり、セオリーなんかを用いては、確かさなんかを謳いながら、引き摺る価値の愚かさに集約されて行く思いのようなものを、今に掻き消し、いつも、退屈な問題の中で、似たようなものを、似たような格好をして、崇めたりしている間に、愛なんてものは、即座に廃れてしまうだけであるし、上辺だけを重ねたような、張りぼての愛ですら、いまだに持ち上げられ、愛だけが、すべてだとか、語り出したりするし、そこで、擦り寄るものや、寄りかかる事により、簡単に操作されてしまうし、そこで、用いるものにより、簡単に腐ってしまうし、縛られるばかりで、おもしろくもなんともないし、無くしたり、孕んだり、悲しんだりと、忙しく動き回る思念や、くたびれた時間や、かけ離れて行く思いや、そこかしこに、飛び散る思い出、カスタムされた明日や、縋るほどに、食い込む値、分裂して行く観点、歓喜により歪むマンション、感傷的な管理下の下の下、上澄みだけを少し掬って、良い気になっている父親たちが憎らしいから、散々な時代だと、詰るよりも、早く移動し、誰にも捕まらないように、そそくさと逃げ惑い、軽やかな足取りで、誰よりも美しく踊ってやる。f:id:jibmfmm:20241212062514j:image