昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

約束

どんぐりを集める集会所を旅して、散漫な季節な終わり目なんかを肴にして、緻密な世界を、また、愛してみようなどという叶わぬ思いを企て、惰性に引き延ばした所以や、数多の意図、憤懣や無様な症状、たちまちに集約して来る思いのような靄や、動揺を繰り返す猫たちな他愛ないエモート、単純明快に世界を押し花して、挟み込んだ花の苦悩や、ケミカルな規約、あらゆる表示や、デモで混雑する街並み、終焉に巻き込まれて行くだけの、拙く凡庸な後先、頑張って見つけたものですら、簡単に消費されてしまう悔しさに悶える君の持論、豊かさの解消や、仕方ないと諦め、忿怒や離反を執り行い、取り柄換えが効かないやり方で、君たちを、また、愛し始める事による戸惑い、どぎまぎする青春、利己的な精神構造に停車する地下鉄に乗り、車掌たるラカンによる、静謐で緻密な分析の後に、箱詰めにされる量子的な人形、カスタムされた意思の軋轢、さもしい恋との調和や、貸与した余罪による共通の痛みの氾濫、君の為替が何だとか、あれがあれで、どうだとかと、忙しく走り回るプランを、台無しになんてしたくもないから、仕方ないからと、諦める事は、ひともしないで、確かな愛にだけ、澱まずに授かる愛のようなものに授乳して、慎ましやかな終わりに不潔にまとわりつく言葉の互換性や、価値観の死滅、ラクシュミーと踊り明かした乖離した情熱の踏襲、等価交換を目的にひた走るタクシーの樹液をそぎ落としながら、生活する蜂たちに擦り寄る生活感の凍傷、ちぎれた足指が浮かぶ湯船、脊髄を垂れ流れるコールタールな血、未知数に寄り添う裸の花嫁、淫蕩と統合による幼稚な撹乱、濫觴した喜びを埋めた笑顔を孕んだ指。f:id:jibmfmm:20241222060326j:image