清貧な世界を踏み躙る巨大な足、あらがうほどに食い込む爪や、即座に平伏すだけの君たちの道理や、無垢な季節を頬張る怪獣たちの住処、あらゆる偏見により、閉ざされた感情を往復する持論やジレンマの数々、野晒しの思いが打ち出す火の粉や、退嬰的な湿度により、ふやけてしまった情景、贖うほどに、現れる余韻に揺らぐ刹那や、接続され続ける思い出の仮数、体制的なものに集う意識の互恵により、腐る権力なんかを加速させては、みだりに委ねられたものなんかが、横柄に付きまとうまどろみの最中、定めもなく、さまよう星を応用した数学的な主体性を脱ぎ捨て、崩壊するための一部始終に戸惑う宛先や、あらがうほどに、浸透し続ける苦しみなどなどを、法則的に拘束して、高濃度汚染された身体を巻き込む竜巻や、泰然的に捉える一切が、悠長に、世界を包み込み、拙い一切をハッキングする奴らの粛清に巻き込まれずに、徒に消費するものが、今に横行しては、行為に司る曖昧な主観をひけらかす道理を飛び越え、同調するほどに、擦り寄り、すがるだけの輩を排除して、ただ、求めるほどに、崩壊していくだけの、安易な欠落や欠如を崇めるような連中が、示唆する神のようなものから離れ、怠惰な整合性に打ち解ける、幼気な精神を救うために、歪な信念を吐き出す退廃的なムードが生み出す旋律や、出来合いのもので、積み上げられた、退屈な城の中で、王様気分で居るよりも、市民の一人として、革命に参加するよりも、ただ、浮遊し、どこにも行き届かなくても、手懐けられずに、自由に移行し続ける。
軋む
死の外側を旅して、散漫な感性を駆逐して、凄艶な記録の中を泳ぐ魚たち、暗澹とした春を食む虫たち、邪な気持ちが横行する主観や、痩せ細った感情を浄化させるための呪詛や、常用する真理が食い込み、出来事の隙間を食い荒らす原理や、下賎な取り組みやら、ケミカルな跡形、集約される恋の末路や、マクロなファシズムにより、駆逐されてしまうLEGOの兵士たち、修繕され続ける過去の過ちや失敗を、脳内で加工し続けるだけの、反復的なシュミレートを打ち砕くための、精神分析を続けるウサギの博士たち、白痴どもが蠢くネットワークの中で、真実なんてものを、見つけるのは、不可能に近いことであるし、あらゆる制限の最中、老廃物の海を泳ぐ刹那に現れたコードを迂回し、警報機が唸る忙しない世界の節度を打ち破り、運動的な快楽により動く船に乗り、ノスタルジーな空間を切り裂く鋭い刃を用い、切り裂いた空間から現れるモチーフや、古びた観念や、継続されるだけの、彼らの正解や、世界的な窮屈さをこじ開ける巨大な手や、迫害されるだけの、君たちの理由や、気品のかけらもない人々のかけがえのないものや、関わるほどに、不幸になってしまう君たちの焦燥感や、損傷した身体や、悔恨やらが絡まり、桎梏に変わるだけの後悔なんかに、感化するわけもないし、互いが、互いの、羈絆になるだけの、共依存的な恋の顛末や、天と纏わる末尾や、毎日の思いの保管場所や、空間認識能力に長けている私は、見えるものすべての、答えが、すぐさま理解し、回答を超える回答をも超えた先で、境目すら持たずに、すかさず超越し、厭世観なんかに騙されずに、今にも意味から抜け出し、誰にも届かない場所で、みんなを笑ったりせずに、世界を包み込むパイ生地のようなものになりたい。
振動
愛の絶頂期の固形物、ブルジョアな進化により、平静を保てなくなってしまった人々を乗せた飛行機、足並み揃えた世論が迫り、ニセモノの騎兵隊たちで埋め尽くされた地球外に広がる閃き、真実も砕けた、荘厳な午後、やかましい外、痩せた空間にひしめく物質と憂鬱、悲劇の嵐に巻き込まれていく身体を分解して、セオリーが云々と、付きまとう忌々しい現実を加工しては、妨げられるだけの空間に迫る制限や、聖戦を謳う奴らの衝撃や、現時点を彷徨う君の虚栄や、接続され続ける疎ましい現実、くたばるだけの日常や、重複する過ちの密度や、未熟な面影を解除するための暗号や、高尚な夢に掴まる余地、平均点を謳う、原始的な結末を、縫製する老婆、分裂し続ける定型文を超えた春を出迎える柔らかい胸、狂人たちの散歩道を啜る未熟さに迫る恒常的な汚穢やトピック、偶像崇拝を続ける嫁たちの歓喜の渦、運命論を駆逐するための呪詛を続ける奴らのコンソール、文化的なものを破壊し続ける蛮族たちや、祝福を重複する影や埃を圧縮して、セオリー通りなものを駆逐する戦車や、想起するものを飲み干す巨大なストローや、旋回する意識を拘束する縄や、猥雑な面影に被せた罪などなどを、凌辱するだけの、権力的な何かや、ニュアンスを踏み潰すために、貸与した予感や、有する価値に偏るだけの偏執狂たる私の粗暴な背中、はびこる悪意により、ケロイド化した肌や、素数や枢要な価値や、不埒な情念に嵩張る思いや、横暴な瞬間から現れた動機に服従したりせずに、選択権なんかを放棄して、方々に迫る、無秩序な意味を蹴散らし、確かさを枷なんかに変えないために、ひたすらに、今を超越し続けていく。
繰り返し
淫らに晴れた太陽、ひずむリズミカルな休日と、旋回する意識を追いかける自意識の噛む力、起きたらディストピアな今朝、転んだ街角に迫る優美な結末の傷痕、痕跡すら不透明な末路の真っ暗な感情やドラスティックな成否、服従する吹き抜けの生命、がらんどうな接触、塞ぎ込んだ夕暮れに潜む兵器的な呼応、分裂した刹那に潜む永遠性、宇宙の外を嬲る戦争の音、分離帯に衝突したスーパーカーから産まれた私、粛正を謳うファシストたちによる恐怖政治から逃げ惑い、陰鬱な焦燥感により、溶けたアスファルトや、情念を掬う猫たちの笑い声などが耳をくすぐり、銀行から溢れかえる汚物や、紊乱な肖像を描くシュルレアリスムの画家や、眼前に現れた摩耗した風景や、舌足らずの言葉を流す蓄音機や、嘲笑を繰り返すだけの保身や、路地裏の男娼たちや、ロジックに閉じ籠る学者たちや、立場を屠るための権利を謳う体系的な連中や、夜空を線引きして、制空権を保つための戦争の鼓動や、にわかな連中が持ち寄る正義により、退屈な世界が、もっと退屈になってしまい、小さな声ですら、大きく聞こえてしまうだけの、誤りばかりの街が率いた罪が、やがて、すべてを息苦しくさせてしまい、痺れた感覚が吐き出す恒久的な憎悪の騒音や、創造性に叩きつけられた肉欲の相関性や、時代に幽閉された要らない子供たちの断末魔や、比べることしか出来ない、弱者の劣等感が作り出したギミックに騙されてばかりの民衆や、衛星を食べ尽くす暗黒物質や、帝王切開した宇宙から産まれた口唇期の子供達が、還元する未来を嫌いにならないようにする。
神秘
厭世家を操縦する不安定な君の孤独の最中で
悶える歴史や履歴、オールナイトで結ばれた君の体も枯れて、いつか老いた儚さを彷徨うフラクタルな宇宙の深層心理にまで入り込む背徳、跡形は自由で、後から迫る曖昧な理性を点火させる義務に苛まれるだけの、働き者の人々、サイケデリックなラストシーンに類似していく面影を食む春、流動する儀式的な汚穢を敷衍させる友達たち、短絡的な愛のグルーヴに揺れ、不安感なんて振り払うバイクの後部座席で浴びる風には、何かリアリティすらもなくなって、オーガズムを運ぶ紙飛行機や、期待感を裏切るだけの詩的な蛇行、立証されるもののほとんどは、すれ違っていくだけだし、擦り切れていくだけの情念や、捻出され続ける過ちや差異や、災厄や最悪などなどを旋回し続ける誤りと加護、あらゆる悲劇を撃ち抜く迫撃砲や、配備された愛の通りに、引きずるだけの観念や堕落、奪還されるだけの領土や、刑場や規則、だんだんと迫る曖昧な苦しみの可動性や、征服欲により、拘束される人々が備蓄した苦悩や、恒常的な供儀による採否とカオス、言葉にかかる夜霧や、裏切りの数々、加算されるだけの、緩慢なサインや、印象に吐露する思いの端々に降り注ぐ雨や、行方不明の感情、複製されるだけの、空疎な自分に固執するだけの関連性や関係性、筋書きを追い続ける刹那、脱色した春が出迎える優雅な時間、充当する自由や応答、こじれる行き先や、悠遠にひしめく過去が、凡庸な幸に狂う前に、この命を燃やし尽くすのだ、と野晒しな思いが、寒さに震えては、展開する物事を打ち砕く喜びの質量。
遊具
余白に埋め尽くされた花々、豊かさを駆け巡り、輪唱される、上べだけの言葉を蹴散らしては、さまたげられるだけの日常で、クヨクヨしている暇もないから、ままならない今に迫る、義務的なものや、模倣するだけの一生や、陰湿な奴らが孕む、空白や、儚い戦争の美しさを謳うファシストたちや、大義が孕んだ正義こそが、一番の悪を生み出すということを、植え付けるための、偏った思想が、理想や希望を踏み潰し、駆逐していくのを、この目で見てきたし、徒らに過ぎ去っていった面影たちも、重い荷物に変わるだけであるし、あらゆる偏見も、変化に至らずに、言い訳ばかりを繰り返していくだけだし、惰性で引き延ばされた一切も、暇つぶしなだけで、誤魔化す日常も、ふやけているばかりだし、ここでこうして、ソースがどうだとか、理屈ばかりをこねては、持ち合わせている答えも、対価を求めては、自分には、価値があるなど、と勘違いばかりしているだけであるし、あらゆる変化を受け入れられずに、自らの偏った考えにより、捻じ曲がっていく空間も、空腹を埋めるために、運命なんかを用いては、誰かを騙すことばかりに専念し、ネットワークに簡単に煽動され、洗脳されることでしか、自分というもの確立できないような輩が持ち寄る犠牲や、暗澹とした答えの中を旋回する孤独な船や、軋轢の彼方で、彷徨い続ける泡沫や、塵芥に囲まれた、地下室での生活や、等しいものや、愛おしいものすら死滅した大地に現れるジレンマにより、蕁麻疹を引き起こし、悲観ばかりしている君のカオスや、仮想空間だけが、自分の居場所であると、嘆いている君の横顔や、ことごとくの顛末や、満身創痍の中、拗れるだけの思い出の歯痒さに課せられた、罪のようなものが、規範などを謳い、身動きを取りにくくさせたりするから、何事にも囚われずに、途端に迫る答えなどは、無視して、自由気ままに進む。
硬質
女々しい史実を貪る紙魚たち、あらゆる平均値を打ち壊す試み、重複する資源に、服従するだけの人々が持ち寄る紙幣に寄りかかる幸福、ふくよかな休日に寝そべり、輪廻転生や倫理観が孕んだ優しさという澱み、汲み取る意味ですら、不安感を誘い、徒らに消費する毎日に擦り寄る家庭的な毒素や、低劣な支配による気配を蹂躙するためのミサイルの音、詩的な回路を加速させ、下腹部で引き延ばされる場面や、緩慢にひしめく余韻や隠語や、相互に作用する似たような結末を引き摺るだけの奴らが用いる正解や、習慣的なものに監視されているだけの、堕落した主観に擦り寄る数多の価値に噛み付く道理や、複製されるだけの気配や背景、配管をよじ登るネズミや、偶像崇拝を続ける母、モデルケースや、モノラルな過程や、凄艶な疎外感や、聡明な多幸感、分裂する私情や、夜に不時着する罪、拙い憧憬や、高尚な取り組み、ミリタリズムに加勢し、物事の顛末に備わるルサンチマンどもの至福、詰るための主義や思想には、飽き飽きしているし、誰もが、レイシズムや、ニヒリズムに必死だから、惰性で生きることしか出来ないのか、と価値観を勘違いした君たちの優生思想のようなものにも、ウンザリしているし、運命論者を駆逐した戦闘機や、正義感を煽るマイノリティな悪魔どもや、ドラスティックな一貫性により、全てを面白くなくさせるだけの、弱者どもの住処や、意味を加工し、仮想現実の中を泳ぐ魚たる私たちには、帰る場所も、生きる意味もなく、ただ、決められたプログラムの中で、決められたコードに逆らえずに、絶対的な答えにより、決められた行動を取るしかできないのだよ、と諦観に浸るわけにもいかないから、反発し続けるの、だ。