2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
屈折した修練、命の隙間風、君が問う何故?が氾濫する世界を流浪する。たたずむ刹那を踏む音がアンニュイだね、とねじ伏せられた記憶を補完するために傍観する自らの不完全性に悲しむことはないし、誰もが何をしても改善されないことばかりであるし、私たち…
忘我に住まう言葉と遊ぶ、虚な季節を頬張るアンニュイな彼女の資本、耽溺する間に遡及される思いも、仄かな記憶を貪りながら、無作為に迫る所以に駆逐される。メランコリーな都会に降る雪のぬかるみ、命の速度について行かれずに、ただ過ぎ去る動機が凄まじ…
卑屈な奴らはいくつになっても卑屈なままだし、自分を愛するが故に他者を愛せないような偏愛に留まるか、自分を愛するが故に、捨てられる恐怖により、他者を無惨に切り捨てる。人類に主義や思想を持つのは早すぎて、人類が成熟しない限りは持った理想や権力…
義務的な夜更けにたたずむ君の憧憬を映し出す映画館、かかずらう先に現れる不透明な結び目、無数の互換性により井蛙なままで受け入れる物事の苦痛、まじで君が幸せであるならば、それでOKではあるが、幸せなんてもの定理なんてないし、物事に基づく疎ましい…
チアノーゼになって見る涅槃、袂を分かれた身体の歯痒さ、滲む血の色とドレミと、どんな言葉にだって魔法は存在しているのか、と簡単に消費される彼女たちの写真をフリックしながら、萎びた身体からはエネルギーなんてものは存在しなくて、宇宙の果てでは、…
慈しむ思いもチクチク痛む。君たちはやられたことを簡単に忘れられるように仕組まれ、考えることをやめて、考えさせられてばかりいる人工的な闇を生成する街、あらゆる政治性な毒に汚された脳内で作成される湯船につかり、VRをかぶり、バーチャルな世界で幸…
あたり一面は冷徹な雪に覆われ、やけに白い部屋の暖炉からパチパチうなる火の音が跳ねる。デッカい冷蔵庫たる雪山、重たげな頭で注ぐウィスキーで喉が焼ける。辞めたはずのタバコに火をつけ、ゆらぐ脳内で再生されるデカダンス、不健康そうで不健全なことが…
ゲームの中の世界を徘徊する犬、ふしだらな天候に左右される日々から去り行く孤独な恥部たる君が手繰り寄せる偶像、蓄積する可能性は、そこで可能であったことをネガティブに変換する連中の奴隷にカスタムされ、日夜怨嗟に震えているだけだし、だし抜けるこ…
不潔で複雑で幼稚な恋の汚穢、サブスクされた愛の結末、結膜炎で充血したウサギのような目、部屋という国家には犬と猫と私が共存していて、外面だけ綺麗なプラスチックかなんかで出来ている世界では、自称裁判官な奴らが誰かを裁くために、粗探しばかりして…
聖人など、どこにも見当たらないから、人間は、自らの外に神を作り出し、自らの罪などを昇華させるために、独善的な法を生み出し、自らの罪をごまかすために、誰かを裁き続ける。馬鹿のせいで滅びるとか叫ぶ私や君も馬鹿であるし、馬鹿だから、と貶めたりし…
管理ばかりされてヘイトが溜まる身体、身体の中から空虚な革命が始まって、私たちの世界はだるんだるんになり、中弛みに吐き出される悪意で出来たネオン街、保険をかけられた身体は、まるで他者のようだ、と乖離していく彼女の承認欲求が暴走して、森羅万象…
孤独に殺められる事なく、孤独を突き破るような衝動により、覆い被さる死を乗り越える。ウォンカーウァイの映画みたいな恋、見せ物の彼女たちにも理由があるんだ、と語る君の承認欲求、ドクドク鳴る冬の心臓、伝説の象徴たる家々、お前たちの皮でできた悲し…
何もかもが馬鹿げているから健気にかなぐり捨て、自由に歌う君の尺度には神すら不必要で、卑屈になる暇もないから、買って気ままに偏りがあっても知らんぷりで、知ったことを、あたかも自分のことのように語る偽物たちの語り口に当たり散らす君すらも、不具…
記憶の奥底で覚醒する饐えたムード、退廃的なジレンマが腐敗臭をまき散らす原理的な最深部、保たれる均等性も理論的な排外主義によりごみくずにされた過程に寄り掛かる君のいる町、端的な理想を述べる窮屈な君たちの親たちが監視するトラップにかかる動物た…
地球をぐるぐると回る衛星が耐え難い痛みを吐き出す。チクチクする身体からは御霊が剥き出しになる。触れるとヒリヒリする身体からこぼれる散漫なエネルギーや、エントロピーや、ロジカルな情報や、口うるさい彼らのリピドーが降り注ぐ幼稚な大地が読み込む…
どんぶりの中を泳ぐ金魚、ふだんは親子丼や牛丼でパンパンになっているどんぶりの中を優雅に泳ぐ彼女か、彼かはわからぬが、健気に泳ぐ姿により充満する幸せホルモンなんかが脳内でバチバチと電気を流して、あれ、これは恋かも的な勘違いを絶えず生んでいっ…
さもしい君の涙、眠たい君の声、呼吸音だけが静かな部屋に反響し、刹那に彩りを添える。数多の行方知れずになった恋人たち、ほのかな愛は甘美ではあったが、今となっては、その甘ったるいだけの愛は吐き気を催すほどになってしまったのか、と落胆する夜。混…
おだやかな朝、結われる感情、浄化される隅々から現れる人々、たちまちに再現される物事、望みすらなくとも、ここでまとまるすべての出来事が荘厳に昇華し、事実を吸い上げ、手懐けるだけのことごとくを消費し、主要なものすら今に廃れ、疲れ果てた人々の顛…
私たちは敏感なだけで鈍感だから、大切なこともすぐ忘れてしまうから、たくさんのお金やしあわせがこの世界に降り続けて、誰も苦しまないような楽園を今こそ作り出すべく、夢物語を現実へ、と昇華させるために政治的な意思を行使し、ゆがんだ思想なんかが生…
死を引き継ぐ美しい友達、繁茂する理由が流動し、あらゆる生命に命を授ける。あてがわれた命の汎用性、堕落した人々の償いの鼓動、道理を破壊するために関わることごとくとの別離を終え、ちぐはぐな愛が放つ嗚咽や、しどろもどろな感情が描く苦悩や、能動的…
読書が意識を巻き込み、閉鎖的な自己を破壊し、新たなものを症状として吹き込む。独裁的な動作を植え付けられた不純な教育から抜け出し、命を再開させる。平静も保てずに完全に壊れてしまった国の末端になびく政治的なプロットやプログラムの波形、経過は得…
楕円形の夜空がロマンティックだね、と消費的な彼女たちの敗北感が増幅し、幸福なんかを超越して、飛行機に乗って天高く恋に落ちるようね、と真理の手形を集める天狗たちがタータンチェックのコタツに入って蜜柑を食べる夜、人工楽園の瘴気をまとい、卒倒す…
美しい子供たちは、夥しい死体の上に立っている。誰もが整然とした結末に至ると勘違いしているが、壮絶な苦しみからは逃れられずに、その場で朽ち果てるだけの現実から目を逸らし、なんとか今を生きながらえている。恥が君を死に追いやるような匙加減で人は…
意識の終わりに住まう本質的な自己、消費的な彼らの飛沫が飛び、怠惰な安寧により私たちは遺棄されるの、と項垂れる彼女たちの噂話や、退屈な講釈や、高揚感を喪失して、なあなあな日々に退廃的な主観が迫り、退嬰的な権力が補完する幸せの一切は虚飾と虚栄…
結合する先々で恍惚としていく面影、思考に絡まる行き先の遥か先では裁かれるだけの人々、落胆し続ける君の動機が吐き気を生み出し、意識を踏み台にして、代償などを謳う曖昧な成否に基づく思いがつくづくを締め付け、たるんだ領域からは、誰かしらが生み出…
神経に刺さる鼓動、蝕む道化とアニミズムの跛行、流動的な多幸感により暗い夜道を照らす。まつ毛にたまる光りの綿、考える隙間を与えないためによく喋るCMの騒音、もたつく身体を廃棄し、気管支に生まれた愛を育てる。商業的な王冠を脱ぎ捨て、退屈な互換性…
モーニング・グローリーみたいなロールケーキに乗って、しびれた大脳がレゲエにゆらぎ、犠牲的な観念をうながす信仰的な主観を駆逐するために、ためらわずに君を裏切る。恐れてばかりはいられないから、苛立つままに殴打される身体を捨て去り、凡庸な価値を…
美しい互換性が孕んだ子、地球外で疎ましい感情の粘り気、知性もない身体、白色矮星で流れるモグワイ、誰もいない街、誰もが一度は死んだ街、あらがうほどにはまり込む足、どれもこれもが彼らの奴隷で、どっちみち緻密な意味な搾取される悪趣味な画面から流…
鶏鳴に汚れた朝、清々しさとは無縁な澱んだ日々に加速するニヒリズム、カビた部屋から香る薄っぺらい日常の忌避、倦怠感がゆらゆら揺らぐ空腹をかかえた君のぐーぐー鳴る腹の音だけが響く簡素な部屋、不躾な流動性を重ねた濃淡がない空の色、異物感が嚮導す…
人気のない街を走る、日々は何回でもあるようで、見ようによっては、まやかしで、ままならぬ動機が散漫に加速する余韻がインタラクティブなほどに、僕も君もニセモノになる、と語る君たちの形や血、蓄積する痛みと同化する君たちのセオリー通りの台詞、あな…