宇宙的な過激さが降る夜、 やせ細った君の身体に 落ちる水滴の意図や、 感情がもとめる幸せと、 身体がもとめる幸せとの、 間隙が現れ、 自らを責め立てるだけの、 暴力装置を破壊するほどの、 よろこびを敷衍させる。

私の身体の中が宇宙で、 頭の中が神で、 すべては、 私の中で始まり、 終わるのです。

犬も猫も朝から、 騒ぎよるし、 さまたげられた 眠りをまさぐり、 また明日。

無くしたばかりの思いを拾い上げる数秒先の自分と、数秒前の自分が吐瀉する瞬間、循環する思いに擦り寄る闇は、妙にリアルで、軋む過去は、ここで枯渇し、生じる所以が円環し、延々と巡る思いに乗じる悠遠が肥大化し、引き合いに出されるものや、悲観的に入…

おめかしした君の切実な黒々とした目、探検を続け、飢えた赤い目をした刹那、なつかしむ君にしみいることごとくが統合され、正常をうたう大人、退屈で傲慢な連中の質疑応答に苦しむ空虚な君の起源に、感染していく罪深いとされるだけの意味も無意味、欺瞞に…

喧騒に保管される 言葉たちを拾い集め、 詩的に互換していく シーンから慈しむ面影や、 お目当ての思いに 緩衝するための君との行為。

ほとんど何言うてるか わからへんし、 関わる以前に、 交わることもあれへん 言うけど、 結局はおんなじとこ、 ぐるぐる回って、 行き着く先はいっしょ。

うその涙で書いた筆跡、 奇跡すらも起こらずに、 ただ過ぎさるのを待つ 君の孤独な眼差し、 あらゆる権限を放棄した後、 恬淡な時折に歪む予感。

狂騒にとろけ、夜に熱情し、のらりくらりと、のたうちまわる果てに真理すらも潰え、目的も忘れ、たばかるだけの思いは、度重なる恐怖に震えながら、今にも意味を喪失し、相違し続ける罪により、自らを、自らによって批判し続ける。自分の死を認識できないか…

仏教的な何か的に、 捨てるというよりも、 捨てるべくして、 与えられたものに、 依存している 暇もないのです。

すべては、 愛でしかないねんからって、 ゆっくりとまとまり、 わずらわしい情報を 捨ててもうて、 刹那を引き裂くんです。

これより大切なもんなんか あるんやろかって、 ぶつくさ語り合う、 南国の鳥のような 豪華さを持った、 オバハンらが 立ち尽くす街角の美麗。

どんなもんのために、 生きるやなんやって、 怒鳴りつけて、 明日は我が身や云々言うて、 はびこる悪意を充填さして、 バビロンで高らかに 笑うんが偉いんかい。

まんまるお月様も甘いねって、ためにならん話を続けて、けったいな予感にひしめく儲け話のサイクルなんかが、今に採血を繰り返し、血すらなくなってしまって、窮乏するほどに、連関する苦しみは、緩和もできずに、今に廃れ、疲れ切ったままに戸惑い、鈍感な…

粗悪なこころやな、と 名付けたら最後、 ここに居るんも、 落ち着かんし、 嫌になるだけやし、 もやもやした頭で、 燃やす瞬間とは、 美しいもんやな。

物にも神が宿ると、 宿なしの君が語る アニミズムが神秘的やな、と 短絡的に傍観する 先々で見積もる忘我に 産まれる言葉なんかが、 論難を蹴り上げよんねん。

偶然を噛み締め、君の思いを鷲掴みにし、インタラクティブにもだえるルーツや履歴などを消去し、刻々と迫る儀式的な影に反し、自らの意志だけで尊ぶ。

コンドームの中の欲望、 あるいは受け取ることへの渇望、 飢渇した精神は、 純真さをほろぼすならば、 人類なんて、 とっくの昔にほろんで いたのだろうし、 どこかには本質的な 愛ってやつが存在していたのかもね。

所詮は、手懐けられた犬ですわって、健気に泣く君の様子を、傍観者のままで済ます世界をも気ままに旅して、従属する苦痛と、十全であることにあらわれる普通との差を埋めるために、受け入れるもんなんて、どれもが、屈辱にまみれて、まがいもんを背負わされ…

起きんのも面倒やから、ただずっと寝転がって、ふざけて天井ながめて、たまにはエモーションなもんを生み出したりして、打算的で、破滅的な彼女たちが効果覿面とか言い放つもんのどれもが、短絡的なもんであるし、安易で逸楽に耽り、何かにおちいるだけやん…

なにかを救うには、 法や権力では、 遅いし、 おうおうと現れる 苦しみゆーんは、 とどくころには、 遅いから、 まったく瞬く間に 痛みが浸透する前に、 与える高揚感は、 自らが次々と生み出し、 蹴飛ばします。

悠揚な史実にからまる現在すらも捨て、短絡的な同一化をめざすだけの普遍性を破棄し、介在する者などのどれもが、存在との不一致を埋めるために、違う何かや、違う誰かを責め立てることにより、自らとの空隙を埋めるためだけに、生贄として、生きとし生ける…

無理したあかんよって、 カタルシスにいたる 文明に伝えても、 やつら平気で、 自分らのこと、 壊しよるね。

形あるもんなんかは、 ほっといても、 すぐ終わりよるから、 ほっとこ。

いろんなことあって、脳もはんぶん溶けてもて、陰鬱なもんが、ぶつぶつやかまし語りかけよるしで、わややなって、隠逸していく結末は、ずっと寂しそうです。

シャンシャンと 鈴の音鳴らして、 しっぽ振ってあるいて、 優雅やな。

言葉もまやかしに過ぎへんからって、なにかに演じるための多面性をばらまくだけのつたない感情が、規則的に降り続ける宇宙規模の雨が継続的に今を抑圧させ、倦怠感をあらわにするだけの緩慢な接続を終えるための多元的になびくだけの面影が、馳せ参じる所以…

今に反映されるもんなんて、 どれも貪婪なものであるし、 だれかのなにかを簡単に奪うための 教育をほどこされ、 強制的に折檻されるだけの ことごとくを快楽に思うべきだ、と おもんばかることが、 なにかを知り、 尻軽に測ることやねんと 謳うような教材に…

噛み付く孤独の青あざ、毒々しい花と、肉欲のコンテンツと化した君の脳内で隔離される意識との互換性、時間を上手に交わしながら、ちぐはぐになる動機はいくつにもバラバラになって、まんざらでもない、君のデタラメな意識と交換される快楽的な昇華や、証拠…

けったいな奴が 睨みよるし、 喉がイガイガするよな、 苦い夜は、 ブルージーでんな。