2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
壊滅的な君の日々に注がれる太陽、有する記憶に沈殿する思いが消費する物事、狡猾な論理が締め付け、全体主義に占領される君の些細な結末に結合されていく道理のようなものに支配され世界はどんどん消費される。禍々しい光が輝く街に収納されていく記憶、何…
原理的な愛にぬれ、腐敗した心臓を温めて、瘴気を晴らすような太陽を待ち、みずみずしい思いが改革をめざして、めざましい飛躍を遂げて、トゲトゲした感情も丸くなって、温もりあることとは、素敵ではあるが、薄気味悪くも感じてしまうようなアンバランスさ…
乾燥した器に生命を吹き込む作業を続け、摩耗した世界で保つべきものすらなくなり、長らくに攻め入るセンチメンタルな物陰や、そこでアンニュイとして腰掛ける小動物たちの慟哭や、いつ散るかもわからぬ命です、と祈りを続ける君の手、肥大化する思いの純度…
靴の底にはりついたガム、君は最低だ、と嘯く間の結末に酔いしれ、今にジレンマを抱える。地球が抱える超巨大な蕁麻疹たる人類云々と憤怒するうまくいかないことを、責任転嫁し、自らの痛みが抱えるペシミズムを解消せずに、ためこむ怒りとは、偏りを絶えず…
何にも服従しないで真理を裏切り、裏返るすべてを黒く塗りつぶす。逆子の傘をひけらかす流行したものに寄り添うあの子、抱擁される観念と君の爪痕、満ち足りないからと破棄された彼女たちの苦痛の証拠や、リリカルに結末を綴る私の仰々しい末路、墨汁の雨が…
誰もが褒めることを辞め、否定的で過激な催し物に参加して、叫べば叫ぶほどに軋轢を生み、世界的な溝は深まるばかりであるし、あらゆる苦痛を復旧させるためのコードを打ち込んで、混乱を招くための魂胆が分配すべき希望も生み出せないで、所詮は自分のため…
誰かの罪や痛みをけしかけられた命、自分のことのように感じる痛みにより消し去られた過ち、蓄積する痛みに耐え切られずに言い訳ばかりの日々が駆逐する今にちらつく君の顔、散りばめられた優しさを踏みつける誰かのカオス、怪訝そうな人々、ただ意味なんて…
とめどない怒りと呪いの侵攻よ、耽るだけの君に交わる理念の退屈よ、群生する真理を摘む君のか弱い手よ、ただ悴む自覚は冬に耐え切られずに、閉塞的な部屋で自らが散るのを待ち侘びるだけしかあり得ないような世界からの離婚を終え、コントロールされないた…
正しさという曖昧さに騙されてまで、まだまだいばり散らす君たちの尺度に挟み込まれた名ばかりの自由が打ち出す理由に利用され、どこまでも従順なものに価値は与えられ、あたかも価値があるかのように仕向けることに市民権は与えられる。連帯感から即座に放…
定義されるものに吐き気を催す彼女の慟哭、瞳孔の真裏で敷衍する普遍的なものへの憧憬、ヘラヘラしている男の隣りで、むずかしい顔をした彼女は、別れを確信すりる。蓄積する筋書きが饐えた匂いを孕んだ夏の朝、畜生たちがうごめく試練、身体中は落書きだら…
心許ないもたつくだけの私たちの悔悟、修羅をひたむきに走り、理念などを放棄し、あらゆる愛の卵をそだてる鳥たちの鳴き声、観覧車では感覚が麻痺したグノーシス主義みたいになってしまった彼女が肥大化する妄想とリビドーに打ち勝てずに、ただ愛するという…
ふかふかな世界をもう一度愛してみよう、と嘯いて、巻き込む風や、巻毛のあの子にふれながら、敷衍する意識の洪水に飲まれて、リフレインする真実や、深層心理を運ぶ運び屋や、社を傷つけるストリートの連中の退廃的なモジュールとしての役目を果たす義務的…
星を食べる悪魔たち、輪唱される原始的な言葉が降るコケティッシュな夜、動物たちの怒りが世界中で猛威を奮い、紛失した和やかな過去なんてものは粉微塵になり、理由も理屈もいらなくなり、くたばる隙間から現れる運命がきらびやかに鳴り、うだる暑さを超克…
犠牲的な制限を生むだけの季節的な搾取、おおらかな青春に打ちひしがれる悪趣味な君の手紙からこぼれる怠惰な結末、多面体を保てなくなったビル群が崩れ去り、やがて多様な宇宙で高揚する意識が開花し、次々と種子を運び続ける風により、違う惑星に自分に似…
はなから何の意味などなく、暗く歪むリズミカルな衝動に呼応し、応戦し続ける苦しみと、女々しい君の記憶をカスタムする都合の良い晩年と、何かを失うのではないか、という不安に苛まれ、再現されるだけの日々に貶められるための普通をデカデカと宣伝し続け…
ありったけの絶望を詰め込んだ生活、軽薄な理想を企てリセットされるだけの日々、接続されて目覚めるだけの意味を加工しては、あたかも生きているかのように仕向けられては、健気に散る君の理想などは、大切にすらされずに、すぐさま破棄される。落ち葉に埋…
軽薄な理想をたずさえ飛び回るスズドリ、悲劇的な雨により流された家、マグマに飲まれた幸せそうな家族たち、ハムストリングとは、何か諸外国の食べ物みたいだね、と笑う子供の泡沫、貧相ではあるが立派に思えるこの命に集約されていく明日、君の笑顔は夏に…
この汚い命の根本、誰にも語られることのない朝に飲むミルク、南無阿弥陀と騙る銀河的な憂鬱を抱えたモラトリアム少女たちの十代の終わり、膝から現れた太陽や満月的なデタラメさにより、この世界は編み込まれたのだ、と婆ちゃんがカタルシスに至るまでの錬…
汚れたお前の手が黒く浮腫む、ロマンチストな虫たちが伝える価値こそが、いちばん大切な価値であるのに、私たちは依然として体系化されたものに引きずられ、徒らに消費される軽いだけの身体の浮遊感などを不愉快に感じながら、病んだ欺瞞と、闇夜を切り裂く…
言葉が風邪をひいて、この場をこじらせた、と歪んだ彼女のあやふやな時系列をまたぐ大きな足、すがるだけの君の構図をめちゃくちゃにして、主体性がが記号化を続ける豪華絢爛な車内から眺めるアンニュイとした風景に司る幼稚な域から氾濫する何か生きたよう…
薄皮一枚のオゾン層、ガンマ線が降り注ぐ最後の夜、虫けらたる人類の負け犬の遠吠え、女々しいミリタリズムにより破壊し尽くされた街並み、瓦礫からは懐かしい声が絡みつき、今にしがみつく人々の死と密着しても尚、自らの死の実感などは感じられずに、瞬時…
物事をひとつの風が束ねる。生きるとは風のようだ、と歌う彼のしゃがれた声、マスクを少しずらせば、香る夏の匂い、仄かに隊列した同じの国の兵隊、収斂されるいじらしい記憶に清々しい所以にからまる爽やかな風、歴代の恋人たちのスタッカート、乱立する世…
人の世が終わり、また新たに日は登る。いつも脆弱な葉音がつつむベランダ、ランドセルのガチャガチャ鳴る帰り道の戒律、あらゆる理論の返り血を浴び、ここまでは発展は遂げてはみたものの、見様見真似で必死に食らいつく亡者どもが騒ぎ立てるデリカシーなん…
蜘蛛の裏側か、宇宙の膣のような青空、余罪なんかを数えるバードウォッチャー、ネガティブな君の髪に絡まる血路、つつがないときを捕食する夜の子、短絡的な心音に導かれ、簡単に消費される疾しい自分との結合、たちまちは勲章なんかに彩られ、退屈な罪を加…
激しい愛は死んだのだ、と項垂れる老人の背中、哀愁に満ちたウレタンで出来た彼女、傷だらけの猫を赤く染める夕暮れ、希望すらも潰えたのだ、と切れ端を集める彼の慟哭、その切れ端には大切であったろう過去の虚栄が描かれていて、彼を形成していた全てが潰…
狂ったままの夏の大合唱、ネットワーク上てめあらゆる木々にとまる蝉のように、墓石のようなビルに囲われた主観的な終わり、退嬰的な彼らの血族、枢要な孤独により結ばれた私たちのドラマチックな邂逅、シリアスな目玉な眺める真理や、鬱鬱とした蝉によるコ…
夏の浮腫んだ雲、ジリジリと騒ぎ立てる直射日光と、さわがしいだけのセミと虐げられた君、傷だらけの数々の歴史に圧死した彼女の髪の束、紫煙にからまる蒸し暑い夜の月、君の爪の青と、見つめ合うほどに距離もなくなり恋が愛に変わるまでの時、白々しくなっ…
生活の温もり、蝉の抜け殻を蹴飛ばす散文の屑、浪費的な夏の高揚感、即座に翅が生えて、夜の末路をとびかう羽虫がコツコツと街灯に当たる音、ねじれた感情が落書きするネットワークの嘘、ニヒリズムに食い込むあいまいなひとときに継続される苦しみと謝罪、…
虚飾と魚影で縁どれた街、内面的な世界が終わり、柔らかな憎しみに包まれた償いにより堕落した面影が主体性を飲み込むまでの軌跡、悲劇的な思いを逍遥させ、収容されるだけの意識が歪な信念を形成し、横柄な思念が閉塞的な世界的の澱みを掬い取り、応用され…
背徳者たれ夢の恋人、欲があるから発展はしたが、欲があるから同じような過ちを繰り返し、君は幾重にもからまる欲に引き摺り込まれ、騙られるものに支配され、意識も保てぬままに闇に落ちていく。ふくよかな卑屈を何層にも重ねた雲、隙間から現れる曙光に照…