昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

分離

奇跡も潰えた朝、傘も刺さずに、雨に打たれているキリストの背中を眺め、截然たる差を謳うだけの原理や、その場で捕縛され、身動きも取られなくなっているウサギたちの慟哭、実験室に運ばれていく猿や、コバルトブルーの海を汚す原油や、堆積する理由に迫る…

歩幅

酩酊する天使が出迎える春、トランス状態のシャーマンが促す森羅万象に備わる、エモーショナルな結末、想念を舐る顛末や、証言台に立つ悪魔や、ケミカルな遊具で遊ぶ孤独な子供たちが促す童話、虚勢された動物たちの永遠性に絡まる束の間の愛や、因縁や、約…

消去

いくつもの尺度が折り重なり、今に不自由を与える。戦火の中でも、裁きを謳うような輩が求める価値なんかに、すり寄るだけの、惰性な奴らのファシズムに引き摺られ、悲観するだけに至るような、私たちの釈明なんかを、聞いたりする暇もなくて、ままならぬま…

羽ばたく

儚さを持って、破砕していく精神たち、奪われたり、無くしたり、たまには、憎んだりもして、孕む意味は、未だに孤独なものであるが、信じ貫く意思は純粋で、利己的な肯定感の中、囀る思いが、真理なんかを携えては、誂えた罪により発光する虫たちや、子孫を…

形跡

悄然とした詩の最中を歩く、太陽の尊さも、滔々とした思い出の中では、絵に描いたようだねと、嘯く少年の狂気を鞄に詰めて、メタファーがなんだと、うるさく付きまとう記念日や、痩せた感情に餌をあげる飼育員たちや、素朴な感じにこそ、鈍色の悪意が見え隠…

不滅

いかつい召物の姫君、詐欺師たちが徘徊する弛んだ街の瑣末なハーモニーにより、半狂乱している市民たちの、絶え間ない諍いのコードにより、エンドルフィンが、延々と流れ続ける安易な身体も硬直して、答え合わせや、大義なんかが犇く憂鬱な傀儡たち、治外法…

自由

サイバーパンクな朝を描き続けるバスキアと地獄、縞模様の雲が笑いかける午後、水頭症の花が咲き乱れるベランダ、垂涎し続ける家畜たちもアンドロイドで、自堕落な昨日を捕食する模範的な夜を走り回る鹿たちの群れ、修復不可能な二人の間から生えるブナの木…

欠如

不幸を食べて大きくなる豚や、毎日の寂寞が孕む、健気な休日に溜まる汚穢、カタルシスに至るために、与える苦痛なんかでしか、脳内は、満足しないし、縛られるだけの日々の期待値や、幼気な衝動を加工しては、陰惨な日々に、愛情のようなもの吐き出し、悪意…

清算

迎合されるための、言葉が飛び交う原始的な集まり、倫理観なんてものを掲げては、良い気になっているような奴らの感覚により、麻痺した大脳から現れた宇宙的なまやかし、加速する原理に擦り寄る価値観なんてものが、今を生きにくくさせているだけなのだ、と…

理想郷

大義なんて捨てて、もう、猿にでもなんでもなってやろう、と悟る人々の無垢な群れ、策略を加速させては、意識にリベットを打ち込むパンクスたちのモヒカンの隙間から現れた睡魔の最中、定めもなく、ただ、朦朧とする意識に嵌まり込む情景や、惰性で導かれた…

残滓

浮遊する意識を切り裂くシュプレヒコール、運命論者が謳う難問の数や、くたばるだけの毎日に配膳される退屈なご飯や、管理下に置かれた感情との齟齬や、聡明な瞬間にあふれる枢要な互換性や、狂気的な世界に敷衍していく余韻や、印象的な悔悟を引き出す群れ…

真実

寸胴で、ふくよかな女神や、地球のアイロニーを聞くシャーマンや、実体すらあやふやになる光の屈折や、くたばるだけの毎日を癒す独善的なベッドの上、束縛されるための結婚生活を終え、ヒステリックな街並みにそぐう価値などは、所詮は、君たちの物差しのま…

凡庸

絶え間ない高揚感を押し付ける春を飛び越えて、あらゆる偏見を受け入れる器として生きて、平然たる様相で不吉な予感を避け、倦怠感がもたらす諦観や、うそぶくばかりの日常との不和、わずらわしい意図や、幾ばくかの可能性を携え、廃れた指針や、主体性もな…

完成

憎しみばかりを吸い込んで、大きく成長を遂げた社会の、ファルス的なものを破壊するための、無秩序で、荘厳な動機を孕み続ける、革命の鼓動、シリアスな衣装を着込んだ生活感や、悴んでばかりいる生涯の雑音、役所をたらい回しにされ続けているだけの、観察…

教唆

正義の犠牲になり、馴れ合うばかりの人々の墓地を進み、ひたすらに我儘なのが、生きるというやつなのだと、何事にもひれ伏さずに、のうのうと生まれては消えるという、凡庸さに破裂した人工衛星や、旧約聖書や、くたびれた互換性や契約書の数々、ジレンマば…

捜索

疎ましい思い出を蹂躙するための、精神分析を終え、傲慢な世界が生み出した曖昧な理想を追求するが故に、破壊されていく仕組みや、支配的な奴らが生み出した、打算的な答えにより、孕んだ末路を磔にする奴らや、奪い合うだけの道理や、恒常的な憎しみの帰路…

遠く

遠い夜空に咲く花、汗の色に混ざる空の端、耽溺を繰り返す利己的なカエルたちや、浄化されるための歌声の雨に濡れ、倫理観を司る、カーストの天国では、奴隷が何だのと、うるさく付きまとうだけであるし、あらがうほどに、食い込む憎しみや苦しみの数や、壮…

模倣

性懲りも無く改ざんされていくだけの日々、時間に縋り、短絡的な同期を続ける、システマチックな機械のような人々は、この命を引き止めることもできずに、疲れた身体を引きずりながら、いじらしい今に虐げられ、ただひたすらに、消費的な私たちの轍や、猥雑…

出会いや別れ

会っても有っても、すぐ失ったり、無くなってしまうものばかりだし、奇跡も跡形もなく消え去ったし、潰えた思い出の端に触れては、あたかも、そこに有ったものが、有した意味などや、主体性もなく彷徨う君が謳う原理や、もたらされる罪などに縺れるだけの、…

帰巣

ずっと眠れずに、凍てつく部屋で、大それた理由を博愛しながら、銀河に詰まった因果律や、律動する思念や、まことしやかな理由を即座に破壊して、あらゆる情念をゆりかごに乗せて、散漫なジレンマを崩壊させるための呪詛が嬲る世界や、気圧配置の裏側で、毒…

不滅

いつかずっとこのまま、君はいなくなってしまうだけだ、と制限をもたらす時間の中で加速する原理にとどまるだけの、恋の終わりにひしめく風、過激な感情に支配され続けている女性たち、リリカルな街では、現実性も損なわれ、煩わしいだけの世界から逸脱し、…

常用

星を食べて成長する見たことがない木々、短絡的な愛を加速させる安定剤と飛ぶ乱数、調教されている猿である私も、猿の王にまで成長して、無知であるが故に、未知数であるのだ、と冥王星で不文律に震える賢者たちのリビドーや、恒常的な更迭の先で、無秩序に…

再現

前衛的な退路、夜泣きしている末尾、皮肉ばかりが劈く帰り道、乖離する理由や、浮遊するジャズ、漆喰で汚れた指が壊死するまでのストーリー、添加物に塗れた教会での結婚、理性すらも制限された刹那に降り注ぐγ線バースト、晩成を挽肉に変えて、世界的なハン…

大規模構造の解体、小惑星単位の恋、富の争奪戦、あらゆるコードに対する不満、瓦礫と化した精神の聖域の崩壊、道標を無くした地球、抱擁する監獄たる社会、資源を孕むということを語りかける双子や、高濃度汚染の夜、品位や品格による戦争や、流動する形式…

生き物

束の間の優劣に歪む理想的な午後、食い込む値や、儚いあなたと遭遇したり、相互したりする間を旋回する自意識の痕、血筋やミステリーや、総合的な意味からの滑落や、思念などに入り混じる瞬間的な荘厳さを駆け巡り、意識を切り取る大きな鋏や、躍動する恋人…

軋轢

悲劇を攪拌させる奥ゆかしさに羽化する鳥たち、思想的な恋の終わりから、育まれたレトリックや不文律、分断ばかりを応用する社会的な正しさや、誰かの正しさが、苛む先々で示唆するものが、怠惰に意思を背叛して、セオリーに基づくものが、儀式的なものを掲…

駆動

運命を騙るショウリョウバッタの群れ、粛正の黒い雨により、帰路を失った君の憂鬱の震源地、たちまちに現れる独創的な観念を握りつぶす釈迦如来の大きな手、いじらしい結末を煽る、歪んだ子供たち、朦朧とした主観から現れる羽虫たちが、抱え込んでいる宇宙…

瞬き

正義を率いて、攻め入る退屈な普遍性を切り取って出来た切り絵を眺める静謐な子供の後ろ姿、宇宙の吐息に感化された恋の熱により、燃やし尽くされていく彼女たちの思考や、大脳皮質に絡まるラカンの言葉を代用して、貧相な神が用いる代償により、今に罪をな…

エゴ

闇を引き裂く大きな爪たる私の衝動、世界は、ここにあると、うるさく付きまとうカラス、掃き溜めを泳ぐ猿や、ティーンネイジャーの終わり、カトプレパスがうごめく砂漠の街、輪廻転生を折り曲げて作ったモニュメント、アスファルトに張り付く動機、隣接する…

名残

でたらめな心情に降り注ぐ、観念的な雨、非現実的な日常に迫る窮屈な理想や、あらゆる思想を蹂躙する戦車の音、平行宇宙を破壊するほどの、超新星爆発の鼓動や、道化として徘徊する数多の所以、想念に噛み付く犬や、仮想空間を徘徊するドラスティックな還元…