昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2024-01-01から1年間の記事一覧

偽装

大義を捨てた日常の悪夢、猜疑心が孕んだ子を産む運動的な彼女への治療、賃貸の身体を放棄して、真理への旅路を急ぐ僧侶たち、数多の憎しみをドーナツに変え、美味しくいただく辺りから、治外法権になってしまう今朝の旋律、偶像崇拝に腰掛け、アンニュイと…

進化

夏は、定めもなく飛び交う蝉のような恋の応酬、原始的な回路により、巻き戻されて行く世界の端々に響く君の泣き声を聞き、手助けしたく、参上した私の翅にまとわりつくゴミやホコリの数々を掌握し、新たな原理を携え、利己的な答えが透過させる今、猜疑心を…

浄化

延焼する恋人、浮かぶ旋律の橋を渡る野良猫たちの群れ、カットアップされる標本たる私の端々に響く常々、帰路を失い、記録上に謳われている歴史に慟哭し、刹那に入り混じる醜い報いや、幸福論を食べて、大きく育った、資本主義の豚や、不規則な予感を放つ、…

衝動

この夏を終わらせないためのダンスを続ける思春期のコード、高圧的な余韻に打ち付けられた罪、全体主義的な理想のために、磔にされている亀や羊たち、暗澹とした思考を晴れさせるために、この屈辱に耐え、対価なんかを謳う奴らの奴隷にはならずに、ただ、与…

終焉を謳うカラス

猥雑な座標に噛み付く狐、遠退く観念を追い続けるレジスタンスや、時代に責任転嫁したり、環境のせいにしたりと、ルサンチマンたちは、自らの罪を、誰彼構わずに、覆い被せ、あたかも、誰かの罪みたいに装うカメレオンなんだと、胡散臭いカルトたちが、噂話…

律動

君たちの傀儡として終わるよりも、セオリー無視して、暗黒物質の海を泳いでいたいし、肉体を捨ててからが、本当の始まりであるし、あらゆる方法から、飛び出すのが、生きるという事であるし、生かされているなどと、謳う原理から解き放たれ、生きたいから、…

同調

ラクシュミーが羽化させた宇宙、銀河の銀行で下ろした数千円で、旅を続け、拙い永遠から解き放たれ、度重なる苦しみを翻し、やがて来る絶対的な希望により、磔にされた人々や、互い違いになってしまった君たちのジレンマや、夜通し紡ぐ真理などなどが、衝突…

原理

ふくよかな感情に噛み付く柔らかい牙、ダンサブルな予感に降り注ぐ黒い雨、排斥された愛が転がる裏通り、ニヒリズムに吸い込まれた嗚咽やら、汚穢やらの住処、感染症により、敷衍して行く苦しみの跛行、遠退く意識が、やがて、システマチックなものを厭う限…

矯正

純粋に理想に腰掛け、理性もなく、ふやけて行く実情の面影、下賤な奴らの皮肉が飛び交う末路、痩せた環境から生える草、耽溺を繰り返す俯瞰から見る感情、排斥する理由や、解析される過ち、暗澹とした思念に降り注ぐジレンマや、ニューロンを走る新幹線、加…

起床

儀式的なものに捧げた賃貸たる身体を放棄して、ブレインマシンインターフェースにより、動く情緒の波形や、経過して行くほどに、顕になる過程や、低劣な奴らの主観から生まれた世界や恋の終わり、終焉に巻き込まれて行く意識、温もりある今朝の調べ、偶然に…

敷衍

全ての主義から解き放たれ、淡々と揺らぐ命の波動や、収斂し続けるシステマチックな脳内の保管場所や、ちぐはぐな動機を加工する奴らの理想なんかから飛び立ち、たちまちに現れる空腹や空白や、蓄積される苦悩や、誰かの原理を加工し、簡単に消費されるだけ…

みずみずしい夜明け

どこにいるかもわからないし、君はどこにだっているのかもしれないし、ここでのさばるものが、兵器利用されたり、横柄なシステムにより、改竄された世界を位置付けては、あらゆる答えを手懐け、これが普通なのだと、応用される真理や、真意を持たぬ真実や、…

群像

気だるい午後に折り重なる誰かの嫉妬やエゴ、拘泥するための街から解放された刹那、代償やら批判やら、干渉なんかに感化されるだけの若者たち、ふやけた説明書や、開けた景色、贖いや、二日酔いや、水溶性の春、憎しみばかりの宇宙、サンダルの裏の夏模様、…

価値

倦怠感を抱えた行方を貪る貪婪なカラス、道筋に蓄積するカオスや、核の残留物、腐敗した心情から戻って行く過去の形相、重用される論理や、使いパシリの君の起源、このままどこまでも、龍のように昇り、誰も何も届かぬところまで、このまどろみに現れる永遠…

照合

文明の最後に迫る黒い影、乖離していく日常や、複製され続ける世界に織り込まれていく憂鬱のような靄、均等な面影や、刹然とした思い出が弾けて、違う宇宙が、違う場所で生まれて、ナショナリズムを排除して、世界愛に導くのだ、と嘯くピエロたち、休まらな…

爽快

覚醒と氾濫、突き抜ける光よりも、折り曲げたり、折りたたんだりして、光よりも速く移動して、支配されたくないし、支配したくもないから、ただ、なだらかな意思の柔軟性や、征服欲を複製するだけの、生産的な明日から乖離して、理解や、関与や、合算などな…

創造

情景に絡まる髪、遠退く意識の急所を殴り、佇む一切が帰依するいとまに迫る、罪の意識のようなもの、通り雨に打たれた二人の自画像を描いて、刹那に届ける思いを観音開きして、セオリー度外視で、視界を遮るものすべてを千切りにして、逸脱し続ける先々が裂…

轟音

正気を失った猿が喚く世界、大義を失った偉そうなだけの奴ら、罵るための風景に佇むエゴ、誤解ばかりを生み出す栄誉や、黄ばんだ春を軒下に放棄して、すべては、あらがうほどに食い込み、ただ、くたばるだけの今朝に訪れる曖昧さを統計して、数学的な狂騒に…

接続

空腹を抱えたクジラが海ごと吸い込み、ありとあらゆるものを食べ尽くすまでの時間、自我すら崩壊し、頭の上での雨季を乗り越えるためだけに、ためらわずに立ち向かう少女たちの虚空、真理のハサミを用いて、あらゆる苦しみを切り刻む神を模倣して、君たちに…

沐浴

月夜の晩を食べて大きく育った子供たる威厳を保つための、戦争をグルーミングする猫たちの質量を計測する、学者たちの伴侶の半径数キロメートル圏内が、立ち入り禁止になるような現象による足枷を外し、倦怠感を抱えた学校から抜け出した少女たちの焦燥感を…

乖離

憎しみばかりを媒介させる世界との乖離、神経と社会との歪み、倫理観を謳う蚊の群れや、理性すらもなく蠢き、誰かの正しさにより、斡旋されていく静謐な部屋でまどろみ、窮屈な記憶に張り巡らされている、罪や形式や性差などなどが、今に暴れ回り、中庸すら…

目眩

暗い顔して、憎しみばかり吐き散らす過去形にとどまる犬、耽溺を繰り返しては、淫らに裂けて行く時代の行末、印象的なものの模倣を繰り返しては、データを改竄する君たちの私利私欲、輪唱される物々しい言葉や、刺激を孕んだ憂鬱の除去、根底にあふれる共通…

真実

粒子や諍いや、原子的な解脱や、過労や老化に入り混じり繁栄して来た世界、清貧な回遊を続ける魚たちの高尚な散歩、浪費的な我らの搾取、頑健な証拠や、隙間から溢れる観念や浄土、ふやけた感情が麻痺して、蔓延る悪意による倦怠感、自らの憎しみや悲しみの…

泥濘

悲しみの加害者や、夕焼けに肥大化するアイロニー、無機質な夜の分別や、規則正しいエゴによる集落、排斥される理由の流動性や、思い出に肉薄しては、駆逐されるだけのセオリーに乗り、この宇宙が、完全な球体である事を見つけ出した数学者たちによる宗教的…

理性

コマーシャルに奪われた青春、鳥獣戯画の中での戯れ、濾過される敬神、頑丈な思い出をこじ開ける大きな手、原始的な回路を保つための検査の音、翻すための恋の呪文や、境界線を用いては、暴力的な結末に浸るだけの、彼女たちの信仰心のようなものの気だるさ…

空白

簡単な繋がりというよりも、結合し、めり込むような恋の予感、過ちばかりの週末に、懺悔する事もなく、ただ、戯言の中で羽化する虫や、花々に腰掛け、アンニュイとした世論を打ち砕いては、自らの空虚感をかき消すために、己の意思だけで重複する思考と対峙…

祝福

レストアされた感情、環境破壊を謳う奴らが破壊する日常、すり替えられる日曜日を旋回する鳥、憎しみばかりを開発する政府、原始的な承認欲求に苦しむための、猜疑心を加速させては、猥雑な論理を加工し、真理なんかに司る月に住むウサギの神が、帰巣する諸…

偶然

排気ガスに塗れた浄土、空間を切り裂くカラスの鳴き声、ランダムに選んだ世界で、培養された脳が生み出した幻想たる現実というものを、崇めているだけの旧人類、面影も破棄して、かけがえのないものですら、思う事により、見せつけられていただけに過ぎない…

爽快

ノスタルジーに平伏す彼女たちの憂鬱、座礁した観念が、肥大化するアイロニーから逃げ、承認欲求に囚われた君たちが示す差異なんかにより、責任転嫁され続ける夜明けにねじ伏せられた猜疑心のようなもの、自己肯定感が云々と語るネットワークの屑、惰性で正…

デザイン

鳥獣戯画の中で踊る彼女をデッサンして、下腹部で広がる夏の空や、表札を外して、居留守を続けるリスたちの焦燥感、柔軟性を含んだ夜が、宇宙を捕食する頃、独白する日曜日にすり替えられた意図、複製される真理を啜る主婦たちの因果律、札束のベッドで眠る…