昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

よく歌う

願い事の声が聞こえる荘厳な夜、時代に制圧された、井蛙な人混み、渋滞を抜けると、肥大化した意識が、空白なんかを埋めるための信仰心なんかを加速させ、些細な出来事が空間を切り裂き、悲哀に満ちた高尚さを弄る君たちの化合物や、妬ましいほどに、食い込…

まばゆい

古着を着て、大詩人のように歩く。煽る月が睨みつけるから、と走り回る九月の風、真理を飛び越えた暁月に現れる慟哭、有用な史実にからまるバンダリズム、離散した家族の身体を集める旅に出かけ、シリウスが消え去った後から、現れたのが、ごく自然が愛だ、…

身体から生える時計の針、背後から請求される愛が帰還し、這いずる記憶が、孤独を蝕ばんで、離愁を嬲る情念と、ひけらかす言葉たちを盗む鳥たち、チグハグな未来を抱き起こし、歪む余韻から現れる永遠から敷衍した意味、印象操作を繰り返すネットワークの空…

ぶつかる

いく先々では、衝突や不破などがかさばり、高まる思いが窮屈になるまで集結し、憎しみばかりを加速させ、散漫な意識は、儀式的なものをかかげ、アンニュイとしていく真理は、真偽などを用いて、君を支配するだろうし、すり替えられる真実は、君に敵意を生み…

超抑止力

鳥獣戯画から飛び出すケモノたち、オーロラソースをこぼした床から生まれた子供たち、そこら辺から孕んだ平穏とせせらぎ、瓶詰めにされた野菜たちの夢で眠る豊かな午後、凄艶な月日を縁取るための知、幽遠に引き込まれる君の教条主義的な所以に引き裂かれた…

委ねる

泣き虫の太陽と、群れてはみたものの、依然として孤独な木々たち、背景に与えられた処方箋、むかつく腹を押さえながら、平伏す態度が悲しげで、でたらめな配役を続ける人間的な真理などは、所詮は誰かを支配したいがために嘯くことばかりで出来ているし、運…

真実

行くあてもなく浮き沈みする現在が、リズミカルに踊りだし、でたらめな真実に刻まれた恋や愛などを飛び越えて、分散する可能性から、肥大化する愛が、君を締め付ける合間に、理路整然とした頭から生える竹や、等閑視している君の失言や、史観にからまるエゴ…

この世界の終わり

戦慄の頂上によじ登り、隣接された言葉に反いて、季節を乗り越える。照合しない思い出が反響する脳内、偶像と辛辣な君の巨像との対話、アイロニーを綴る廊下、悲劇的な意味を爆砕する戦闘機が飛び交う疾しい午後、終末論を謳うロジカルな鳥、陸地では業火に…

消毒

宇宙の襞を伸ばして、真理を毒づく、タナトスが踊り、星を落とし、地上は憎悪に悶え、延々と憂鬱を引き出す君のこめかみから、帰路が現れ、転々としていく表情の裏では、軽薄な理論が次々に押し広げられ、健気な慟哭を繰り返す少女のポケットからは、禁書が…

閉ざされた愛

デリカシーもなく増殖していく外からの声、合理的な伴侶からは、殴打を喰らい、これも定めだ、とその場で意思に躓き転び、紊乱な行方に肥大化する都市間の闇を、水墨画で描く橋に座る老人、デカダンスに肥料を撒く農家のお婆さん、乱立する意識のつがいとし…

恍惚

制空権も無い場所で、僕らは、物憂げな六月の終わりを見ては、減速していく記憶の中で、妨げられていた、幼気な私、有する過程を壊すような、澱んだ喜びの仮数、紊乱な独房と心電図、空間的な海峡を渡る親指クラゲ、電気ケトルで育った小動物たちのミルク、…

入り組んだ価値

私たちは、振動することにより共鳴し、愛を用いて、誰かを支配する以前に、私たちは、愛をも超越し、名ばかりのものに引きずられずに、自らの意志で突き進む。漂う意識的な緩和や、馴れ合いにより、順序を破棄し、徹底した怒りでもって、痺れた今に改ざんさ…

均衡

刺々しい精神を補完するために迫るニセモノの閾値、計算的な彼らが身籠もる主観から現れる絶え間ない年月、諦観する暇もなく、ただ悲哀に満ちた忌々しい現実を昇華させるために、際限なく愛した今を遡りながら、疲憊した昨日を救い出すために、怠惰な意思が…

すべすべの世界

短絡的な同化を終え、憧憬や余韻に浸る歪な主観、蔑ろにした面影を天日干しにして、鬱鬱とした道具たちが奪い合う時折、つたない瞬間に汚れた君の手、凍てつく今に迫る欺瞞や、不満足を謳う君の足跡の理由、理性すらなく、刷り込まれる嘘が、消費衝動により…

激闘

悶えるほどに食い込む孤独、そつない感情が今を即座に補完するために、ニセモノの愛を利用する。すげ替えられた感情が折り畳まれ、居た堪れなくなった想いが、諦観を運ぶ。降り止まない雨の隙間を通り、海みたいな水たまりで遊ぶ子どもたちの季語が羽化し、…

毎日

痩せた感情が吐き出す愛、トランスミッションたる君の加護、蓋然性を食べ尽くす、アナグラムの号哭、期待感を孕む後先に迫るイデオロギーなんてものに、たいそうな正義を重ねては、戸惑いを食む音で、踊り明かそうよ、と途絶えることなく反響する意思だけで…

真相

喧騒で弾ける面影に帰巣し、勤怠により老けた身体を引きずりながら、時間に反し、かかずらうだけの一生を駆け巡る動詞から解き放たれ、はびこる悪意が過食などを続けては、懈怠するだけの意思を蛇行し、森羅万象になびく喪失感や、安易な結束により、期間的…

高次

そら豆みたいな太陽の胎動、動詞が腹式呼吸を続け、叫ぶ様子が、憂いだね、と高貴に笑う彼女を保管するための試験管、矜持と教授の隙間から、ぼんやりと明らかになる支配的な立像、正気すらも保てずに、もたらされる苦しみにより、有する価値をカタストロフ…

枯淡

拒否的な群像に吐瀉される乖離した囀り、希望を歌う防波堤の友たちの彼女、告白は、波が過ぎ去る様に、こぼれるように愛を語ったらしい、と朧げで、幼気な肌の白さに羽化する虫たちのざわめき、感情的な騒音に簪をさして、旅に出る矢先、華やいだ街から氾濫…

荘厳

雲の上を泳ぐウサギ、蛹になった君の官能的な声がなぶる主観、またもや夕立ちが来て、世界を涙で染め上げる頃、憎しみもしぼみ、体系的な欺瞞や不満なんてものは、金属と溶かして硬化させて、自らの筋肉に変えるのです的な、労働を奨励したり、賞賛したりし…

進路

怠惰な翡翠が踊る隙間、色彩は艶やかに、進路を阻むものもなく、ただ黄昏れる優美な結末、さえずる記憶がハミングして、幼気な偶像を打ち倒す原野、孕み出した夕陽の赤々とした胎内、育まれる命の仕組みや、君の寝かせ方などなどが生み出す温もりには、単純…

秋雨と凄艶

外からの圧力に屈しているようでは、何も成し遂げることもできない、と森での孤独が語りかけ、静謐な夜明けに住む鳥たちの希望のさえずりが響き渡り、閑静な字に住まう私の情緒が、破壊され尽くされ、さびれた記憶をまさぐる恋人たちは、何が愛かすらも分か…

鈍感

思い出を、おひたしにして、絶え間ない時を胃に収める。どんどんと膨らむ思いの端々、豊かな離散を繰り返し、機械的な空腹を抑えるために、貪婪で不吉なエゴに制限を与える限りは、そのままであるし、あらゆる痛みを加工するだけの人々が絵空事なんかを促し…

最後の夜

詩的な妄想を終え、世界の腐肉が転がる厳寒な街、還元される理由が流動し、本質や真実を飲み込み破壊する、くたびれた約束、空間的な軽薄さに生まれた尺度、旧約聖書の中で生まれた花、うずくまる閉鎖的な彼女の時代性の放棄、空白を埋めるための恋や行為の…

急上昇

冷えた風が、捉えた隙間に知恵を付けた蜻蛉たちが舞う、退嬰的な焦土、憎しみもモラルも推敲し、散漫な意識を儀式的に昇華することでしか、自らを正当化できない民族的なアレルギーに捕まってしまい、惨憺たる結果しか待ってしないのに、感覚だけで走り回り…

訪問

言葉が顔を持ち、刹那を吸収する無残な陰の中で摂理を謳う宇宙人、誰かが強要する思想や概念や、価値などに妨げられたくもないから、楽観視して、関するものの災いから解き放たれ、清潔に保たれる予感がもたらす喜びに適応し、応じる全てが高揚し続け、倦怠…

痙攣

影からすべては始まると告げる疎ましい現状と刹那、聳え立つものすべては、憂鬱に見えてしまい、何だか嫌だな、と消えるその姿、眩しい空に済世され、些細な痛みなど、瞬時に晴らしてしまい、はいさよならとは行かないわけで、言い訳ばかりが迫る前衛的な夜…

謳う花

孤独の中で垂涎している夜の使者、死臭ただよう、朝の傘、すべての苦しみなどは、自らが生み出した影であり、幻想であるのであり、自分を苦しめるのは、自分でしかないのだ、と語りかける遊具たち、正気なんてものは、はなから存在しないものであり、視界が…

無添加

全てを放棄し、全てを無視し、神人として生きよう。無責任に誰かを裁いて、悪いとも少しも思わないで、誰かが騙る普遍性を狩りながら、生意気で居て、条理に反し、自らの理念を無理やりにでも遂行し、つらぬく意思は刃のようになって、誰彼構わずに傷つけて…