昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

からくり

みんなは情報を神として迎えて、画面に張り付いている。私は哲学を伴侶として迎えて、静謐に過ごし、少しの情報とは、時間を奪う悪魔みたいに語る君の口を縫い付けて、どこにも言葉が逃げないようにして、自分の孤独に立ち向かうべきだと告げたとしても、君…

厭わずに前へ

慟哭のドラマ、思想は根元を焦げ付かせ、誰彼かまわず恨むべきだと、打算するベクトルにより支配された君の無辜な日々を簡単に壊し、毎日打ち出の小槌で肩をトントンと叩かれる日々を過ごす私は、簡単に還元されるものよりも、今をリリカルに捕まえて、はま…

欲動

絶対的な感度を忍ばす、君の読み書き。夜更けに敷衍する結末を凌ぎ、青々とした時代を捕食する権力的な統合から逃れ、ただよう意識は、奇跡的な割合と、猥雑な森羅万象に真理を攪拌させ、正しくもないものを、正しいものに仕立て上げ、その正義を振りかざし…

淘汰

このいのちには何も残らなくてもいいって、穴ぐらに隠れている君の秘密をカタルシスに至らせるためだけに、僕のいのちは成立しているのかと、ヒリヒリした夏がちらつく凛々しい陽光の中、クルマなんか捨てて、あれは単なる鉄の箱であって、便利でもなんでも…

健気な子

アスファルトに染み入る血。滑稽な様子で、死にものぐるいに逃げ惑う過去の窓をけやぶり、飛び出す美しさが甘美になびいて、ニヒリズムに支配されずに、芝居染みた歪な日々を軽く飛び越える私の足の筋肉。逍遥する先で腫れ上がる雲につながる虹。憎しみの十…

深淵

空を嬲る言葉。赤く染まる心が中空を食べて、あらがうほどにおかしくなる瞬間に、循環する希望を舐める肌着。跡形もなく消えたユニバースの後。燃え尽きたカオスとディストーションの鼓動。孤独に苛まれる白髪の秋や、帰巣する真理をまとった冬。偶然に吸い…

恬淡に描く

裸電球に張り付く赤い血、ノルマを吐き出す拡声器と学生たち、たちまちにからまる精神的な依存性に支配される彼女たち、記録の中での帰路を急ぎ、発信される思いは、思い出の中でのフカフカとしたソファーに沈み込み、夜を蹴飛ばし、機械的な朝焼けに耽る日…

合間

嫌な感じと、うそぶく君のよそ行きの服。フクロウが唸る幼気な森でおどるネズミたちの真理。悠揚に歪むリズミカルな感情が、がんじがらめになって、時間なんか忘れて、私たちは猶予を与えられずに、ただ偏るだけの気持ちに重複する余韻が交差し、印象を統合…

憶測

ベトベトと、まとわりつく愛。やわらかな感情が延々とひろがり、はびこる行方は、どこかに届くこともなく、ひろがり続けることに重点を置く。燦然とかがやく心。ゆたかなのは、価値を飛び越え、孤立した先に現れる少しのぬくもりなのかもと、どこかで虐げら…

鼓動

伝説の年月、君が遊んで世界が軋む音、むしばむ反応から、応じるまでの反動、境界線を持たず、離れ離れになる奇跡は悠揚な史実にまとまり、今にも意識を失う。

愛があるゆえに現れる過ち

なんか勝手に名前与えられて、健気にたずさえる意味に隷属し、らんらんとして、簡単に消費してく日々から逸脱もできずに、出来合いのものを信仰し、わずらわしく集う日々に迫る憎しみなんかがチクチク痛み、記憶は憶測でしか真実や事実を認識しないで、あい…

中庸なんかあらへん

死と時間を吸収して育つ野菜。擬似的な愛により、餓死した君。理由は明日を駆逐し、冬を比喩的に昇華させ、刺すよう風から守るために、ぶかぶかのジーンズを履いて、ソフトクリームみたいなニット帽をかぶって、卑劣な指輪をして、交換されるだけの愛に対し…

争う

都会で見える元素、治外法権の夜の喧騒、ろくでもない価数と、原理的な資本を破壊するための革命なんて妄想であるし、そろそろこの命も燃え尽きるだろうし、老化することに逡巡するよりも早く、聖地を目指すんだと、ラスタマンが語る銀河、仮説を踏みにじる…

理不尽な証拠

血だらけの老夫婦。惰性的に隷従する犬。たんぽぽを食べる規則的な屈折を繰り返す鳥かごの中の彼女。偶像を積み上げ、つたない罪により屠られる君たちの空腹を癒すようなときめきを補完する遊び場。意味がない言葉を遺伝的に駆逐するニヒリストどもの群れ。…

空の襞

君はいつも心もとない、心汚いし、危害をくわえるし嫌な奴、現れる姿はろくに何も食しておらず、慢性的な痛みを吐き出しては、機械的な笑い方で利便性の高いものばかりをもとめて、意思を阻めながら、狭められる思いは誰かのものみたいだし、物語の中では退…

苦悩の子

くたびれた季節に噛み付いた、やかましい意識が愚行を重ね、惜別する風景は、形式的なものを根絶やしにし、ノスタルジーに消え行く君の正式な意味に起源はふやけ、カスタムされる意識は軽蔑され、弁解を続けるほどに嘘っぽく聞こえ、形跡をふみにじる数々の…

反証

フェミニンに沈む夕日。メラトニンとミンク油がまざった豊かな匂いにぬいつけられた鼻腔を歩く不確かな夢の国。墓場か社会かは知らないが、どちらも似たようなものを攪拌し、格差なんかを生み出して、すべてを裏切り踏み台にするのと泣いている君の髪の毛の…

済生

抑圧からの解放を目指す君の無知な雫。信用を謳う信仰的なたゆみから、あいまいな理想を冷笑する犠牲的な正義が、安直に目指す正しさを盾にして、自分たちを普遍的で、小動物的に孕む敵意が膨大に生み出す恨み辛みが、卑屈に流用されるだけのセンテンスが延…

好物

猫たちの大合唱、猫のお腹で寝るステキな刹那、大陸を食いつぶした後に迫る闇や飢饉なんて気にせずに、食べたいものを食べたいだけ食べる猫たちの目ヤニ、季節を踏みにじりながら、人間的な闇を措置する子供たちの心音うるさく、目先のものばかりで、ガタガ…

複雑な朝

流動する意識は、景色を茶化しながら、静謐に濾過されていく些細な心情を透過させるような理想的な彼女の肌質などと入り交じるような世界性を制覇し、散漫に結合されていく意識的な起源に迫る苦悩や、能動的な渇望していくだけの脳内では、ひたすらに快楽の…

因子

恋人たちの愛も散り散りになり、誠意なんかを謳う毒虫たちがうごめく、真理も死んだ夜。ふかまる瘴気が現在を包み、痛点を喪失した女たちが羽化する主観的な終わりから、脊髄を嬲るような余韻の配下として、循環していく意識は、静謐に言葉をなじり、相手の…

産卵

さよならが肥大化して、宇宙に化けた。馬鹿げた世界に迎合されるわけにはいかないから、いけ好かないような奴の相手なんか、している暇もないから、かかずらうだけの日常を昇華させるためだけに生きて、不健康なウサギに乗って、沸点をつぶして、愛に生きて…

逸脱する日々

ふわふわして、私怨なんて捨てて、実体もなくて、ずっとそっとスローに流れて、立ち止まれば痛みもなくなり、やさしく眠り、健気に笑い、無くした物など、たぶん不必要なもので、もがいても苦しいばかりだし、誰かが語る正しさなんて、正しくもないし、くた…

枢要な愛

もたらされる喜びに、モラルなんかいらなくて、いびつなまんまで、てんやわんやになりながら、天命を知るよりも、今にたぎるもんが、互いを温めながら、ぬくぬくと成長し、静謐によぎる瞬間的な熱情や、後々に現れる理由なんかが、健気に混ざり合いながら、…

くたばれポップアート

喧騒

空間の再利用、サイリウムがゆらぐ、融解した貝殻の腕、花火とバビロンの更迭から、数億年の季節を孕んで、懶惰な身体がインタラクティブに消費する洗濯機の中、仮説を飛び越えて、マクロな世界でのファシズムと、統合される遊び場で、卑屈な悠遠をむしばむ…

寛容な捕食者

雨音がコンクリートに反響し、生乾きの洗濯物を取り込む主婦たちの鬱鬱とした表情が無神経に重なり、倫理観を破壊するような文章が降り続いて、世界は初めて終わったのだと語る老婆がカタルシスに至るまでの距離を測るころには、文明などは一度リセットされ…

業火

そこに居たはずの本物の友達も死んで、シワクチャになるまで世界に拘束される。生きるためのコードは、生きるための躊躇を絶え間なく生み出し、そこかしこで反復し、反芻するものが、今に孤立感を与え、絶えずつながるということは、孤独を絶えず反乱させ、…

異様な長さ

こんなにも美しいのに、誰とも居ない私に徒然と嬲る風。カセットテープがら流れてくるイデオロギーの軋轢から行方をくらまし、どこにも居ないようで、どこにでも居るのが私であるし、あらがうほどに増していく感覚は、すべてがら逸脱し、どこでも優雅な対話…

憤懣

夥しい血の跡。結末につまずく意識的な終わり。安住の地で流される血。つたない地帯から生える草のコード。激情の住処で求められるモラルも機械的で汚く、語られる正義は、汚穢に満ち満ちとしている。類似する君の正体は攪拌され、最低限のよろこびと、慈し…