昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

祝福と社会

並行する意識が延々と連なり、継続される思いが永遠性を保つ。あらゆる儀式が迎合され、同じようなものになるための馴れ合いを綴り、永続されていく意識が旋回し、重複する復讐を謳う連中が執着するものから解き放たれ、はびこる罪の意識が形成したバビロン…

仮称

命も散り散りになって、プラグアウトした君は息も絶え絶えで、悶える指先で惑星を捕食している。間引かれるための畜産物、あらゆる悲劇と孤独に収斂された病んだ彼女の子供、備蓄された狂気をシロップにつけて、未熟な感度によって世界は性的なものに平伏す…

次元を乗り越えた先

脳を加速させ、世界という足枷を外す。倫理観など、どこにもないのに、信じさせられているものを鵜呑みにするだけでは、堕落するだけである。復讐を司る幼稚な神から逃れ、形跡すら残さずに、脳裏で羽化する記号や、孕んだ愛がランダムに消費され、その場で…

対価なんかいらんからほっとけ

歪んだ思想が間違いを生むことによる強度と硬度、あらゆる悲劇を生み出し超克する間に生まれるアイロニー、逡巡する儀式的な慣わしや馴れ合いにより、異物感を有していく身体、すげ替えられるだけの今を放棄して、強要される意味に苦しまないように、貧相な…

ハードコアな衝動

マイナースレッドの手の上のバッテン、天高く馬肥ゆる秋とチシャ猫と遊ぶ彼女の虚空のような膣、深まる罪と夕日を掛け合わせて、なけなしの金で屍のような日々をしゃぶって、しあわせなんかを謳うようなコマーシャルや偶像や情報に囲われ、あたかもしあわせ…

始祖

大量の死を吸って、やっと呼吸できている。データの粉末を吸ってハイになって馬鹿らしい、能動的にすべてを愛でるようなけったいな奴になりたいさかい、と間接的にうごめく初期衝動やら、淡白な動詞や、アンニュイとしたタコ焼きなんかに食らいついて、打算…

借りてきたカリカチュア

幼稚な湿原帯を越えて、能動的に越権する奴らが支配するデータ上での愛を計り売りにする希望の城を破壊し、仲が良いように示す値を牛耳るカジノで一文なしになり、なけなしの愛を売りたい、と迫るが、君の愛は一円にもならん、と蹴飛ばされ、尻餅ついたあた…

類似品

人類の汚穢をかき集め、さらなる苦痛を呼び込む差や、最たる意味を喪失し、そこで同意し、屈従するだけの人々の蒸れた香り、即座に平伏す群れの温度や、即席の理由に怠惰になるだけの人々の構図や、後悔ばかりを謳う貪婪で鈍磨な奴らの眼差し、悲観的な観点…

超越と昇華

騒々しい結末が降り積もる退屈な午後、経過していくだけの行方を切り離して、孤独にそぞろな夕食を朧気に終え、ことごとくの顛末を仰ぐ盛大な理由が絡まる前頭葉を切り落とし、延々と促される意味合いが不潔にかさばる度にためらいを生み出し、安易な理由に…

アタラクシア

楽しいと思えば、楽しいことばかりだ。悲しいと思えば、悲しいことばかりだ。それだけのこと、それだけのことを繰り返し、この命は敷衍し続ける。快活な午後に集約される約束のようなものにより、星はめぐり、恒久的に運動を続け、未だに宇宙は意味も持たず…

押し広げる

高尚な今朝を捕食し、閑散とした世界を愛し始めるために、ためらわずに君に纏う闇を引き剥がし、定められた罪を飛び越え、リズミカルに謳われる罪が廃棄にするものを超越し、厭世観に押しつぶされた数多の秘密や、その場で展開し、旋回する物事を調律し、意…

行き過ぎる

車内に積もる塵芥、あらゆる偏見をつかさどる鬼、蓄積する可能性をバットで打ち抜く野球選手たちの影、朗々と欠乏を謳うアノニマスな少女たち、完結しない昨日をモグモグと貪る吃音の少年、値札を貼られた私たちの曖昧な証拠を寄せ集め、似た者同士の集合体…

屈折した原子

デカダンスを吸い込んで、生ぬるいエナジードリンクを飲み干す。カフェインが吸収する光との接点をひとつずつ取り外し、ロジカルなものが遮る予感や余韻から切り離され、際限ない愛を隈なく染み込ませたタバコを吸いながら、長らくに潜む憂いのようなものが…

空洞

前頭葉に現れた結び目、洞穴から聞こえる狼の鳴き声、木霊する良心の御霊を食うてひけらかすムード、論理的な早朝からこぼれる木漏れ日と、愛に似たようなものと互換するために引き伸ばされた命が絶え間なく波及する憎悪と、想定されるものから逃げ出すこと…

足りない

大好きだった君も、離れてしまえば、もう誰だかわからなくなってしまう。忙殺し続ける耐え難い瞬間を抑えるための頓服薬が空を飛び、意思に羽根を授けるのだ、と彼女のキラキラしたラメでいっぱいの目、よろこびに震える冬の星を眺めては、ガタガタの歯で食…

すぐ忘れてしまう

どれも似たようなものを愛するための奴隷である、とあらゆる猜疑心を率いて揺らす揺り籠の中で、固執するだけの所以を保つための闘争やらが延々と続き、つたない思いを攪拌するための機能である、私たちの背中に付いているボタンを押す自称付属品たち、同じ…

うろつく落伍者

行方知れず思いがぶつかるまにまに迫るアイロニー、瞬時にまさぐる面影もわからないままに、ただよう意識は有する価値の狭間で退屈なものを取り上げる利己的な情報を常用する罪深い者達が云々と、司る意味の中で退廃的な呪詛にリンクし、退屈な理屈を捏ねる…

寝言

繰り返し血を生み出す機械的な暴君ネロ、歪んだ性愛で保たれた関係性にもたらされる依存的な関わり、加算される終焉や終幕により無尽蔵に飛び交う平和に絡みつくメビウスの帯、額に現れた第三の目、帝国主義的な花が咲き乱れ、世界を修羅に変えるための変遷…

児戯

この国のためとは、誰のためになるのだろうか?この国は無くても、民が居ればまた国は作れるのに、誰がために強権を使い、この国や民を滅すのだろうか?私は所詮は穿たれたものを埋める者、打つものを弾く者としての勤勉さにより簡単に墜落している。墜落し…

捕食

キラキラした朝を飲み込んで、原型もたもてずに、泣いてばかりいる君の羽根をもぎ取る速度を観測している政府的な何かの終わりをぼんやりと眺めては、猥雑な主観から生まれた厭世観や、ニセモノの正義感などが感覚を麻痺させ、愚鈍な奴らが祝福する苦悩のよ…

脆弱な愛

国家という概念を持つ以前に、国というものが不必要であるということ。アナキストは、国があるという前提でしか、国を乗り越えることもできずに、用いられた概念にめったうちにされ、その場で屈従するしかできずに、出来合いの神や君などを崇めたりして、自…

宇宙に充満する希望

制汗デオドラントの香りが終焉にからみつく。つたない感情が可愛げもなく転がるアパートの廊下、自己批判を繰り返すべきだ、と迫る黒電話の音、恍惚と踊る子供、お前の目の奥に深い闇を見たが、そんなものは、過ぎ去れば、なんてことない小さな汚れにすぎな…

集光

くたびれた人々の渦、レジスタンスが叫ぶ自己中心的な正義の残り滓、憤怒がもたげる闇、重要なことのほとんどが消え去る日々の中で、邪推を続け、つたない意思がもたらす空腹に耐えながら、体系化した今にこびへつらい、爛々とした目で眺める隙間には色彩す…

革命的な生後

光合成を繰り返して、歪な罪を笑い飛ばす。吐瀉した真実でツルツル滑りながら、短絡的な同化を終える道化師たちの妬みなんかが降り注いで、延々と演繹する真実を蝕むような世紀的なエゴに反して、自らを革命的に突き上げるために、ためらわずに批判を続ける…

痩せた指から現れる宇宙

蓋然性を調律して、美しい旋律をかなでるパーソナルな指先、悠遠をまさぐる神の手や、手を伸ばし掴める範囲が宇宙の果てなのだと気付いてしまった私の末端からなびく意味や、与えられたものに便乗し、監視下に置かれ、短絡的な者が毒付くことに基づき、途端…

もうすべてをやめよう

降り注ぐ僥倖、意識的な儀式に参列する幽霊たちの風邪、骸と化した懺悔が顕になり、真理に籠城し、カタルシスに至るまでの屈折した自己、大義名分なんてものがすぐさま朽ち果てるだけの保身に走るだけの支配的な奴ら、貪婪な者どものアイロニー、倫理観なん…

産卵

宇宙の臓物を引き摺り出せ、と叫ぶ少女の禁断症状が炸裂する原野、原理的な利便性により深まる資本主義的な秩序により、口を縫われた猿たちがよだれを垂らし、配下にされた後先が提示する物事の外へと旅立ち、惰性的な思念がもよおす物語が語りかけるモラル…

意思の師

君にはどこにも帰る場所なんてなくて、いつもドキドキして、いつ見ても苦しんでいるばかりでバラバラで、満ち足りることなんてないなら、答えも持たずに、体は置き去りにして、入り組んだ道でくよくよして嘆いてばかりいるけど、いつもみたいに笑っているの…

商業的な硬度

思いの残留物や滞留物が今になって心にヒットする。人知れず息絶えた皆様の欠如、転がる亡骸、それを食べて次なる命に昇華し続いてきた命、この世の終わりみたいな顔した彼女の傀儡、君の屈折したモラルにより生きにくくなっていく世界の清々しさに照合され…

磊落な歌

原子力で動くネコたちの行進、乾電池二本で動く犬、充電式の人間たちが司るエゴと、紙幣を天ぷらにして食べる無関心な親たちが促す躾、ねたましい過去の麻疹を搔き毟る災いの子、コーヒーに浮かぶ羽虫の死骸、幼馴染のエモーショナルな死や、耽溺を続ける我…