昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

慈しみ

どれが真実かも分からずに踊らされる私たちを砕くワニの顎、閉鎖的な教室の中で風でゆらぐカーテンの白、退屈な真理を縁取る君の小さな手、怠惰な閃きを拡散しては、強制的に貸与されたものを絶対に支払うべきだ、と付きまとう権力の滓、変わりに誰かに抱か…

事務的な永遠

平然と朝を超克して、倫理観が林立する安直な罪に溺れてしまう前に、刺激的な紙幣が降り注ぐ退屈な国家を超越して、鮮明な過去から現れる憎しみを楽しみに変え、季節感が封じる余韻から離床し、真理を見つくろい、ケロイド化した理論が駆逐する動機が輪廻を…

無償

何も思うこともなくなった後に広がる全てを辞めた世界、切り取られたキルティングの滓、野ざらしの記号、論理的な競争に携わるよりも、自然と遊び、思想すら捨てる。猫が知る陽の当たる場所に移動して、浪費的な彼女たちの地下牢からの手記を受け取り、手当…

分離不安

誤った知識ばかりが乱用され、意思を奪う。俺が爆ぜるか、世界が終わるのかのどちらかだよ、と嘯くペシミストたちの慟哭が嬲る今朝、匂いと記憶、まじわる秘密、蓄積する苦悩の裏側、菩提樹の上で眠る私の胸裏、理性すらも即座に損なわれ、自らの欲のためだ…

清潔

なぜ世界を成立しなければいけないために、行きたくないところに行って、やりたくないことをやって、暇をつぶすためだけに、したくないことを、あたかもやっているのだぞ的な精神により、ストレスという見えない神か悪魔のようなものを発散し、代償として、…

こびりつくエゴ

大義すらも捨て去り、のざらしにされた感情を査定されるためのスキャニングに耐え、商業的な憎しみがふりつもる冬が課せた罪などにより凍えてしまう前に、季節を踏みにじり、奇跡を謳い、誰かを言いなりにさせるような間にあいまいな理想をかかげ、感情的に…

人間的

雨に濡れた犬、反響する音が遠退き、居心地が悪い今を消費していくだけの苦悩を唾棄し、能動的に働きかけるものだけを愛し、物陰に隠れ、ひっそりと過ごす。考えを管理し、こじつけられたものを剥がすだけの日々の彼方で加担する問題が、答えなどを求め、脅…

複製

燃えるような恋も死んだ後、残された老いた身体、若人は迫る価値観のようなものを屠り、生きた意味などを星に返し、砕けた体で蝕む休日を捕食して、銀河団が描く進路を無視して、暗鬱な信仰心により汚れてしまった末端から加速するエゴが侵略する前に、神聖…

涜神の海

正しい信仰に導かれている云々と奇跡を摩耗させるだけの輩が示す信心により歪んだ今朝を愛するために、懇願するだけの世界とは色褪せてしまうだけだし、誰かが定める今などは、憎しみにつつまれ、誰かに何かを奪われてばかりいるし、いらだつ頭は無差別に誰…

複雑

仰々しい結末を崇めては、端的なメタファーを吸い込み、ちぐはぐな春を愛し、真理が軟化する星の中で、敗退者として、あらゆる悲劇を注文する依存者として、枯葉剤により汚された日々に備蓄する苦悩をカスタムしたり、騒ぎ立てるだけの人々の七不思議なんか…

雑音

こどおじだろうがロボトミーだろうが関係ない、何かを掴みたいだけだのに、いつか見たことは、平気で忘れるし、わずらわしい幸せのために、右往左往しているばかりであるし、ステイホームして、この量子もつれが織りなす実体すら危うい存在というものを放棄…

階層

正義の犬が走り回り、身に覚えがない犠牲者たちが、次々と噛みつかれる始末に、正義自体は、自らの正しさを証明しただけであり、証明するためには、正義を振りかざして、犠牲をさらに生み出すことを厭わない、と抜かしてけつかるから、噛み砕いた後から現れ…

素晴らしい破壊

掃き溜めと巣窟、恍惚とした口内か吐き出される諦観を含んだ吐瀉物の雨、編み込まれた家族という人形、迎合される星たちの倫理観を解き明かすために没頭した物理学的な数字の雨に濡れ、穏やかな心理学が勃興して、新たな病を作り出しては、儲けるサイクルを…

忌避

淡い季節、下手くそな平和の墓、立証されるものに縋るほどに、補填される原理の虜になり、いつまでも利己的になり、固定観念に囚われ、煩わしい行方は帰路を損ない、記憶の中に鎮座し、堕落した風をうけいれ、だるそうに空を飛ぶ種子の群れ、改善されない痛…

排斥

もう息もしていない動物たちの皮の上で眠る夏、ほっぺたをつねりながら、叶える願い事はどんなだい?と促す神の祝辞が降り、襤褸をかぶせたラクダに乗って、脳震盪により掬われる魚たちの涙を啜りながら、つたない一生を、一瞬のオーガズムで消費するためだ…

愉快

ギターから翼が生えて、いつかoasisみたいに歌えたら、と端的な狂気を孕んだ誇大妄想がマクロなファシズムを産んで、世界終末時計を左右するような憧憬を伝える夕暮れに攪拌した規範のものの物陰に格差を抱き、ただひたすらに暴力的な末路に引き摺られていく…

遠吠え

書き込まれた罪の意識を取り外し、メタファーの波に飲まれる前に離反し、理性に制される前に、自己超越を企てる。愛した記憶に妨げられる以前に、私とは散漫な意識の枷により、身動きが取れず、途端に現れる苦痛により、卑屈になってばかりいる。交互するア…

浪費家たちの終末論

季節のアイロニーにより止まぬ偏頭痛とカノン、麗しい週末と、凍えた今を愛で漁るために、こうして怠惰に歌い上げ、軸を歪め、曖昧な座標を放棄し、悔悟にゆらぎ、この刹那に結ばれる無数の仕組みや、対価も求めずに愛するということすら、難しくなってしま…

解消

詩的な慟哭を繰り返して、プログラミングされた過去を打ち消す。あなたの声は、何か母のお腹の中に居た時みたいだ、続けてくれ、とカタルシスに至るまでの距離、キュビズムから氾濫するメカニズムな化合物、倫理観にへし折られた翼、たちまちに現れる虚像と…

限界

事実は素通りし、倫理観が破滅に追いやり、真偽を通り越して、すべては、悪の虜になり、似合わぬ価値を着込んでは、自らの虚飾により自らを押しつぶす。くたびれた君の春、逍遥する葉が踊り、林立する空虚感なんかをかき消すほどの喜びを補填し続け、猥雑な…

高揚感

あつらえられた真実よ、抑圧された動物たちの猛攻に耐え、短絡的な同期を終え、嗚咽しながら、苦しむ彼らの事情よ、あらがうほどに食い込む桎梏よ、あてがわれた意味によりねじ曲がる真実を結ぶために、犠牲になった人々の影を追い、導かれる意味と彼らの傲…

鼓動

死をなぞる不潔な指、行方不明の子供たちの慟哭が響く洞窟、真理が騙る真実、明晰なものすらなく、その場でしらばっくれたりしながら、何が足りないとか、誰かが誰かを愛したり貶したり妬んだりしながら、しなびた今に連帯感なんかを求めたり、短絡的な同化…

強調

破水したキャンドル、理性もない鳥たちの帰路、ランダムな神話や、痩せた知識が降り続ける暗い大地、よそよそしい加護と不釣り合いな証拠、しわくちゃな手、倫理観もリスがガジガジと噛み付く始末であるし、群像に蕩けた至福が健気なセリフに変わって、誰か…

蓄積

日常をチクチクと縫い、世界という皮をかぶって、あたかも正しく生きてます、と語るような怪しい笑顔に騙されずに、出来合いの真実を崇めるだけでは、迎合されるものや、原理的なものに支配されるだけであるし、争うほどに、現れる軋轢の沼にはまり、はびこ…

畏敬の声

神の祭りにより酸化する遊歩道、定めすらなく彷徨う泡沫の午後、互恵すらなく潰える意識が、儀式的なものを抱え、ドラマティックな箱庭の中、偽装された真偽を掲げる男の背中に存在する中性子星の超高密度な世界で広げた空虚な理想により生まれた汚穢を修復…

乖離

世界というゴミ溜めの中で神を演じている。まだまだ幼くままならい、と幼なじみが語るが、君は数年前に宇宙に旅立って、星と混ざり、すべてを統べるようになっているのに、私はといえば、ニセモノの倫理観を掲げるだけの王のフリして、季節感を踏み躙り、憎…

くたびれた身体

逸脱を続ける主役たちの汚穢から解析される理由から盗みを繰り返す記号、幼稚な理念が加速して、堆積する意味が壁になり、認識されるものが灰になり、絶望的に空気が読めないヘルハウンドが喚き散らす墓場、バロック調の廊下を歩く。感情の線路を走る満員電…

輝き

この混迷を駆け抜ける蜂、すばしっこいカラス、価値観を屠る学者たちの悪、耽溺を繰り返し、感傷的な所以を構築する理論が補足する憎しみの端数、蛮行を繰り返す我々は外から見れば豚なんだ、と語る自己犠牲により狂わされた木々たちの嘆息、そんな思惑の枠…

境域

文字の段落に生えるキノコ、名前もわからない日々の彼方で加担している戦争の鼓動、あらゆる悲劇をひけらかして、ゆさぶられる人々の憎しみ、期限が決められた命の中で、私たちは爽やかな春風をあびて、日々の風邪を癒すのです、と触れる記号の奥底にそなわ…

偶然

卑しい空腹を乗り越え、答えに拘泥することなく、神秘を漁り、あたかも神のようなフリをして、艶美に司る風景に保たれる物語を謳歌し、不純な道理に司る場面を旋回する意識的な弔いにより強固になる二人の愛すら破壊するような長い時間、仲良しだった君の節…