昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

緩慢

どんどん読んで、世界を救いましょうという、明るいだけの声には生気はなく、ただそこで儚くうそぶく過程に現れる倦怠感のようなものが空間を縁取り、そこに溜まるモラルを崇める信者たちがさまよい破壊する彼女たちは、なにが真実かもわからずに、ただ自分…

猛毒

今にももがれそうな果物を眺める子熊のイデオロギーが空気に圧力を加える。瞋恚に帰属する森が敷衍させる記号が余韻を駆逐し、凄艶な時に齟齬し、掻痒に苦しむ荘厳な君の制服が汚されるころには、屈折する意思は、意思決定することすら、他者に苛まれる、疎…

ほんの束の間

生きるとは束の間の出来事。続く限りをなぞって、あらゆる場面が分岐し、それぞれが永続し、宇宙に連なるつたない面影が盛大に散り、星雲に変わり、形のないもののカタストロフが闇を絶え間なく生み出し、あらがうほどに惨憺としてゆく意識は暗がりで震え、…

荘厳な交渉

晦渋な思いを引きずる余韻。インタラクティブな思念が捻出する差異が、軽薄な要因を引き取る。退廃的なものの配下になり、配役を決められたいびつな日々に集約される意味に背反し、はびこる悪意を漁るバビロンに従うわけもなく、正しさを売りに、自らを正当…

世界のお腹

文字を啜る街。たるんだ君の腹から流れてくる音が機械的だから、イライラしたりもするけど、もしも、この世界と訣別できたら、それは喜ばしいことだと、打算的な懐古主義が崇める時代や神などが、情報などに変わり、起算され、改ざんされるだけの毎日の残骸…

永遠

とこしえをねぶる閃き、秩序もなく、妨げられることもなく、また恐れてばかりの日々から逸脱して、一段と晴れ渡る隙間から愛に似たような日が差し込み、混同する意識が同化なんかを謳うよりも速く移動し、病んだ人類の悲劇をむしゃむしゃと食べ尽くす間に質…

滅びの国

凡庸なカタストロフ。君は若いというだけで台無しにする日常も、大切なんだなと、タナトスが畜殺する間柄。ガラスの心臓を突き抜く君の槍。禁忌なことばかりをしていたあの頃。踊り続けて、現実味すらなくなって、夜空に儚く産卵された雲を眺めては、自らの…

世界の始まり

もうウンザリだと投げかける空も黒々とている。システマチックな街で、ちまちまと食べられていくだけの観念が、トラウマなんかを膨張させ、マントラなんかを唱え続ける先々で反響するものが、擦り寄る価値なんかを否定して、真理に基づいたエゴなんかを超越…

対象

すべての呪いが降る朝。悲劇的な靄に囲われた街が徒らに成否を謳い、因果を捻り潰すだけの堕落した生活にうごめく思想が捻り出す真理なんかにより硬直し、枯渇するだけの生命が制限を生み出して、拡散されるほどに強固なものに変わる病的な発想により、破綻…

汚染された国

ポリティカルなテクノが意思をグルーミングする。モノグラムのモグラ、ぐらぐらの奥歯。ゆがんだ永遠性とアナーキー。カーディガンの中で溺れる君と涅槃。誰もが朴訥にラインを引いて、アングラな姫を演じる君のドレスを裂いて、形而上学的な空からただよう…

住みにくい街でも楽しさ見つける

連動する形式は粘度なんかをふくんで、今を動きにくくさせるだけだし、今に肥満して、悲観的な観点が、散漫に儀式を続け、犠牲を生み出して、誰かを踏み台にして、憎しみばかりが増して、我慢するほどに緩慢になる関係は、経過していくほどに徒らに傷つける…

膨らんだ身体

びしょびしょの哲学者と眠る彼女。ポケットの中には麻痺した感情と、ゆれ動く街にかさばるだけの季節が通り過ぎて、鼻腔をくすぐる愉快な笑い声と、ゆたかな思想がカタカナになって降り注いで、因果と星屑を攪拌してできたのが銀河であると告げるフクロウの…

朦朧とした形式

言葉が物のように降る、エモーションに溶ける瞬間に立証される真理とすれ違い、瞬く間に高揚しては、妨げるものすらなく、実証されるものから超越し、惨憺たる暗示から解放され、自らが選んだものだけで、世界を娶り、リリカルに侵食してくる意味が剥ぎ取る…

ことばの内側

ラバーソールの靴底みたいな顔。ジップロックみたいな肌。青白む悠遠、手向ける先に歯がゆく募る行方、がんじがらめの朝、絵画の中での傘、なじむほどに君のことが嫌いになる喜びを敷衍させる淀んだ日、毒性の海に落ちてく、グッバイ。これでさよならだね世…

距離

ふるびた獣たちの匂い。ウイルスに侵された世界がハイブランドみたいだと、悠揚にキスをする復元されるだけの彼や彼女たちの惰性な恋の結末。むすびめもほどけて、ヨレヨレなのに、あたかもずっと愛しているかのように示す間に私たちは淘汰されるの、だ。君…

超克

真綿のような日々に艶めかしく縁取られる普遍的という偏執から寝返り、偏狭か輩が示す差異や、生かされているという事実を押し付けるだけのルサンチマンを蹴散らして、戦慄き不自然に泣くだけの君の代償が打ち付けた罪などは、自分で勝手に消費してくれと、…

啓蒙

迎合される罪を引き延ばすための規律につまずく君。与えられた影響を信仰し、のたうちまわる先で気配を隠し、君を拘束し、社会という檻に閉じ込められ、正しいからと、意識的な折檻を自らに加え、また借りした自由と、法則的なものや、その場で適合するため…

濡れた肌

パーティーが終わった散らかった部屋。降り注ぐ孤独に嘆く君のドレスが、ぬけがらみたいで、乱れた呼吸が、玉響に吸い込まれ、壊れた心は枯渇し、現れる依存的な文字列に垂涎する意思に磔にされ、与えられた神を崇拝するだけの君たちの破片を詰め込んだ銃を…

自堕落

煙を吐き出す虫たち、笑い出す女の子。束縛されない彼らは、どうでも良いことを気にするのを辞めて、自らの魂を優しくなでる君の髪の毛が、神々しい季節を捕え、離さないようにと、騙し合う愛の彼方には、エモーショナルな羊が泣き叫び、対立する機影が、瞬…

対等

詩と労働は、同じ対価か、それ以上だと嘯く連綿たる主観に逃避していくだけの修羅を拵えた陰鬱な衝動性を、動物的に消費していくカフカ的な幻覚の青と白と、進路に蝿がうずくまる形而上的な旋律と、曖昧な価値をチクチクと縫い付ける母の呼吸から繰り出され…

準備

くたびれた季節を捕食する彼らの独占欲や、顕示欲なんかが、個人的な世界を破壊する現前。心地よい記憶、壊れた過去たち。死んだ様な目で、シワクチャな日々をながめて、しあわせなんかを謳うような奴らが大嫌いだから、気配を隠して、悠遠にひろがる思いの…

ドラマチックな窓際

書くこととは、今を目一杯に吸い込み、吐き出すこと。言葉をクレヨンで描く幼子のカタルシスが、月夜を切り裂いて、今とキスをする。揺籃で敷衍する神経質そうな皺。美声をなびかせるタバコを吸う鳥たち。未熟な壮年をゆたかにするために買うことなんかやめ…

暴かれる今

溶けた面影、原理的にとろける悠遠。不快感を攪拌させるような夕焼け。優美な微熱を抱えたミリタリズムが振るう斧や、槍が降る夜明け。互換される心が浄化され、さりゆく季節が羽化し、遠くの空を泳ぎながら、ふるさとを捨て、気ままに泳ぐ魚。ナーバスな女…

束ねる先

実りある日々と君。あてもなく彷徨いながら、泡沫の自由に現れる顛末に溺れて、面影も不確かで、情緒すらも潰え、得たものが不自由に変わるような余韻に迫る因果も、多目的なものを用いて、率いる理由が悲観するだけの怠惰な苦悩にすがる姿が滑稽であると、…

感受性の海

滞ることなく、ずっと無限で、疲憊しても尚、順序なく満たされて、手なずけられず、懐かしむこともなく、適応するよりも、敵対するよりも、より良いものを見つけていく。死を反芻する記憶を守る番人どもが、磔にする写真の中の死。緩急をつける原始的なあの…

ギミック

どこをとっても、完全に一致しない枝葉を眺めている。君の美しさと比べるべき対象を用いて、その場で線引きして裁くよりも、より良い価値を見出すべく、閉じ込められ、触れても良いと言われた場所でも、触れずに抑圧するような意志の力を蓄えて、短絡的な同…

むくんだ過去

力強く睨みつける目。諦めを知らぬ強靭な精神。成否を知らぬ肌は、定めを知らず、また目的も持たずにさまよう意思がたゆたい、たちまちにあふれる思いは、世界全体にぬくもりを与え、めり込む痛みに耐え抜き、孕んだ意思は懶惰なものを知らず、束ねた意思は…

この世の全て

病んだ奴らの大合唱が始まる。戦争で大儲けしたカエルがバカみたいな大声で鳴きまくる焦土。原始的な角を生やした兵隊たちが、なんか悪魔みたいだねと、ねじれた天国でカタルシスに至る原理的な幻覚や、大国にこびへつらい、コピペして参加するツールを破壊…

塗り潰す

君の正義も潰えて、独善的な主観に毒された症状から寛解し、懐疑的な日常から飛び立つ。太陽を朴訥に睨みつける君。ニヒリストたちが仕向ける閉鎖的な社会で鳴り響く鐘。誰かに価値だけで加工された真意などが迫り来る代償ばかりを求めるうるさい過去。そう…

硬化

不幸をもたらすのは、権力にあらず、それに反して、批判する弱者の群れであり、群れれば、群れるほどに増していく全能感により、我こそが正しいと、すべてを破壊することが、自らの役目であり、使命であると勘違いを施された管理下の中での革命は、絶えず独…