昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-01-01から1年間の記事一覧

はじまりのうた

この世を破壊するのは愛だ。この世を破壊したのは愛だ。裸で描かれた静謐な絵画の中で、希望すらなく、道端で眠る君を加護するものもなく、ぬくもりすらもない。あらゆる制限をふくんだ影。幼稚なハミングが迎合する瞬間が、永劫にすり寄りながら、悔悟をた…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 貧相な腕、立ち止まってみると、復讐と複製と、模造品ばかりで、もたらされるものも、悪魔じみていて、見つけても、つたないものばかりである、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 換金されるだけの服を脱いで、柑橘系の夢を着込んで、ふじだらな所以や、有する価値に肥大化していくことごとくに反し、遠のくだけの日々の苦悩を取り除く、まる

浮遊する朝

ガラスに映る太陽、猫の言葉を話す鴉が羽化し、かびくさい部屋でリリカルにゆれる空疎なシャンデリア、洗濯機の轟音、ワセリンと群像とピアス、水色のドア、世界は閉鎖的な保育器みたいだと、ドレスアップされた学校が語るから、だるそうな花とキスをして、…

浮遊する朝

ガラスに映る太陽、猫の言葉を話す鴉が羽化し、かびくさい部屋でリリカルにゆれる空疎なシャンデリア、洗濯機の轟音、ワセリンと群像とピアス、水色のドア、世界は閉鎖的な保育器みたいだと、ドレスアップされた学校が語るから、だるそうな花とキスをして、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 釈然としない時にまじわり、はじまる途端に弾けて、時間をもたずに、どこ吹く風と、というよりも、風にすら気づかずに、期待すらもたずに、ひらひらと舞う、まる

羽虫の気持ち

かわいいものは、 すべて奪われた。 のこるものは、 なにもないし、 うるさい奴らばかりだ。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 うそつきの街に住み、隅々までひろがる罪の後に、正気の奴らが居ない街をさまよい、下向きな奴らが歌う退屈な歌や、あんたらのアンチテーゼも退屈で、切れ味もなく、汚いナイフで切り裂いた朝、まる

彼らは狩るために出かける

すべては終わりかけているのではなく、確実に終わっているのだと、平凡に拘束される街は、異物感を感じながら、日常を吐瀉し、慢性的な嗚咽によって、がんじがらめになり、感じたフリをして、利己的に消費される日々は、絶えず歪んでいって、幾ばくかの可能…

高尚な余韻

すべては終わりかけているのではなく、確実に終わっているのだと、平凡に拘束される街は、異物感を感じながら、日常を吐瀉し、慢性的な嗚咽によって、がんじがらめになり、感じたフリをして、利己的に消費される日々は、絶えず歪んでいって、幾ばくかの可能…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 世界も言うてる間に終いやから、境目なんて持たんと、持ちつ持たれつか知らんけど、君居ななった理由もわからんし、ほとんどは、わからんことばっかやわ、まる

枢要な文体

創造的に過去へと退行し、 意識的な影を取り払うために、 深く掘り下げているようでそれは、 次々に新たな出会いを繰り返し、 ひだまりの中で微かに 見初める希望をめくる作業なのである。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ずさんな今に、悲惨なもんなんかあらへんから、変化も求めんと、安易な発想や、果たすべきこともいらんし、いらだつことばっかやから、言葉もいらんし、言い訳ばっかやから、すぐさま忘れる、まる

でたらめな歌

感謝も幸せも、小さくまとまって、どこにも関わらんと、たんたんと過ぎ去る日々が、すぐさま交わって、恬淡なまんまに、マインドを濾過して、毎日に恋い焦がれて、短絡的な奴らが示す正義なんかに放たれ、戸惑いを攪拌し、まどわされるあんたらが、簡単に処…

でたらめな歌

感謝も幸せも、小さくまとまって、どこにも関わらんと、たんたんと過ぎ去る日々が、すぐさま交わって、恬淡なまんまに、マインドを濾過して、毎日に恋い焦がれて、短絡的な奴らが示す正義なんかに放たれ、戸惑いを攪拌し、まどわされるあんたらが、簡単に処…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 根底をくつがえして、靴裏に張り付いた、希望なんかを捕食して、運命とか似合わんやつを、ぬいつけるよりも、その場しのぎで、愛なんかを簡易に叫んでは、罪滅ぼしだとか、なんとか言って、平気で騙すんです、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 あらわれる夜の光りの中でキスして、横柄に背く夜に賄賂を手渡すような連中が、仕向けるものに反し、はびこる愛憎が、ゲームのように感じられる日々に別れを告げ、自らの正しさに帰還する、まる

散らばる明日

何の解決にも至らずに、 解析される意味合いに瀰漫していく 不満足ばかりが轟々とうなり、 憎しみを生み出し、 世界から疎外し、 解放を謳いながら、 快癒するに至らずに、 実験的に生み出すものだけが、 今を確かなものに変化させる。

スーパーな真理

ほとんどの軋轢を互換するための、灰色の世界、秘密の場所、モノクロームの喜劇や、悲劇的な何かを観測する君のルーツ、銀河の夕焼けのピクチャー、均等な位置に咲く花は、ニセモノらしく、黒々とした君の胃に補完される過去も、恒常的にモコモコであるし、…

ハイパーな真理

ほとんどの軋轢を互換するための、灰色の世界、秘密の場所、モノクロームの喜劇や、悲劇的な何かを観測する君のルーツ、銀河の夕焼けのピクチャー、均等な位置に咲く花は、ニセモノらしく、黒々とした君の胃に補完される過去も、恒常的にモコモコであるし、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 チクチクと幼稚な恋、退廃的なモジュールとしてのエンディング、偶像を構築させる余白を埋めるだけの愛とは、何かに利用されるほどに、依存的に思いを汎用的にリロードさせ、散漫な儀式へと、透過されていく思いを、監獄に収納す…

研鑽

ほとんどは、横柄なままに今に攻め入り、絶えず制限を生み出しては、無神経に今に入り込み、背徳を謳いながら、なだらかな思いは、儚さをたずさえ、延々と意味をつむぎながら、つたない意思を走らせ、はびこる曖昧さや、たよりない時折に規則的に配される闇…

眠ると世界は終わるのだ

ことばは箱につめられ、 意識は誰かの家来になり、 ぬりかえられ、 蹴飛ばされ、 改善され、 善悪などを謳いながら、 屈従していく。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ときどきに織り込まれる明敏なもの、物々しくせまる現実から逃れ、かよわす思いが弱々しくならないように、飼いならされず、ただ反する美しさを知るように、まる

研磨

ほとんどは、横柄なままに今に攻め入り、絶えず制限を生み出しては、無神経に今に入り込み、背徳を謳いながら、なだらかな思いは、儚さをたずさえ、延々と意味をつむぎながら、つたない意思を走らせ、はびこる曖昧さや、たよりない時折に規則的に配される闇…

チクチク痛む価値観

交換される身体や、神々しく貪られる後に静謐にむすばれる区間から、正義は、正攻法なものを捨て、漠然とした神を秘密裏に生み出し、組み込まれる痛みが、絶えず伴侶を探し、多目的にうごめき、緻密な痛みから、排斥される痛みを繰り上げ、侵攻してくる反復…

女子的な補完

誰もいない街、 雄たけびあげる インディアン、 その他大勢の 主観をなぶるような 余韻や、 インカ帝国の財宝や、 くたびれたカバン、 集まるほどに、 空疎な君が補完するものなどが、 論難を持ち出し、 窮屈にするんだろうし、 浪費され、 陰るだけの日々に…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 制限も限界もあらへんから、いまだに宇宙は広がっているわけで、分け隔てるもんもあらへんし、記号的に則れば、おなじようなもんで、できてるわけやし、わずらわしいもんもおまへんな、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 わずらわしく飛び交う、幼稚な季節、悔悟をつめこんだポケットで、混濁する彼らは誰なのかと、惰性に駆逐され、汚れがあると、騒いでいる奴らこそ、汚れている、まる

チクチク痛む人々

交換される身体や、神々しく貪られる後に静謐にむすばれる区間から、正義は、正攻法なものを捨て、漠然とした神を秘密裏に生み出し、組み込まれる痛みが、絶えず伴侶を探し、多目的にうごめき、緻密な痛みから、排斥される痛みを繰り上げ、侵攻してくる反復…