昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

想念

俗悪な獣たちが巣食う星、堅持する罪により、意味が捻じ曲がり、倫理観なんてものは、安易に破棄され、結末も、何か憎くなり、機械的な明日に支配され、苛む思いの端々には、縋る餓鬼や、懐疑的な虫や、独裁的な価値などが氾濫し、確かさなどは足枷に変わり…

ちぐはぐの春

太陽からは、バターのような香りがして、心が私怨で煮えたぎるのを、昇華させるほどの甘い香り、恋焦がれた恋人たちは、世界の狭間で、代償ばかりを求めて、もっと愛が欲しい、と、嘯く連中に左右されずに、誰かが決めたことが産まれたときから大嫌いだった…

体液

この盛大な終わりのための彩り、整合性もなく、動き回る人々の完結、あらゆる悲劇を産卵するシャケやマス、慢性的な窮屈さにより怠惰になった人々が縫い合わせる狂気に平伏すアイドル、憧憬に瀕する幼稚な企み、規制されるだけの幼稚な人混み、揺籃で眠る猫…

空腹

ファシストたちが嘔吐することにより、生まれた地、誰もが堕落するために、流されたガスにより、定めもなく彷徨う大人たちの終礼、理論的な者すら居らず、ただ、暴力的に改ざんされる過ちも、正解だなんだの、と、迫る連中により磔にされた人々、深淵から現…

褪せる

新しい世紀末により駆逐されたケモノたち、絢爛豪華なウィルスが降る最中、殺菌された過去や、くたびれた暮らしや、さわやかな胡散臭さや、さえぎる値や、あらがうほどに食い込む意味、葬られた此処や、狡猾な意図、さわやかな傷跡や、屠られた恋、たどたど…

義体の針

太宰治とマッシヴアタックの子、比喩を続ける鳥の嘴のケロイド、現前で消費されたものが、過去に消え去るまでの速度により、錯乱する彼女たちの余罪、捌かれた意味の中で、真実を探そうと模索する君たちの爪痕、贖うほどにめり込む爪、冷たい地面やら、積年…

祝福

頭の中では、絶え間なく物質の花が咲いて、錯乱しているフルーツやルーツ、あらゆる分岐点に法的な裁きを加える鹿の子、大自然で遭難した思い出たち、あらゆる証拠をたらい回しにされ、ゆくゆくは、ぬくもりある世界を出迎えて、訂正や、停止線や、体たらく…

枯渇

全部過ぎてったばかりで、もう残りカスすらなく、ただ、すがったり、当たり散らしたり、依存したりして、忙しく付きまとう価値を無視して、貪り食ったり、クタクタになるまで働いたり、はびこる悪意の結び目を見つけたり、無重力で破棄したり、画期的なアイ…

醜いケダモノ

見えにくい希望を掴もうと慌てる人々、有用な事実にくるまる否定的な心音、無形の君が築く良心、機械的な快適さに捩れる身体、ぼんやりとしたニヒリズムに捕まってしまって、末端まで黒くなってしまったと、のたうち回る君を尻目に、複雑化した世紀から飛び…

未知

地球の内臓に噛み付く龍、荘厳な夜の閃きや、回転する座標、東から生まれた光のような赤子、淡白な彼女たちの低空飛行、悲観している暇もないから、モグラのように土を掘って生活して、日々を腹這いしながら過ごして、怠惰なままに描く夢、ただただ、平穏な…

逍遥

悔悟を引き連れて歩く野良犬、凍え死んだ野良猫、バルコニーには、無惨に転がる家電の山、落雷が呼び起こす定めや、幾らかの可能性と、平伏すだけの、深い闇や、野花が踊る深夜、モザイクだらけの仕組みが加速し、足枷がジャラジャラと鳴る神秘的な苦悩、化…

テクノ

屈辱を食べる地下室の豚たち、統制されるための理念やら科学やらが、脳内を麻痺させるほどの試み、老化するだけの、退嬰的な結末を引き延ばすための、コマーシャルが延々と流れて、垂れ流されている記憶やらが、今を混乱させ、様々な思惑が、意思を引き裂き…

退避

ゾウが太陽を吐き出し、この世界は出来たのだ、と、自然発火したトナカイが騙る原理、醜い魂と日照りや、燃えかすやメタファー、たぎる幸福の錘、進化論を無視して、世代間の監視下から逃れ、連帯感を生み出し騙す社会的な苦悩からの逸脱、世界の声も乏しく…

木の音

生活音だけが響き、空腹を拡散するだけの部屋で、複雑な進路や、悪魔めいた信仰心などを、なぞる指先の光、改ざんされた過ちも粛清され、クシャミをする鳥たちや、約束を突き破る角や、躍動する真理などなどを、補足するための、よく喋るうるさい口や、供犠…

旋律

どこにも、もう祈りは届かない一番暗い部屋、弊害や貨幣や、転がる硬貨、なけなしの金や、はしたない意識にかかる靄、混沌に擦り寄る便利な宗教の糞、場違いな君の鉱石、落ちない泥、化学兵器で汚れた部屋、蓄音機から現れる魑魅魍魎や、大量摂取で潰れた花…

苔むした世界のお腹

判断力もなく、大人になった連中が抱える妄念、執拗に迫る理由を単に受け入れるだけの、空虚な器たちは、自分で考えることをやめ、ただ、流されるままに、誰かが崇める神や、誰かが勧めるものを、そのままに受け取り、動かされることにより、増していく快楽…

刻一刻と変化

逃げずに立ち向かうと、ムカムカする胃の奥から、何か冷たいものが、松果体を凍らせ、複製される深夜にうずくまる君の静謐を壊すほどのよろこびを降らせ、支配されるために運ばれるトラックの中、牛やら豚に懺悔して、私たちは、わずらわしい命を継続させる…

可能性

幾千もの可能性が降り注ぐ大地、大胆な花が出迎えてくれ、清廉潔白を謳いながら、裏側では、簡単に誰かや何かを裏切りながら、毅然とし、途端に現れる苦しみを昇華させ、確かな愛で結ばれ、無数に生まれたジレンマや思念などにより、折れ曲がった末端から現…

エゴイスト

地元の男たちは、都会に金を落とし、自分たちの町が廃れていくのを横目で見、荘厳な年月に押し付けられた闇や悩みなんかを昇華させるための詩篇をつらね、編纂し続ける意識は、形式的なものを破棄し、創造的な勇者として、制限を持たずに、今を処理し、肉と…

愚弄

今は、正に忘我、宇宙の教祖の誕生、自堕落な加護にへばりつくサナギ、出来合いの真実にくるまる猫、恋人たちは、絶えず同じビートの中で互いを愛し合い、もつれ合いながら、私たちは、小さな紐で出来ている、と、物理学者のカタルシスにより、空気が凛とす…

追従

君は、いつもそっぽを向いて、イデオロギーや新約聖書や、駆逐された昨日なんかを崇め、性善説を唱えては、得たものの秘密を暴露するようなロジカルな与太話、無くした記号を集め、意味を手当てして、セオリーのセリーに埋め尽くされた、ただ、広大な宇宙の…

裸足

詩人として生きるには、あまりにも汚ない世界、ビッグプラネットと宇宙的な真理、ビッグクランチと、あらゆる犠牲の跡、偶像崇拝を続ける真理上の猿、歌声が遥か無垢な空に響いて、木々たちは、君たちとは、関わりたくないから、と、風に揺れ、能動的な春が…

勝利

コミュニティが狭いか広いかの間でせめぎ合う瞬間、擬態化した虫たちの対義語、征服欲とふくよかな足、氾濫する魂により出来た川、その川を泳ぐ魚や揺れる葦、雲の隙間から溢れる明瞭なエモーション、壊死したレコードの上を歩く老人が紐解く、存在とは何か…

笑顔

境目もなく笑い、ふれあう時間により生まれるサイクルや、サイケデリックな空間が織りなす、極彩色の俯瞰、悠々自適に暮らすフルーツたち、壮年にひれ伏さずに、混乱を押し除け、一切に健気に衝突するのです、と、君はドラスティックな一貫性が及ぼす、混沌…

出現

月の石を探して、堕落したフランクな彼女たち、蓄積する可能性と、整合性を謳う連中が示唆するものや、失恋の匂いや、猛々しく唸る犬たちの消去法や、そこかしこで勇躍する罪、理不尽な大衆が描く平和という幻想、その原則的で幼稚な闇に負けないために、絶…

現れる者

ピカピカの魔法や、適当な合言葉が降り注ぐ、昼下がりの公園、数万年を孤独に生きた猫との会話を終え、昼から酔っぱらう鳩たちを尻目に、慟哭する世界を救うお話を聞く託児所の子供たち、あらがうほどに、沁み入る痛みや、配役の通りに動く人々が備蓄してい…

症状

彼女は、完璧に世界を嘲笑って、自分勝手に溜め込んだ、罪の意識や、存在意味などに凝り固まり、世界はやがて、自傷に走り、自らを傷つけることにより生まれる答えのような痛みにひれ伏し、心酔し、崇拝しながら依存し、自らを引き裂くように、誰かを手懐け…