昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

冬も浮遊

世界の特異点に捕えられた人々、あつらえられた真実を、データ入力しながら、しなびた時間を愛撫して、重複する真実の谷間に沈み込む意思や意識、犠牲的な翅を広げ、厄災を振り撒く魔物を退治し、あらゆる軋轢に関さず、ただようだけで、精一杯である、と何…

紊乱

忘我にしずむ君の声、映画の中に住まう憤怒、ランドセルにかくした夢や思い出、高揚するいくばくかの主観から生える草木の若々しさよ、あらゆる制限から放たれ、ただ愛しているが故に、侵食してくるエモーションなどが、刹那に突き刺さって抜けない、と泣き…

無尽蔵

凄まじい速さで分裂していく心情に叩きつけるような宇宙線や暗黒物質の膿、ノスタルジアに侵攻してくるエイリアンの気分で、ささやく微熱がある夜、いななく罪よ、喜びを斬れ、と叫ぶ梟、アンニュイとしたガスマスクがコロコロと転がるベランダ、ランタンに…

ありったけの愛が

電子の雨が降る公園、落雷に起こされた朝、軽快な独白のリズムが芽生え、春を早めに呼び込むころ、刻々と過ぎ去るだけの、幼稚な過ちにひざまずき、あたかも、自分は悪くないような顔をして、嘆くだけの君たちの俯瞰から現れた完全性のコード、修羅や、粛清…

交換

時間を葉の上に乗せて旅に出さし、清貧な思い出の中で、自分らしくと強制される間に、事実とは、簡単に捻じ曲げられ、与えられた意味の中で加速する凡庸な罪の中で、颯爽と駆け巡る鳥たちや、途端に現れる記憶から取り残された自我、憮然とした態度、どこを…

根源

自分たちの正しさに支配されている人々、入り組んだ罪が混濁し、意識することすら忘れ、しらを切る君の前ならえな姿勢、人工的な密度により、中庸を謳う独善的な者どもの巣窟、強要される意味に磔にされた君が囚われ、軽薄な罪に利用され、歪な信念が、無神…

焦熱

負けたくない、と泣き叫ぶ君のアイロニー、すかさず掲げられた、退屈な理想に、あらゆる弊害のカス、形成される真実の対義語、偶然に住まう体系化された理想に反し、はびこる悪意や、窮屈な理想から飛び出し、自らの意思に住まう結末などを寄せ集めては、退…

僥倖

真理や文言なんかを嘯いて、生計を立てとります、とカテドラルに立つカラスが、ん?と語りかける冷えた体、物事の塊や対価、あらゆる失言と被る罪、悲劇的で散漫な形式美に支払うべき義務も礼も何も持たないから、ただ立場なんてものは、踏み外したりしなが…

生きたい

まだ生きたいと跳梁跋扈して、ギンガムチェックの宇宙を直走る。あらゆる正解を巻き込んだ星団や、惑星間の悩み事なんかをまさぐり、事実とかけ離れている問題ばかりだ、と笑い飛ばしては、警戒に飛び越えていく先には、障害物なんてないし、そこでもたらさ…

無形

分裂していく意識の中で育つ闇、導かれる苦痛との間に現れるアイロニー、事実の回路に指す油と、あらゆる偏見を食す我が子、街路樹に吊り下げられた人々の腐肉、禁忌を謳うカラスと、羅列するルーツにすがる恰幅が良い女たちの同じ穴の狢、報うべきものを輪…

綺麗

憎しみもずっと消え去って、もう残り物すらなくなって、すがる意味すら不気味になって、与えられた罪なんかが、やかましく付きまとうし、誰かのずさんな正しさなんかに換算され、あたかも正しいもののように演じるなんて無様だし、惰性で導かれ、あたかも正…

飛び立つ

飛べない鳥たちの優しい嘘の咆哮、巨人たちが徘徊する神話的な夜更け、シンデレラの靴が、メキメキと音を立てて、ひび割れた靴を体系化するまでの距離に潜む微睡みや、約束を突き破る生命力がある木、軽快なチシャ猫が遊覧船の船長で、曖昧な意味を膨張させ…

秋の餌

カラスたちは、世界をもう破棄してしまい、インタラクティブな終焉から、不埒で不可思議な顛末、核家族のカタストロフィーや、優しい吸血や、新たな疎外感、逞しい心情や、豊かな子供たちの騒ぎ声、知恵のかけらすらもないような人々の掌握、あてがわれた苦…

底冷え

遠くで転がる百円、もう他人のような百円、有する価値も、もう滅んだ後先、吸血される悲哀に満ちた時間、路地裏に潜むヘイトの声、今に蝕まれル意味と苦痛との間、耽溺する思い出話の靴の紐、人混みの中で加速する理由が加工され、貧相な人々の影や埃、大量…

ミューズ

秋の夜長に重なるこ綺麗なビルのトイレのセラミック、レトリックが無限に敷衍し、今に時代を超越し、分断されてしまうカラスたちが抱えている異物感に対峙して、大丈夫?大丈夫?と嘯く隙間から瀰漫してくる不完全性や、不可能性なんかを超越して、希望もも…

夜明け

憎しみばかりが先行して、行き先のどこでも諍いばかりが絶えず、退廃的な呪詛により生み出された欲の怪物たる微生物、紊乱な心情に弾けるガラス、腐敗した記号を集めて、よれた葉や、名ばかりのものを複製したりして、誰かを支配して、さらなる支配を強固に…

予防

電気的な彼らの汚穢、不自然な狭間から生まれる実体すら不安そうな宇宙の歩調、愛された記憶とあらゆるまぼろしの撲滅、痙攣する大脳からリフレインするインタラクティブな肖像、グラビティに反して、大脳皮質にからまるカーマスートラ、乱用された意思的な…

そのひぐらしのグルメ家

科学的な心臓から生える機械の手、生体認証をなんとか潜り抜け、怪訝そうな研究者が押し付ける火花が出る装置などを見つめるネズミたち、ミスリルで出来たビルの滑らかさや、器官を潜り抜けるマイクロ波を出す虫型の監視ロボや、ラボの周りでは、ラドンによ…

分散

世界などから逸脱し、自らの意思だけで、世界を超越して、正義の犠牲になんかならずに、ただ与えられたものに反し、度重なる痛みの配下にならずに、ただすべてを無くしたままに、ただあつらえられたものに支配されずに、自堕落なままに、今に文字化けしたり…

正気

朝になるのを待って、この世の濃淡を堪能し、平伏すだけの君の恒常的な苦しみを昇華させ、些細な出来事にからまる物語の顛末や、萎縮するだけの昨日から抜け出し、すべてを笑い飛ばすためだけに、生き延びてきた私だ、定めもなく、無心で、無意識のままに、…

噛む音

まどろむ深淵にとどまる風邪、テレキャスと猫、魔法により溶けた理由が、利便性を孕むころには、すべての病は、死に果てるのだ、とゴーギャンの瞼に止まるハエが憎しみをこぼすころ、ちぐはぐな謬見の波形、ルネッサンスと吸血鬼のジェノサイド、自堕落な無…

翅の生えた本

今日も終わる。今を待てない子供たちが、ドタバタと走り回る廊下、フェンスにからまる蔦や枝、あらゆる変化をごまかすタヌキのような猫、自己顕示欲を肥大化させ、それを兵器利用しようと目論むファシストたち、チグハグな理由を遺棄し、完全性を謳う善性な…

あかぎれ

慟哭する太陽、ひけらかす君たちの市民権も、ファシズムにより効果を失い、即座に送られる死地で、逆撫でされる神経や、蝕まれる意味の中で鎮座する奴隷根性や、同化するほどに、精神的な結ぼれは硬くなり、頑なに否定し続ける先では、確かさは喪失し、与え…

破棄

無様だ、と嘆く君の横に転がるアシッドや、正解の群れ、支給される愛を受け取り、感じるままにショートした神経を繋ぎ合わせ、安易な結末につながる無益な要因や、印象操作されているだけの顛末にそぐう価値だけが、大切にされたりして、差額分だけを受け取…

秋風

君の産毛を撫でる風、機械的な音符や、レジスタンスたちが倒錯する原理的な肖像や、プリミティブな称号により、私たちは、戦乱に巻き込まれ、冷厳な時に置き去りにされ、聖戦なんかを謳う価値観により、磔にされたり、最愛のものを無くしたり、と和解すらも…

痩せた愛

悔悟を溜め込んだ意識の混濁、世界から跳躍して、新たな間に基づいた物語を加速させ、生産的な教祖たちが描くことにより蠕動している指、悲劇的なせん妄や、屈辱を加速させる曖昧な血、疎外感を孕んだ世界から解き放たれ、度重なる罪を数えるフリーターたち…

知吸い

知から這い出る本の虫、報うだの、なんだの、とうつつを抜かす恨みつらみの屑、浪費家たちのジャングルで募る信仰心などにより、根絶やしにされた成否を、また崇める始末だよ、と世直しする構造により、新たな神は、芝居を続け、私たちを支配下に置きたいら…

錯誤

分裂する対義語、フレッシュな眼差しに封緘される手紙、女々しいレトリックにおり重なる産毛、ニュアンスは旋律をたずさえ、オン界を宇宙までつなぐ、不確かな私たちのマインドが補完する理由から飛び出したピーターパン、あらがうほどに嵌まるぬかるみの底…