昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

祝福

誰かに責任転嫁してまで恨んだフリをして、向き不向きや不運などを謳う悲劇のヒロインたちが吹聴するものにより、本質すらも見えなくなって、無くしたものや、泣く泣く手放したものや、亡骸を集めて大きくなっただけのものや、もたらされるものによりあたか…

青春の顔

軽薄な詩により育つ文学と革命、落伍者たちが降らす薬理作用や、利便性を司る電車の中の吊革、過激な理想が食い込んだ現代アートのような彼女、貪婪な粒子を吸い込んで、混濁した意識は魂胆を損ない、行いの中で怯えることしかできない君の末路や、瞬く間に…

所詮は愛の奴隷

試験管の中で踊る彼女たちの虚空、便宜的なもの吐き出す猿たちの思春期、あらゆる制限を持ち込んだ揺り籠、たゆたう月日にもたらされる苦しみの儚さに夢うつつな私のアイロニーのぬかるみに嵌る私自身の衝動性により反転する世界のコード、イグアナたちがも…

和む隙間

愉快な定めに酩酊する毎日、頓挫して、いたんだ足を引きずり眺める永遠、はじまりの数字に投げかける言葉のはじまりに交わるはじまりとは、どこか?と投げかける子供のような気分さ、と諭す原理の奥底でふつふつと煮える私が座る仏間で食べるバタートースト…

浄化

記憶の奥底に生えたキノコをバクバクと食べながら、ランダムに消費されていく現実を睨む、ゲノムがうんぬん、とクリミナルな科学者たちが実験台として送り込まれる動物たちの確実な憎悪の雨が降り続き、機械的な悪魔たちが倫理観などを促し、治外法権と化し…

未熟

今も昔も世界というものは薄気味悪く、君が語る普遍性などが決め込む正解などというものが、途端に雪崩れ込んできて、世界とは瞬時に住みにくくなるし、情報や、誰かの欲しいものリストや、理性もない猿や、くたびれた朝や、懈怠する理由や、乖離した明日な…

軽薄な衝動

生産的な朝に採算を合わせる人々のエゴが備蓄したものを少しづつつまみながら延命する日々、迎合するものに加担し、簡単な道理を謳うだけの連中が示す無神経な尺度や秩序がチクチクと痛む身体、ランダムな意味と絡まる記号と刹那、デリカシーもなく迫る窮屈…

飲み込まれないように

面影も味気なくその場で弾ける。あらゆる時系列を飲み込むブラックホールや、崩壊していくだけの宇宙空間の中でのアニミズムを加速させ、すべては溌剌としていき、自らの異物感を取り除き、簡易な悪意が攻め入り、生命に制限を生み出し、奪われるだけの命が…

萎れた足

バビロンをウォーキングするストーナーたち、乱立する倫理観により入道雲みたいなヘアスタイルで怒りを解き放す主婦たちのトキシック、紅蓮にたなびく夕暮れの空疎な時間こそが、何よりも至福なのだ、とこの詩情に反するような余韻がネガティヴにはだけて、…

希望の城

欠乏していくだけの未来が熱暴走し、森羅万象を踏み台にしてまで、信じたものにすら裏切られ、謳われる真実と、入り組んだ意味の中で加速するファシズムの道具になり、偶像崇拝を続けるだけの幼稚な企みにより、有する価値はカタストロフを迎え、無実なもの…

迫害

迫害を受け続けた君の航路、異質な季節の構造が緻密な最後を終え、流動する面影にはためく記録、量子的な木漏れ日、ネガティブな秋刀魚を開いて、そこにかける醤油と乗せられた大根のすりおろしとの差異、紊乱と焦土と従来する意識、記憶に水をやる如雨露、…

ふくよかな星

ノスタルジックな面影がじゅくじゅくになり、開いた傷から流れる血が、挫けた今が擬態化し、乾燥した世界には、砕けた歌詞が飛び散り、世界に色を与えてはみたものの、すべてが瞬時に色褪せ、今に終止符を打ちたい、とこの囚人みたいな日々に別れを告げるべ…

世界の痛みの値段

どんぐりで遊ぶ猫の様子、文字化けした世界で継続される資本主義的な偶像崇拝、崇めるべきは、どこにも何もないのに、あいかわらず保守的な理想とは、何かを保つことに理由はなく、理念すらなく儚く散るだけに至るような日々の中で継続されるようなものなど…

冬の比喩

懐疑的な襞にくるまれ、空白に浮かんだナルシシズムのしじまに蕩ける時間、おおらかな嗚咽がなびく冬の朝、自堕落なカフェでがんじがらめになっている君の誇大妄想の生き血を吸う蛭、有用なら史実にからまる月日と証拠も残さずに越えられて行く私たちのつぶ…

噛みつく

自尊心ばかりのガラクタの猿、意識に蓋をして、主体性も取り外して、まじわるための欲望的な切片を侮蔑する性悪説が並べたキャンドルを蹴散らす。そんな最後が良い、と涅槃に逃げ込んだ君のルーツを取り除いた屍、ねじ伏せられるための昨日のためらい傷、囚…

生命の証拠

命は簡単に扱えない、命は誰かな何かの代わりになど使えない、命とは、ぞんざいに扱われ、使われてばかりするが、命とは、そのようなことを気にも留めずに、ただ行き過ぎてしまう。秋はなんか空気や気配や景色にゴールドをたなびかせ、憂鬱なんかを吹き飛ば…

荘厳な管理下

聡明に時を織り込む君の指先、希望を記号に変えて、それを売るだけで生活にしていることが罪なのだ、と打算的で他愛ない君のロマンスが死滅させる生物や生活たち、価値観などは勘違いが生んだ幻にすぎないし、過ぎたことをいつまでも引き摺るばかりのグルー…

無垢なままの主体

茫漠たる所以にからまる結末にねじ伏せられたコードと化した人々がたちまちに接続され、同じような憎しみを内臓に転移させ、惰性に紡ぐ意味の端々に伝わるものが木霊し、意味に位置を与え、そこに意思を与えることにより、今に迷うばかりであるために与えら…

何も残さず

途絶えることない真理がぴかぴかに光って、貧寒な私たちにもぬくもりを授ける云々と散々な現状を超越するために、何にも依存しないで、ないがしろにしているだけの主体に齟齬する者たちの闘争が延々と続き、つたない思いが消費され続け、モラルなんかを持ち…

襤褸

報復を謳う鳥たちの皮肉が引き裂く関係性に理論などはなく、底で朽ち果てるための天命などを用いるような国家的な欺瞞により、不満足というウイルスをばらまき、製造されるだけのそぞろな意識を展開させるための教育などにより、魯鈍になり、担う意思になれ…

残り物の君

ポケットには二十円しか入ってなくて、心まで寂しくなって、街中ではしあわせそうな声がマスクの中で遭難してて、みんなは、しあわせそうなフリをするだけで、何かに縋り付いたり、誰かと生き別れたり、サヨナラも言わないで立ち去ったり、去り行くものを睨…

命中

終わりに群がる猿、耽溺する君の膝のくすんだ黒、論理的な金、乱立する正解の雨、ゆがんだセリフをこぼすがんじがらめの朝、些細な出来事がデータ化して、加算される原理が病におかされ、忘我から現れる苦しみを補給され、大義が伝達される愛が隈なく波及す…

猿の王

ロマンスも死んで猿が王になった話にぬいつけられた結末を寄せ集めたようなメタファーが降り注ぐ互換性を迫る朝、些細な動機を集める蠅の手、理性もないから君を崇めてるのだ、と惰性な旋律をよじ登り痙攣するリフで震えてる。バビロンでは、老いるのが罪な…

連動

恥ずかしがるな、もうその場でうずくまったまま起き上がることもなく、立場をさまようサヨナラの連呼、途切れ途切れの情熱に囚われ裁かれるだけの日々よ、と攫われた君の身体の形、現実での温もりも過ぎ去れば錯覚のようなものだし、そこで感じているものも…

吹聴

新しい朝が来た的なまやかしから解脱し、あらゆる崩壊を楽しむ悪魔とも結ばれずに、無神経に惚ける。整合性もなく、虫けらのように扱われた余韻や、延々と長ける思いが健気になり、機械的な気配に収まり、いびつな観念を脊髄に止める予感やら、切歯扼腕とし…

理知や血

いびつな命の侵略者たち、ただよう多目的なルールをうろつく君たちの結合のために、理想的な観点を失い、ただ纏う意味が滔々と不埒なものを断続させ、馬鹿が謳う理想と、それよりも馬鹿が拡散する理由などが、理不尽に傷つけるような結末が今を濁し、もう誰…

悦楽

塵芥に塗れた朝の森、倫理観も潰えたエタノールで粛清された街、あらゆるものが豊かさを根治するためにフォーマットされるゲーム、痺れた大脳に刺激的な未来を突き刺して、恋人たちが踊る懐かしい日々に濡れ衣を着させれ、与えられる連帯感により現れる対価…

生きるための手枷足枷を壊すために

つたない信仰心が世界を覆う。意識の暗部を照らす光がらんらんとしていて、凍てついた半世紀を溶かすような愛の揺籃にゆられ、勇躍し続ける使者たちの災いなどを謳う連中が信仰するものにより、この世は刺激すらない悲劇などに毒され、今に朽ち果てるだけな…

似合わぬもの

風で踊るドリームキャッチャー、読みかけの電気羊はアンドロイドの夢を見るか?、淡々と迫る受動的な犬たちの発疹、浸透するエゴが回転することにより増していく痒みと、濡れた地面を嫌う犬みたいな自分との差異に苦しみ続ける分裂的し続けることにより、行…

愉快な行進

孕んだ愛がだんだんと膨らんで連結する。意識下の訴状が連呼され、脳内で肥大化する規律なんかに飲まれるだけの精神を破棄し、はびこる悪意が収容される施設の中で比率なんかを謳うだけの数理を飛び越え、延々とはびこる悪意を超越し、淵源で猛る曖昧な軋轢…