昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

情緒を保たぬ果て

仕組みを持たぬ身体が自由に
動きまわり、
はつらつと春を乗り越え
あつらえる果てに残るこころや、
香りや、雄大な一切に絡まる過程に
結ばれるだけの惰性な生に
破壊的な性差に取り残される
反応するだけの横溢を重ねる
カタストロフから朗誦される
因果に移行していく行為に求められる
肥大した苦悩などと結ばれる。