昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-06-11から1日間の記事一覧

逃走

夕暮れにひそむ物々しいものも静かに昇華し、筋書きすら持たぬ精神が疲労感を隠し、夜に攪拌され、もたらされる正義も捨て、さらなる飛躍を遂げるわたしは、さまよう魂が用いる旋律をたよりに、多目的にうごめくキャピタリズムが描く苦悩を引き裂き、あらゆ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 他者から借りた言葉が鼓膜をなぶり、確かなものを謳うほどにふえる確かさなどがやかましく、やましいだけの言葉が、次から次に迫る、まる

よろこび

今にぬぐわれるものはないし、 今に求めるべき償いもないし、 もたらされる痛みなどは、 与えられた痛みにすぎぬし、 自らが認識するものなどは、 外から影響を受け、 自らを苦しめているだけだし、 ほとんどは適度に不潔であるし、 抗い続け、現れる先が、 …

正解もない街

誰もがかかえる痛みを消費するだけの街から抜け出し、喧噪が語りかける現実も、ノウハウばかりで、現実味もなければ、その場で屈するだけに至り、矛盾した真理がうながすほとんどの理由が確かさを失い、今に足かせを嵌め、世界を制する辺りから、自己は制止…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 静寂に身を寄せ、寄りかかるものなどは、他者の身体を借りて、その場かぎりの寂しさを埋めるほどに加速する虚しさが増え、確かな愛すら足枷に感じる、まる