昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

複製されるだけの真理


 たおやかな意味の泉にもぐり、荘厳な時に現れなびく言葉が反響し、一途なものに変化し、融合する先に高揚感が現れ、季節にとどまらずに、憎しみを捨て、主体性を取り戻す。創造とは、流動性を用い、ひとつの場所にとどまらずに、分裂的に取り行い、自らを浄化し、昇華するに至ることにより、創造的な進化へと至る我々は、裏切られるために、絶えず鈍磨なふりをして、短絡的な動機につながるだけの動機に兆しを求め、意識へと屈従し、朽ち果てるだけの動機にさえぎられ、痛みに耐えるほどに、苦悩はたまり、誰にも伝わらぬ、と軋む心身を引きずり、卑近な例に隷従し、くたびれた論理へと引きずられるだけの身体をおいてけぼりにし、横溢する異質から引き取る行為にもとづく構図へと貧寒さを加速させ、足かせを嵌められ、世界性を奪われ、この痛みに敷衍するものが、差延へと至らせ、絶えず苦悩を引き伸ばすだけに至らせる整合から、攪拌される半径に陥れよう、と仕組むだけの行為にもとづくエゴから、行為は、散漫な道理へと悲観し、陥落するだけに至り、異物感を溜め込んだ永劫から、吐き出される現在は、瞬く間に落胆を重ね、恬淡なものを持たずに、用いられる原理に苦しみを引っ張られ続ける限りに現れる重力に反し、君の苦しみとは、今に浸るほどに、悲観をくり返し、今に与えられる絶望を、自ら超えずに、その場を用い、今に屈従し、時間に貧寒さを重ねるだけに、絶望の全容は見られずに、導かれる苦しみに関連するだけの動機に派生する苦しみに散文化していく意識が、詩的な昇華に至らずに、具現化される先に最たるものも損なわれ、そこかしこに完成されたものを配られるだけに、堕落するなど、と促す性悪説的なまがい物の倫理が引き取った未来こそ、悲観するだけに至らせるだけの卑賎な者が閉め出した論理の外で、破壊的に悶えるだけの性的な計略から、懐疑的な論争へと引き込むだけの無知な戦争が迫り、願いも、損なうだけの希望も、叶わぬ願いも、すべては、傍観するだけに至らせるような幸福の枠内に収まり、過激な思想を用い、死を加速させるだけに思想とは、枷になり、課せられる罪へと変わり、代償を求め、報復へと至らせ、恐怖へと巻き込み、不安を加速させ、絶望へと跛行していくだけに至る精神は、かこつだけに至るような独善的な私論から、進路を妨害するだけに浸る無記名な者が示す邪推するだけの言葉を信用し、信仰する神も無くなった後に現れるニヒリズムや、ペシミズムに打ち克つとは、確かな自己や自我にあらず、自らあらがう事も無く、ただ、出尽くした意味をむさぼるだけの貪婪さや、貪欲さが示す値が生み出す価値などを引きずるだけの事に閉め出される現在に紐解く事もできずに、持たされた鍵で開ける先に待ち受けるのは、同じような者が、同じような事をくり返し行い、それを統治する理屈を組み込み、権力でもって牽引するだけの独裁者の出現を許し、乞い続けるものが示す権力への優越感から、優劣を付けるだけに仕組まれた善悪へと顕揚される義務的な交錯から、倒錯するだけの価値を演じるだけの同じような仕組みが、似たような価値を生み出す仕組みへと毒性を持って刺し続ける痛みにすら気付かずに、市民を演じ、そこに国家を高揚させるような賛歌を用い、贋物の多幸感へと導くような、似非快楽主義が、現象との対峙を続けずに、引致され、誘致されるだけの贋物の願望を持ちだし、その同じような安易な結末へとひた走る事こそが、幸福への第一歩であるなど、と宣言するようなセンテンスが、武装化し、秩序を守らぬ者は、正義の名を借り、或いは、正義の名を騙り、刈り取る意思や、勝ち誇るだけの意味へと透過しないものを束縛し、あらゆる暴力を用い、監獄へと運び、拷問をくり返し、強制的に吐き出させる愛の言葉に美化される真理などに、真理などは、一切存在せず、その暴力を用いられ、屈従へと至らせ、絶えず恐怖を運ぶのが、国家のやり口であるし、このセンテンスには、アナーキズムに収まらずに、個人的なものに閉じこもらずに、ただ、気付き、与えられている普遍性こそが、いちばん危ういものを生み、全体主義へと陥り、監視し続ける互いに現れる猜疑心が用いる暴力性だけが、増し、この永続すべき幸福も、克服されずに、ただ、現れる不安と恐怖を打ち消すだけに生命を削り、唯一、永続するのは、自らの意志が及ぼす力であり、それ以外は、何かを汚すだけである。つらぬく限りに迫る依存心を取り払い、迫る弱い意思を取り除き、自らの正しさに、自らが導く。与えられた快楽に浸るオプティミストどもが、たむろし、見透かすものを讃え、確かな意味を引き継ぎ、自らを、昇華させる。思考は、意味の中で苦しみ、意思を失い、自己の中にとどまる。先々で与える影響が、今をせき止め、生きる意味自体を奪い、閉塞感に至らず、死しても尚、昇華し続ける何ものかで、あれ。ただ、よろこぶ事を知ろうとするはじめての者で、あれ。ただ、飛び越える背中を押すのは、君自身であるし、君自身に迫る苦しみを理解でき、それを、飛び越えるのも、君自身に、すべて備わる。