色褪せる
膀胱炎の痛みがシクシクと述懐する、虐げられた夜。健気なロジックは、散漫な路地でころがり、退嬰的なガールフレンドたちが敷衍させる記憶は、性的なものを除外するが故に、性的なものを孕むというカラクリから逃れられずに、かなしい連帯感などをコピペして、情報として流すような仕組みから、呪いとは生まれるのだと、魔女たちが受託する退廃的な予言から、加算される罪の重みにより、曲がる余韻などが、インタラクティブなものをもとめて、横にスライドされるような人生に、感染していくウィルスが蔓延し、私たちは利己的な故に、理知をもたずに、誰かの情報を借りて、偉そうにしているだけにもかかわらず、関わるほどに拘泥し、自らの意思を死に追いやることしかできないでいる。
すこし、わたしのはなしをしよう。
わたしの、はなしをしよう。
君は最後の女だったのかと、気づいたところで、問題とは絶えず、すり替わり、どこにもとどまらない考えは、関係性も結ばずに、意識は逃げ惑う、まる
すこし、わたしのはなしをしよう。
はなしかける君の華々しい心地、簡単に超越し、度重なる思いをだんだんとのぼり、たちまちにあふれる思いが敷衍する、まる
萎んだ夜
しぼんだ夜
君の羽音が、ゆたかな音色をふくませ、眠りへと近づく意識は退嬰的な襞を進み、モノクロームにふくらむ夜が身を寄せ合い、寛容に住まう虫たちのリズムが、心地よく、平らな悲劇や、アノミーなどが騒ぎ立てる正常や異常を測るための戦争や、君の美しさに補完される、悲観的な嘘から、感覚的にやかましいものが、写実的にせまり、凄艶にまとまる、物質的な猶予から、アンニュイとした夜に互換するものが絶えず、反響するものが、罪を晴らし、あいまいなものを氾濫させ、名ばかりの愛から放たれ、はびこる悪意を充填させるバビロンの、兵器的な情報から離れ、配備されるものとは、対するもののサイズを測るためだけに、権利を主張し、真偽を問うような間柄には、法的なまやかしがついて周り、あいまいに測られる間は、即座に距離が生まれ、すべてを虚偽に変えてしまう。君の傷口をえぐるのは、君以外いなくて、そこで懶惰に孕む朝から、ちぐはぐになり、おざなりになる瞬間は、透過されずに、即座に凍結してしまう。