昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

喧騒に簡素な理由を打ち出し、悲鳴を聞き取り、画期的なアイロニーを下すだけの無機質な言葉を無視し、治外法権的な身体が邪推する不名誉な時代に酸欠状態になりながら、泣きながら放つ現用に言葉も乖離し、理解は、どこか中空を彷徨うだけに境目を持たず分裂し、言葉の間を縫うようにわたしを他者のように見つけるのだ、まる