昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

分離

奇跡も潰えた朝、傘も刺さずに、雨に打たれているキリストの背中を眺め、截然たる差を謳うだけの原理や、その場で捕縛され、身動きも取られなくなっているウサギたちの慟哭、実験室に運ばれていく猿や、コバルトブルーの海を汚す原油や、堆積する理由に迫る理不尽な結末の中で、何を得て、答えに導くかは、君次第であるし、恋とは、絶えず痛みを伴う報いであるし、あらゆる偏見を変換させるための、コードを打ち込み、駆動する青春に生い茂る精神性を破壊する砲撃、嘲笑されるだけの、堕落した空間がフラクタルになり、似たような構造に、延々と飲み込まれ、存在自体も、すべてと相似し、細部を見れば、すべては、同じような事柄を、横柄に繰り返しては、戻ることもなく、進み続けて行き、どこに帰るわけでもなく、乖離していき、貪婪な結末に飲み込まれ、欠乏していくだけに至るような終焉の中で、分離していく太陽や、行方不明になる感情の最中で、恒久的に複製され続けるだけの反復を味わうのが、死した先に現れる、新たな生の始まりの交わりの中心部で、さらなる分岐点を探し、特異点を見つけた主婦たちや、制限ばかりをもたらす世界や社会から逸脱し、誰にも捕まえられずに、自由であり、選んだ孤独の中を掻き分ける手や、定期的な他者からの苦しみから解放され、曖昧な答えが打ち出した未来や、嘯く答えを尻目に、吐き出されたエゴをかき集める、低劣な奴らが掲げる物事に統合され、誰かの物語の中での、mobとして生きるよりも、問答を繰り返し、過ちを正すために、たどり着く答えすらも裏切り、打算的な答えの裏に潜み、騙そうと近付く輩から逃げ、服従するための理を、ハンマーで打ち砕くの、だ。f:id:jibmfmm:20240430060747j:image