昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

等差を生み出す仕組みを打ち壊す原理

アテネへ飛び立つカゲロウは孤独を抱え、どくどくうなる心臓の音を隠しながら、収奪する権利を横溢させるだけの世界からかけ離れ、集約される宇宙からも超脱し、陥る先々に旋律を残しながら、モコモコした夏の雲に寝そべり、優雅で泰然的な全容に木霊する命と命が交錯し、やがて枯れ果てる数多に惰性を捨て去りながら、輝ける命に発散される原理や、連立する我利や陸地を屠りながら、艶然に長ける私は、有する過程を用いずに、顕揚する時折にひずむ私からつながる架け橋だけが、貨幣を飛び越える定理に基づく道理などは、誰かを支配し、統治するだけの世界に堕落するだけの行為に及ぼすだけの痛みに汚れるだけの気配に近づくジレンマや、アニマに答えは崩れ落ち、通わす命は尊さを見失い、悪意を今に拡散し、原理を奪うだけに至らせる気配だけが、継続する意味合いを飲み込み、今に痛みを与えるだけの影響に簡素な意味を突き刺し、追憶に瀕する形からいびつに絡まり、関わる命は牧歌的な理由を引き継ぎ、この永遠は損なうだけの形なのだ、とカゲロウは因子をつかみながら、ほどよく施される前衛的な場面に退嬰的な理由をつなぐだけの理由の鉄格子に入れ込まれ、孤独を加算させるだけの収容所でガス室に送られるのを待つだけの諦観から、苦しみは繰り上げられ、命を引き継ぐ以前にひきこまれる痛みに間隔すら引き裂かれ、時間の外延を走る宇宙規模の記憶と育雛の果てに木霊するビートがいびつな螺旋に変わり、旋回する意識に中庸は無く、掃きだめでエゴをこぼすだけの死後硬直から、孤立する艶然にハミングする君の緻密さの塗料が一斉にこぼれ、淵源に色合いを残す事が過去に引き延ばされ、今が永遠に変わるのだよ、と典麗になびく永遠が終焉に巻き込まれ、物語を巻き戻したり、はたいたりしながら、このまがい物の命の曲がり角で衝突事故みたいな恋愛に至り、過去は呼吸を失い、損なうだけの形に満たない物語に跛行していくだけの痛みは各地に偽造する真理を残し、高揚する感覚を破綻に追いやる軽薄な鈍痛が迫る代価を求めるだけの関係に構築される卑賤な欲望から、欲心に迫るだけの害から、放たれる善悪を貪婪にむさぼるだけの動機ばかりが真実をうやむやにし、綺麗事だとか言い放ちながら、難癖ばかりつけるケチな連中が警官なんだよ、と促すアナーキーな母親や、弱い者いじめよりも、強い者を打ち倒す者になりなさい、と教育を受けた私は根っからというか、産まれたままにアナーキーであったのだ、とカゲロウのカタルシスや、本能が語りかけるから、軽快なリズムだけが、今に身ごもるのだ、と打倒な本質は、痕跡も残さず、この場に根源を残さずに、こぼれ落ちるのが命であるのです、と仏陀の手のひらで遊ぶ物欲がぶつぶつ語るから、一貫した主体を失い、自分を見失うアリス的な悩みごとにアンチクリストや、安易な廃棄処分を繰り返すパトスや、連綿たる恬淡さに伸び交う私は自由以上の退行を繰り返し、幼児以前の記憶や、枯渇する世界をココナッツで包んで、香るにおいに混沌としていくだけの唾液まみれの宇宙や、婚前に果てるだけの命に豚箱行きの心情や、逃避行を繰り返す悠然たる態度で示す割合に迫る欲望から、混同していく動詞や、売り買いや、裏切りが備わるだけの資本主義的ゲームが生み出す衆愚と左右の暴力や、社会主義的な監視から、病気をまき散らし、先に作られた抗体を高値で売りつけるような仕組みや、国民に優しくない状態に孤絶させるだけに至らせる事を正しきもの、と促すだけに至らせる世界に本質などは無い。黒猫の魔女の馬車に乗りながら、ビジョンを失う事に喜びにあふれる弊害無き後から迫る完治した苦悩が高揚し続ける間に貧相な理屈などは障害になるだけに至らぬものを今に運び込むから、この行いなどは、微々たる意味を粉砕し、確かな今に破砕し続けた後に何も残さぬように示す間に生じる由縁すらも超越するからこそ、私は私以前に認識する理由に肥大化する宇宙と婚姻し、一切に果てるだけの現象にこじれる後から締め付けるジレンマに時系列は無くなり、漂う衛星と化するのだ、と打倒な位置から、意味は座標に置かれ、その場所に示される意味を今にはき出す事を現実と呼ぶだけに卑劣な統治は続くのであるからして、この実態とは分裂的にクッキングし、昏倒する意識からアニミズムすら含まず、この命は陰と陽とハイとロウから迫る分岐点にさしかかる事から分裂し、惨憺たる今に露骨に示される原因に閉め出され、思念を放出し、私怨を生み出すだけにルサンチマンを作り出すだけの理性を突き抜ける事に自我など要らない。