昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

恋すらも物陰に隠れる夜から攪拌される愛が蓄積され、流動的な気配から、とげとげしいものが迫り、何もかもが、似たものであるのだ、ともぎ取られていく過程から行方不明になり、帰る頃には、根幹すら腐り、くたびれた愛が、キュンキュンしていた初期衝動すら忘れ、初期化されもせず、ただ年月を重ねるほどに、偏執していく、まる