昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

進むということ

降り注ぐ静謐によがる世界が回転を続ける。浪費される思念はうつむき加減で現前に漂う過去をなめ回し、世界性を滅ぼすような隠語を用い、構築されるだけの事情に葬られる後が軽快に仮想世界を撃ち抜き、迎合されるだけの神経質な森羅万象に迫る論理に固執する淵源に長ける思いが朗誦する神話が改ざんした現在に浸るだけのイメージが剣呑さを伝え、能動する脳内で反響する妄想から、真理は相続する理由に後ろめたい実情を促し、運命論的に相続していく理由から、メロウに促す前衛的な思いが長け、即座に感応する思いは性懲りも無く地図上に残る自己をかき消し、最たる理由を息吹く思いが収斂され、軌道修正される理由が形容されるだけの理屈から放たれ、自由とは思う以前にこみ上げる物語を廃棄しては、生じる由縁に影も形も残さずに、固執せずに飛び立つ存在が損なわれ、そこに思いすら残さぬ限りに陰る本質をその場で置き去りにし、思いを継続させる間に卑劣な傾向で偏るだけの思念が縁取る傲慢さをかき消し、介する間に買い占められた思念が得るものが偏執するだけに思想とは腐ったものに変わるし、やがて屈辱的な信仰を受け入れ、従うだけに儀式的なものの生け贄として現前に立ち尽くし、瞬く間の終わりまで固執する思いは、応じるだけの他者の欺瞞を携え、漫然と強要されるだけの強制力で従わせるだけに性差を用い、魂胆に理由を押しつけ、応じる答えにこじれる後から理性に兼用されるだけの精神論を促すだけに代償を求められる軽薄な思いが迫害されずに、その場で後ずさりし、残り香を蓄え、枠内に収まり、横溢する瞬間に加勢する一貫した悪意から、衝動的なモラルが慟哭を促し、一貫した綺麗な涙で君は浄化させるべきなのだ、と信仰は言い放ち、たちまちに現れる規律から、改ざんされる正義に犠牲心を運ばせ、あるいは無に至る過ちに気がつかずに、己を改ざんしていく限りに残骸と化する身体を傍観し、殺伐とした主体に促される真理がなあなあに事実を運び続けるだけにつたない理由がシンクロし、固陋するだけに偏る受け入れない身体が硬化し、拘束される意識はイメージを失い、生じる由縁に延々と巻き込まれるだけに代償を求め、妄想的な観念に失望を携え、照合されるだけの関係に交わり、はみ出す間に介する思いが相互し、互いの思いを巻き込み、ひとつの愛になるべく、理性を用い、応じる答えに結末を植え込むだけの受け答えを飛び越え、永遠に長けていく。

狭い世界が促す観点の独房に収まるお粗末な答えから、老幼を虐待するだけの逆心が、親権を奪い合う闘争へと到達し、淘汰されるだけの革命に定めを生み出し、攪拌される無神経な時代を覆う暴力性だけが、惰性な事実をかぎ取り、ロジカルな問いに統制され、統合される思いは、恒常性を失い、齟齬する意識が乖離し、理解を含まずに腹心に定める意味すら意志を失い、損なうだけの存在に至るだけの痛みも倍増し、朦朧としていく意識に嵌め込まれる理由から、理想は損なわれ、希望に至る前に間違いを歩み、靄然とすべき意識の海辺でカタルシスを促すだけのよどまぬ思いをくみ取るべく、今に瀰漫する忙しくうごめくだけの思念に自由も無く、拘束されるだけに至り、痛みを抱え、緩衝する思いも、神話を抱えるほどに枯渇し、与えられた義務に当てつけられる意味合いから、近因は弾け、歯止めも無く生み出される苦しみの住まいに浪費されるだけの観念が俯瞰を奪い、空間に謳われる善意的な思いも、独善的なものであり、飽き足らぬ思いが曖昧なままに今を支配する。

期待感を孕んで世界を眺める。閉ざす思いも開けっぴろげ、逍遙し続ける思惟は深く羽化し、情念の深みを飛び交い、達する事も無く、延々と考えの中で飛び回る。有する答えに圧縮されるだけの明日に去りゆき、損なわれる思いも、その場で朽ち果てるだけの思い出に変わり、介する間に占める思いが相続する今に長けていき、対する意味も大差も無く、ただその場で交わるほどにみずからの強度は増し、咲き誇る意思は、虐げられずに、もがけばもがくほどに、強くなり、追考していく先に憂鬱も消え去り、最たる今にぶつかり緩衝する間に差異も無くなり、互いを認める間に認識は深まり、複雑に消え入る本質も、真実の谷間に潜り、朦朧としていく意識はつたない意味を吐き出しながら、破壊的な情事に眠る軽蔑されるだけの信心から浪費されるだけの心身は解き放たれ、みずからをくみ上げる限りに形も無く彷徨う思念に籠城せずに、たちまちに広がる意思の帆を張り進む限りに何事にも捕まえられずに、移行し続ける限りに意思に負荷は与えられず、軽々と今を浮遊し続ける限りに止まらずに先先で描く真実にこそ、実体も無く様々な思惑をぶつけ、長じるだけに止まらぬ意志は、今にだけ力を用い、ひたすらに自由に進む。