昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

超える何か

習俗なものが、卑賎さを生み、卑しい者が支配するだけの、権利が跋扈する。あらゆる権化を打ち倒し、たちまちに生み出すべき愛が覚醒するまで、待ち続ける侘しさこそが、君を育てる。若いとは、所詮浅はかで、卑俗なものに偏り、年老いても、何の理解に至らずに、私服を肥やすような者が、権威的なものに変わり、偏見を呼び、あらゆる行為を、否定的に見下す。ただ、老いも若きも、理解に至らぬ限りは、人間にすら至らずに、獣のままである。何に対しての大義かを見出せずに、思想は、一人歩きし、独りの者を騙し捕らえ、幽閉された先に見るべき意味に道標は無く、ただ迷い尽き果てる先に堅持し、誇示するだけの幻影を背負い、考える価値が、カタストロフを誘い、ロストしていく真実は、時間に追いつかれ、老いる事を恐れ、言葉に引っ張られ、逼迫する思いが、恐怖に慄き、自らの価値に溺れ、懈怠し、形あるものに縛られ、歩く意味や、あるものに対する思いが、絶え間無い苦しみを運び出し、行き先も決めずに、先行き不安で、不安定な物語から亢進していく思いが怒りを振り切り、ストレスを調和しよう、と脳内でノルアドレナリンを生成する隙間にヒットする感応から、起爆剤を投与し続ける擬人的な企みから、模倣するだけの猿まねから、調教されるだけの猿回しから、傀儡どもは、同じ原理をさまよい、ただあるものを、あるものとして信用する限りに陰る本質から、憎しみ合う欠如へ屠られるだけの暇つぶしの輩が投下する劣悪で鈍感なミサイルが、ひとりの人間を完全破壊するまでに至るだけの涅槃へと執行していくだけの形式的な罪と罰が支配を続け、ただ与えられる罪などがつまらぬ事で争いを続ける限りに観点を損ない、短絡的な動機がモラルを謳い、あたかも自らが正しいかのように示す値から、価値は過干渉を続け、過保護的な防御壁が自我を囲い、感性を損ない、ただ揺るぐだけの精神は、傀儡としての生涯を一貫して受け入れ、運動的に配される値から、運命論的な倒錯から、人間的な終末論から、健全さは喪失し、ただ従うだけの従順さだけが、最たる意味を見つけ出すのだとかつきまとい意志は、陰鬱な衝動を称え、ただあてがわれる真実だけが、あたかも正攻法のようなものだ、と受け取る今から途端は、荒廃し続け、つたない意識を続く限りに引き籠もる思いが、行動を抑圧させ、ただ制限を持たせるだけに、運命自体に倒錯し、問いただされるだけに与えられる対価が、代償などを打ち出し、あらゆる法で今を縛り付ける。

問いただすべき君も、一縷の望みすら持たずに、ちぐはぐな原理を追いかける。物事の正しさを与えるだけのセンテンスにもだえるだけの思想は、思考を持たずに、ただ流動するだけの本質を追いかけるままに、稼働する意識が、アニミズムを謳いだし、自然を守るための戦争へと移行し、扇動される神への崇拝が、新たな害を作り出し、物事を昏倒させるだけに至り、正しさを見つける以前に、見つめるべき自己を喪失し、その場で朽ち果てるだけの意味を追いかけるだけのジレンマを抱えたまま、越えられぬ今を傍観するだけに至る自己批判から、憂鬱へと移行していく限りに陰る本質は、邪推を繰り返し、自ら抱えたタナトスを超える前に、尽き果てる思いは、知己を持たずに、ただ蓄積される苦悩に踏みつけられ、見つけるべき意味も、見出すべき今も、破壊的な思いに原理を損なわされ、最たる意味をくみ取る以前に、駆逐された精神は、破壊し尽くされ、空虚な部屋すら持たずに、ただ何も無いところをさまようだけに至らせるような悲劇を越えるべく、勉学に励むべきだ、と告げ、ただ思いは、超越し続ける限りに、帰り着くべき場所などは求めずに、ノマド的に流動し、分裂的に疎外され、各地をさまよい、蔓延る悪意に鎮座せずに、展開し、転換し続ける思いが、次から次に遅疑を抱え、カタトニーに至ろうが、その場での膠着に過ぎず、その場でのこころの消失に至るだけであり、そこかしこに現れる自分を分裂的に愛する事により、空間や次元に縫い付けられずに、自分を見つけ出す限りに居場所などは要らず、たとい表されるだけの孤独などは、恐れる必要性も無く、そこに制度すらも無く、縛られる事も無ければ、自由を謳う事も無く、ただ放たれるだけに言い分けを繰り返すだけの軽薄でそつない関係に接続されるだけの説明や、習俗や儀式すらにも反し、ただ黙する限りに現れる静寂に寄り添い、かみつく思いが、かがみ込み、鑑みる間に試みるべき意味だけが、静謐の中で広がり、あたかも宇宙が無から広がり続けたような無限性が自らを敷衍し、執行する意味すら無意味であり、そこに媒介させる法ですら無力であるし、そこで認識する自分すら無に至るだけに浸り、あらゆる根源は、ニヒリズムを透過し、あらゆる観点を貫通し、痛感する以前に通過し、今あった過去も、此処ではかもにされるだけに至り、騙された思いは、また同じ意味を味わい、今此処にあったものすら贋物に過ぎず、思えば、本物すら無く、ただ照らされた意味に名前を当てこすり、それこそが、正しいのだ、と嘯く事から、人間の過ちは始まったの、だ。ただそこに権威を授け、権利を謳い始めた事から統治は始まり、争いに転じて行く。