昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

謀反


 時の段落にさしかかる。織り込まれる精神が、切り取られ、途端に自由を喪失し、相互する意識が、倦怠感を抱え、攪拌される神経をまさぐられ、えぐられた思いに群像がとろけ、ロジカルな数多に推考すべき意味すら見失い、鬱積する思いが跳躍し、放たれる意志から、延延と演繹し続ける先にシステムの終わりなどを謳う経済論者が煮沸する世界も、表明的なものや、表層に漂う屑や滓が順序をせき止め、その場でバビロンに膠着し、意思のパビリオンに沈む面影も、倦怠感を抱え、重ねる思いが悠遠に織り込まれ、静謐な月日に揺動させられる刹那に窮乏する主観が、その永遠性の陰影に拡散される健忘から、原始的なアノミーから、恐慌が迫り、ファシズムが世界を席巻するころには、孤独なものばかりが侵攻し、行為に基づく正しさなどは、誰かに示唆されるだけに思案するものは、誰かが謳うだけの狂言から、加速する被害から、繁栄も終え、キャピタリズムの傲慢な翅ももげて、モゾモゾと羽化する悪意が、次から次に飛び立つ辺りから、出来合の真実は、邪推するだけの正義から、転移する悪をこじらせ、行為に基づく事柄に収納されるだけのリベラルな意図などは飢渇するだけに終え、境目を用いるほどに、魯鈍なものを抱え、一縷の望みすらも無くなり、もだえる思念が、モラトリアムを叫び、元元の原理に収納される事で収まる痛みから、最たる意味は独創性を損ない、その場で尽き果てるだけに終えるのだ、とその終える、という観念から、関係するはじまりなどは、浅薄なものであるし、軽薄な意味しか生まず、あるいは、生む事すら否定されるような関係に陥るだけに浅はかさに破壊され、儚い思いは、協調性などを求めるだけにモラトリアム人間として、リリカルなものを喪失し、損なう限りに陰る本質は、行為に順序を用い、純然たるものとは、何かに支配され、指図される限りに自らのマゾヒズムをくすぐり、演じるだけに至るようなものが支配するだけに規律から、激情を生み出す汚穢から、住まいを失うさまよう憧憬から、慢心を逆撫でする疑似的なものがよどんだ空域に放たれ、差異を用い、惨憺たるものを運び出し、配備される愛から、配下に下るだけに空虚なものを吐き出し、破壊的に至るニヒリズムから、妊娠し続ける先に認可すべき愛を産み落とす子とジレンマを交わらせ、慢性的な微熱に支配される侮蔑されるだけの心境から、行為は、元の位置に妨げるだけの行いを引きずり横暴な支配から、陰る本質は、心情に軋轢を重ね、あいまいなものを今に生み出し、些細な出来事をデータ化し、過信し続けるだけに乖離する主体は理想論を用い、希望的観測に陥り、横溢する瞬間に偽装される絶望に支配され、境域にこじれるだけに恋から、愛は生まれず、ただずさんなものを用い、生産的に至らぬものを支配するだけに終える嗚咽がなびく夜から、浸透する意識は、散々なものを蝉蛻させるためだけに対立し続ける現在に迎合される事だけを信心すべきなのだ、と採算合わすだけに最たる意味を喪失するだけに陰る本質が補完などを叫び、行間にせめぎ合う憂鬱に気配を隠す。

 懐胎する真理から、面影も怪訝なものを抱え、刹那にとろける熱情から、理論は膠着するものを構築し、本質をせき止め、せいぜい収まるものだけを青臭いものとして見下すだけに陰るキャリアから、漠然と接合される接地面から零れる赤い血から、愛惜を携え、議論の象徴的なものを傍観し、諦観に至るだけの偽装から、大衆的なものは、対象を用い、そこに敵意を利用し、適正される悪のようなものを配下にし、堆積する悪にねじ曲げられ、偏執するだけに固執する者を限り、陰る本質は、贋物の価値にカタストロフを叫び、癇癪を起こすだけに、応じる答えに収まる先に待ち受ける意味が次から次にたまり、今をせき止め、止めどなくあふれるものが、物語を膠着させ、構築されるものとは、際限無く邪魔なものであるし、その場の障壁にしかならず、堆積するものとは、解析される事を待つだけに対比するものをそこかしこに生み出し、物事が持ち出す定理にさまたげられ、最たる意味を損ない、そこかしこで苦しむ住まいから、意味を履き違え、破壊的に至る痛みから、陰鬱な衝動が消費し続ける観念に関係性は、悔悟を用い、感動的なものを謳い、物事に左右され、済世を謳いながら、何かを支配するだけに饐えた香りを放ち、露骨な支配は、進化を求めず、今に諦念を持ち出し、提要されたものだけを信じるべきなのである、と求めるだけに価値の家畜として、自らの欺瞞をすなどるだけに貪婪さを用い、何でもほしがるものは、何も手にできずに、敵意だけをまとい、ただ次なる標的になるのを、今か今かと待ちわびるだけのマゾヒズムを抱えたニヒリズムが、くすりともせずに、今を傍観し続けている。