昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

吝嗇


 絵空事を並べ、夢遊病のように生き、炸裂する今に悪趣味なものを投下し、つがいの本能に交わる愛に似た物質も、錯乱する現在に来すイメージの塗料をぶちまけ、物欲や、難癖つけたがる互いの本質や、咆哮を重ね、粘着するだけに浸る今に浸すものも、火照る身体を抱え、加工される義務へと超脱していく意思が、寵愛するものが、悶絶を繰り返し、反芻する物事も、問答を重ね、空虚さをため込み、互いを咎めるだけに帰巣する真実にもとづく永劫に加算されるものが、悶絶を繰り返し、現象へと帰還し、緩衝し合う互いの優しさに酔いどれ、精神性から乖離し、自らの愉快さのガイダンスに従い、幸福論を押しつけるだけに、横溢する瞬間と、理想との協調に注がれるだけの普遍性や、その場に現れる不具合や、誇張されるだけのものが、物々しく迫る。生殺与奪を反復させるだけの利口なやり口が、空疎な理由をもたげ、思想を奪うだけの戦争へと陥る先に、焼き爛れた観念が、ファシズムを用い、朦朧とする意識を買い取るだけに、自らの欠如を埋め、結実さを謳うだけに、関連する状態は、邪推するだけに至り、浸る今に誇張される欺瞞を買い取るだけに、果敢に挑む意志は疎外され、齟齬する今に来すイメージが専横し、応じる答えに結末を告げ、ニヒリズムへと陥らせるだけに至る信仰から、心情は、統括され、総合的な支配を啓示するだけに浸る自己啓発的な軽薄さの呪いでもって、自らの浅薄さを呪うだけに至る仰々しさが、戦乱を強化させ、恐喝を続ける意思的な初心さに、運動的な適任から、敵意を作り出し、対照するものを追従し、打ち砕くために、慈しむ事を忘れ、我が物顔で支配へと至るだけに、絶え間ない闘争へと陥り、応じる答えに理性を失い、横暴な意思は、破壊するためだけの暴力へと至り、凡庸な獣の流儀を掲げ、課せる意味へと統合されるだけの普遍性を恫喝し、相対する意思は、相互依存するだけに浸る愛へと内情を統合させ、投棄されるものを拾い集めるだけのあいまいな自我は、緩慢なものを愛し、加工されるだけのギミックへと浪費される思念を深淵で拘束させ、広義に至らずに、大義を用いずに、求められるだけに浮揚するものを信仰するだけに、信じ込む意識は、訝るだけの現在に抵抗を生まず、踏みつけられる意思は、濫觴するものを信じ込むだけに、体系的な欺瞞へと陥り、意識的な等閑から、緩慢な差異へと落ち込むだけに至る精神性などは、誰かの意思を引き継ぐだけに、引きこもる自らの意思に足かせを嵌め、世界を奪われるだけに至らせるような悲劇へと自らを落ち込ませ、厭う精神は、汎称されるものを信心し、やがて、自らの純粋な理念でもって、自らの首を絞め、ひとくくりにされるだけの意思をモチーフに、信仰の強度は増し、共同体として生きるほどに、魯鈍な補填を繰り返し、自らの空しさを利用し、領するものの強度を増していくだけに枢要なものを捕食するだけの観念は、倦怠感を重ね、権威を用い、謳われるものへと注がれる意味を喪失していく限りに陰る本質は、自らの力に反するばかりで、背反すべき意思との調和を目指すばかりで、欠如していくだけの軽薄な身体を重ねるほどに、快楽の傀儡として、寂れた意識は、さび付いた儀式を執り行うほどに、魯鈍な意思に注ぎ込む潤滑油の役目を果たすだけの清め祓いから、蔓延る純粋さは、やがて自らの純粋な悪意に領土を明け渡し、互いを咎めるだけの理想を強調し、自らの境地に至らずに、ただ互いの意志を奪うための権力を用い、統合しよう、ともくろむ止揚から、証拠を残すだけに、統合される意思は、異物感も抱えずに、皆が皆、誰かの意思を信仰し、崇高な意志を持たずに、一絡げにされるほどに、強度は増すが、その強固な思いとは、どの行いから、何を運び、何を生み出し、何を見出すのかを知らずに、ただ信じ込むほどに、信心とは加速し、信仰心とは、強固なものになり、支配され、高潮を迎える意思は、信仰する事への高揚感を持たせる反復的な読経から、トランス状態へと至らせ、自らの快楽で、現在の苦しみを克服するよりも、今に攻め入るものに反し、相対し、従わずに、従えずに、ただ反し、自らの意思を誇張する事にエゴイズムは無く、エゴイズムとは、ただ奪い利用する事だけに重点を置き、ただ自らの利益のためだけに考え行動する事が、エゴイズムであり、ただ自らの意志を強調し、自らの意志で生起するものは、エゴイズムですら無く、ただ現れるものを信じ込むほどに、澱みは生まれ、迷いは育ち、争奪へと至り、浸食を繰り返し、えぐれた意識は、そのえぐれた部分に嵌め込むような愛を求めるばかりで、何の正しさも理解できずに、善悪を謳うばかりで、浪費するだけの観念を追従し、自らを奪うものに反するばかりに忙しく、草臥れた意識は、うらぶれ、帰巣するべき真実も、着込んだ意識で、虚栄ばかりをため込み、持ちすぎるばかりで、傲岸不遜な輩が吐き出すあいまいなアニミズムが誇張する神を信じ込むばかりで、何が大切なのかを、ひとつも分かって無い。