昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

間隔と永遠


 記憶をむさぼる幽霊どもが、ジレンマを引き出し、延々と縁先する先に乖離していき、指定される義務に組み込まれ、誘引される面影にひた走り、断続する思いに亀裂を走らせ、宛然に猛る思いを収斂させ、連動させる記憶に草臥れた破片や、変化を咎めるだけの退嬰的な理由に流浪する君の旅路へと対峙していく自己に区域をもたらせ、食い込む意味や、屈辱に退行していく意識的な枯渇や、後悔をせき止めるだけの記憶に離れ合う儀式的な婚礼へと悲観していくだけの苦悩が引き伸ばされ、苦悩を用い、謳われる出来事へと暴走していく真理は、躍動し続ける先に帰る場所などを求めるから、止めどなく暴力的な理論を謳い、体系的なものが用いるだけの記号化した夜に支配され、退廃的な物事へと加工されるだけの動機に破壊されるだけの犠牲心を謳い、苛むだけの記憶や、心ない何かを用い、動機をとどめるだけの腐敗した日常や、加速するほどに、おいてけぼりをくらった苦悩から猜疑心を引き出すほどに、魯鈍な価値は、憎しみを生み出し、兵器的な日常に、過負荷を授け、預かる意識は、今に浸るだけの時間的な作用にとどまり、永遠がなんたるかを知らず、何気ない日々に内面的な欺瞞を授け、悲劇へと加工するだけの工場へと運ばれ、生産的な物質に変わるか、廃棄されるだけに排外主義がもたらす意識的なレイシズムが超克できない苦しみを生み出し、恒久的に苦しむだけの機械へと陥るか、はたまた、短絡的な動機が、一途な思いを破壊し、誰もが、同じものへと引き伸ばされ、今に見出す苦しみを、一緒に体感するのだ、と妥当な者が投げかける苦しみは、苦しみにあらず、自ら嬉嬉として苦しみに這いつくばり、マゾヒズムを生み出し、傷口を自ら治らぬように、何度も傷つける事に快感を生み出し、快感原則にとどまり、毎日にせき止められ、滞留していく意識は、還元されるだけの恐怖へと引きずられ、自らの痛みにあらがわずに、無抵抗に受け入れる価値を持たされ、その、用いられた価値で威張り散らすだけに至るような動機に果たす未明に加算される夜が、感覚を麻痺させ、毎日の愚鈍な支配の傀儡として、指定され、支配されるよろこびだけに快感は増し、逸脱するものを捕らえ、その場で屈従させるべく用いられる権力に一列に並ぶだけの仰仰しいジレンマや、時代的にままならぬ精神は、敬神を謳い、対比されるだけの可能性へと肥大していく苦悩に操作されるよろこびだけに配するアナーキズムを加速させ、灰燼になる前に、内面的な時間を解除し、永遠へと引き伸ばされる過去から、涅槃へと旅立つ意識を翻し、かかずらうだけの儀式的なジレンマや、系列的な猶予に痙攣していくだけの経緯を乖離させ、回避し続け、逃避する先に愚弄を続けるだけの猶予を破壊し、創造的に昇華させたものを入れ込み、こみ上げる思いが、昇華し続け、異化作用をほどこすまで、受動的な快楽から、破壊的な認識に浸るだけの期限を打ち砕き、付帯する先に具体化し、暗示するだけに浸るだけの意味から脱出し、あらがい続ける意識は、最たる意味を破壊し、欺瞞で打ち付けられた神を尻目に、独裁的な主観が生み出す苦悩と破壊的な者が誘い出す意味から離れ、思想とは、思考を操るだけの道具であり、ただ、引きつり、乖離していく心身に区域を生み出し、区分するものすら、争いのものと変わり、内心に内戦を生み出し、終わらない世界戦争へと至らせるだけに、偽装される真理は、誰かの言葉を借り、誰かの意思を借り、何かを狩るだけに意思は拍動し、同化する意思と死が偏屈な状態をアイロニカルに表現し、孤独に進む隘路から、安逸をむさぼるだけに、体外に果てる憤りから、理論的な屈辱感に配される圧壊した意識に不満を投げかける意図から、恒常的な苦しみへと厭い続ける思いが、不潔なものを毛嫌いし、慧眼を用いずに、戒具を嵌め込まれ、自ら選ぶ事すらできぬ思いが、有意義さを損ない、ただ、生かされているというのは、何よりも、恐ろしい事であり、生かされているなどといういかさまを生み出しただけに、最たる意味を損なった生命は、今に静止し、抑圧されるだけに、生死を賭けるなどと、軽薄に賭ける賭け事へと転じ、不羈なままな精神を捨て去り、ただ、老化を恐れ、悔恨を溜め込み、受理するものも、誰かに与えられた苦しみと暗黒に支配され、契合されるだけに意図を失い、自らを束縛し、寂寞がなんたるかを知らず、積悪にひずむ悠遠な時に馳せる動機が、感情論的な善意を吐き出すだけの独善的で最先端な恨みから、利己的な支配に経路を与え、刑罰を加えるだけの法に囲われる偽善的な実感などは、空疎な理由という鎖で巻かれ、身動きも取られずに、バランス感覚も失い、ただ、測られる善悪から、距離を生み出し、懸隔を用い、時間に閉じ込め、何が愛であるかも知らず、愛とは、ただ、偏りを生み出し、独善的な兵器であるし、破壊するだけの理由に変わるが、その、愛が無ければ、私たちは、壊れる弱さを知らずに、壊れるほどに、愛すべき強さを用い、何かを包括し、気分を昇華させるような美しさも、たまには、見せてくれるの、だ。