昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

迎合されないための叫び


 猥雑に炸裂していく瞬間の空疎な子供たち、消費的なやかましさを往復する服従心の塊の大人たち、あふれる思いは今にさえぎられるだけにいたり、いぶかる先にさえずる記憶が信用などを謳いながら、束ねる時折に折り返していく思いが集約され、権力的に製造されるだけの動機が昏倒していき、魂胆は、今に混ざり合い挫折を重ねるほどにロジカルな消耗品として、貧寒な現在に伝令される言葉があいまいに支配を続けるだけの現在に低劣なものがシンパシーを謳い、隷属していくだけの思いが今に複製され、たじろぐ瞬間に商法を用い、本当のものすら失いながら、喪失感にくだけていく空疎な午後や、結末を待てずに夜に消費されるだけの思いが緩慢に左右する日常から聡明さも消え去り、うとましく関わるほどに完結していく時代的な過ちから、愛惜をたずさえ、妖艶に消え去る君をひるがえすための愛も買い取られるために終わり、年老いた後には汚穢に変わるだけの感情が娶るだけの過ちから、暗澹とした支配から、信条に徒労するほどに、補正されるだけの思いは何かに制されることだけを目的に抑圧されることにより、増していく快楽の虜として、マゾヒズムを豊かに製造するだけの生産的な街に帰路をむすぶための無数の過ちの子として、遭難し続けるシステムに住まう犬として、時代的なジレンマを吠えるように謳うだけの正義を履き違え、何かを破壊するためのメロディーを製造し続けるだけの惰性な性差を纏った正義の仮面をかぶった悪の本質に住まうだけの意識をトレードしていく嫉妬心の塊の者どもの卑屈な思いに連続するほどに、自らとは喪失していく。改善されない思いは今に壊れ、管轄に置かれ、置いていかれた身体を補完するための空疎な悲劇を用意し、散漫な動機に鍵をかけ、敢行されるがままに緩慢に処理されるためのこころの豊かさなどを謳うほどに澱んでいく意識は、意識的に何かを捕獲しようと思うほどにこみ上げていく思いの残像が、今を虐げ、従えられるほどに、虐げられるというあいまいな過ちを枷に変えるための罪を背負い込み、戦列に並ぶためのためらいから、偽装されるだけの言葉に惰性に支配されるための対価を用い、模倣するためのものを崇め、基礎として打ち込まれたものに乗っかるほどに、狩られる自分との距離を示すような値から、もとづくものがうとましく絡み、いびつな正否から、隠逸していくほどに掌握され、原始的な苦しみから、ここでの苦しむための苦しみを絶えず生み出したに過ぎないような償いを謳うような退嬰的な傷をつけ、その傷を抉る自分を傍観する自分をまた違う自分が傍観するような分裂から、正気を謳うだけの正常さなどは、今を測るための正常さを保つことだけに専念し、遷延していくものに飲み込まれるだけに至るような悲観的な朗誦に折りたたまれるいたましい思いを加工していくほどに枯渇していく精神は、誠実さを求め、合理的に処理されるための普遍性をかかげ、道理を卑屈にひるがえすための不潔さを何かに当て付けながら、あいまいな理論で措置される現在に正解などは、世界のつじつまを合わせるためだけに生まれた正解で世界を形成しているだけに過ぎず、そこにあふれる不潔な合致から、姑息な者が収束を願うような動機にひずむような真実に統合されるだけの正しさの支配から抜け出すために、真実としてかかげられているものすべてを打ち砕くような者であり続ける。つたない動機を謳うだけの憧憬に潜む本質的な悪意から、アクメに至るために絶えず戦争に至るような退行的な保身から、交換されるために通過していく痛みに応じるだけの結末に住まう幼稚な確立から、確実さを謳うほどに、本質とはねじ曲がるのだ、と誰かが語る正しさに支配されるほどに、支配されるがままに算用されるものを崇めるだけに至るような退屈な理論に措置される現実などは、現実的でもなければ、そこで堅持されるものなどは、空しさを報じるだけのものであり、すぐさまデカダンなものに変わり、出来合のもので支配し、規範になるものを崇めるべきだ、と押さえ込まれた思いは、どこにも帰れずに、解決を求めるほどに増していく怒りから、暴力性だけを加速させるのだ、と語るような精神分析の愚鈍さから放たれ、うとましく謳われるものが正しさを謳うほどに、正しくあろうとつとめるような者の理屈を受け取り、いくつもの罪を課せられ、そこでは正しいとされるものだけが、正しくあれ、というようなファシズムから、紛争へとつながるような幼稚な倒錯から、等差が用いる闘争から、盗用されるだけの答えを用い、統合されるために体系を用い、対価を用い、構築されたものだけが正しくあろうと示すものとは、何かを閉め出すための答えであり、答えに潜む悪を読み解けぬようでは、そこでの正しさに専横され、横暴な支配により、芝居を続けるような生き方こそ素敵など、と平和主義的な傍観から、交換される悪意を受け取るための受け皿としてしか機能しない。