昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

夏の終わり方

すりよる足音、
懐かしい味に
鎮座するモーションが、
永遠に制限され、
夏の音がちらつく、
厳正なる時に
感応するものが、
物語を汚し、
倦怠感をかかえた論理が、
定期的な飛躍を続け、
つたない意識が、
比喩を続けるほどに、
意識とは孤独をかかえ、
自らを怪物に変え、
反復する意識は、
判然とした形式の中で、
自らを表すもののどれもが、
意思を奴隷に変え、
自ら生み出すことを否定し、
悲観的なものを打ち出し、
産み出すことで
疲憊するのだと、
灰になるだけと、
屈従する瞬間に、
主観性とは制限を与えられ、
連帯感などを謳いながら、
簡易に消耗し、
朦朧としていく意識は、
季節をかみしめ、
軋む身体が細分化され、
意識すればするほどに、
バラバラになっていく
意識を担うこともなく、
自らから抜け出て行く。