昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

色もない夜の内臓

若者たちはすべからく知らず、知らぬ合間に嵌まり込む悩みから、引き込まれる闇から、加算される苦しみに原理的な終わりが示す敵意から、転落していく意思は、私怨などを用いながら、長らくの卑劣さに病んでは、途端に苦しみを加速させ、換算されるだけの価値は、主体性を堕落させ、フラクタルであることを求めるだけの依存的な彼女の毒から、緩慢な作用を持ち出す空疎な自分が補完するだけのいたずらで消費的な痛みから、散漫な価値は、加算されるほどに、加速していく意思によって、自らを引き延ばし、どこまでも敷衍していく自分に嫌気がさし、胃に穴を開けるか、頭に風穴を開けるかの差異から、惨憺たる儀式に予備的な命でしかない今に肥満化していく。