昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

能動的なものの迎撃

でたらめな恋の模様、有する価値などはカタストロフに至り、浸っていた思いはずぶ濡れになり、ノスタルジーに憐憫、屈辱の果ての私欲により滅亡する星、記憶の行き違いに、傷んだ身体が懶惰に売買される世界の欠如、海馬に住まう傀儡たちが与えるフラッシュバック、慢性的な痛みをエタノールで拭いて、複雑な過程を修正する哲学がミシミシと唸り、内面性に結合される精神的な伴侶や、死と密接である生との交合、まさぐる思い出との婚姻から、因果律を破壊するまでのきらめき、軌道修正される流星がパンデミックさせる新たな病や闇やらが降る夜、希望は忘れ去られ、本質的なしあわせとは、何かあるわけでもなく、何を求めるわけでもなく、何かうるさくても、ここはずっと静謐であるべく、そこかしこで静謐で、清貧なものを目指して、惰性に結合される余韻はメロドラマのようで、誘引される思いは因子に欺瞞を与え、犠牲的な真理は精神を腐らせるだけであるし、堕落とフラクタルである君は浮浪児で、エクソダスを叫んでは、どこにも聖地なんてないはずなのに、どこかに集まったって、すぐさまバビロンは出来上がってしまうんだから、神を持たずに人間自体を乗り越えないかぎりは、おなじことの繰り返しであるし、あらがう先にあらわれるのは破滅だけであるし、おざなりな思いは、お下がりを着込んでは、すべて自分のものみたいに集約させては、自分の良いように判断する先にあらわれる意味を崇め、すべてはおなじ意味に収容され、おなじ神を崇めるべきだと精製された罪により、誰かを裁き、聖戦を叫んでは都合のいい争いにより、何も残らないが故に受けるべき罰を、他者に与え、自らに介する罪には知らんぷりするのさ。