昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

前衛的な子

光が残りを照らす。不純に律動しては、共鳴する羽音の波動、輪唱する近所の会話、笑い声が絡みつき、つたない心情がゆれ、悠揚にたまることごとくに届くはずもなく、慈しむように憎むような人々で形成された生活というものには、孤独が絶えずつきまとうものだと、つまずく君の絶え間ないエモーションが半狂乱になり、になう意味を買い取るだけの意思は飼い殺しのままだし、ままならぬ思いはロボットのようだし、打算的に攪拌される意識は、僕の中での孤独をふかめるために、何事にも捕まえられないように、乱立する意思は、表現の標高が高いところで見下すのではなく、眼前に広がる美しい風景を見て、芸術的な昇華を続け、批判的な除け者のケモノが歌う断罪などに手を貸さずに、自らが思い描くものだけで参画するだけの頼りないものでも、いつかはデモクラシーをクラッシュさせたり、スタイルを破壊しては、再生をめざすもののスタイルをも破壊して、さらなる超越をめざせと、唱えるために、この命は継続中なのであり、遅配するだけの秩序や理由が孕む懶惰な枷を外して、世界性に征服されず、複製されるだけの日々の伏線を回収する必要もないから、肝心なものすら破棄し、さらなるものを追求し続ける。