昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

貸し出された日々

噛み付く孤独の青あざ、毒々しい花と、肉欲のコンテンツと化した君の脳内で隔離される意識との互換性、時間を上手に交わしながら、ちぐはぐになる動機はいくつにもバラバラになって、まんざらでもない、君のデタラメな意識と交換される快楽的な昇華や、証拠も残さずに、散りゆく猫の死に様の美しさや、朝焼けにしみる均衡を失った自己との対立を終わらせるために、僕とは存在しているかのしように示し、君を救うように、世界を笑い飛ばすのであり、野ざらしになった意識は、少しの可能性すら駆逐する戦闘機によって、徹底的に破壊され、同じような関係性で、同じような感性によって、この世界は無意味なものを、意味があるかのように仕向けなくてはいけないらしく、幼気な者ほど、簡単に騙されるような仕組みが自由に人を操作し、今に悲観させるだけに至らせられるような人々の忘我、群れるほどに忘れさせられる自由の本質や、真実などは、どこにも存在すらしてないし、存在しても、その存在すら過ぎ去ればすぐさまあやふやになり、あてもなくさまよい歩いては、いくつかの差異に捕まり、つくづく思うほどに、思いとは遠のき、ここで考えていることも、れっきとした事実なのかと、史実に問いかけても、誰かが語る過去などは、加工され、歪まされ、正しいことも正しくないように描かれ、正しくないことが、正しいことのように描かれているのであり、何が正しいかなんて、あってないようなものである。