昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

備蓄

猜疑心により萎びてしまった花々、世界の可愛さに気付く前に、居なくなってしまった君たちの悲しみを詰め込んだコップの中では、新たな世界が形成され、この、夢でしかなかった忌々しい現実が、何度でも同じように、何度も、違う顔をしながら、あたかも、そこにあったかのように示す間から、締め出されてしまっても、また、同じようなサイクルを進み、荒んでしまった過ちの中を彷徨い、印象に溶けてしまうだけの、末路の中で、細やかな愛すら信用できずに、与えられたものを、与えられたままでしか、理解できないような、曖昧な今に保持する理由や、そこで、縛られていくだけの、曖昧さを孕んだ互換性により、接続される永遠性や、あらゆる制限や、精神的な回路に住まう違う自分との差異や、裁断されるだけの、幼稚な涅槃でのさばる不安などを淘汰し、位置付けられるものや、その場に居残り、当たり前のような顔をして、突き進んでくる幼稚な戦争の保管場所や、捕囚として、あるいは、捕虜として、はたまた、神として、磔にされてしまうような、退屈で、怠惰なプロセスを徘徊する原理や、そぞろな意味や、習慣的な馴れ合いや、不感症的な彼女の適材適所な役割や、躍動する意思も、他者から見れば、止まっているように見えるし、そこで飛躍したり、疲憊したりして、石のように感じられるような、値の中では、価値なんてものは、役にすら立たず、そこで、破壊されてしまうだけの末路や、ロジカルな総意や、双方の不倶戴天の敵として、あつらえられた罪を練り上げ、うそぶくだけの、幼稚なまつわりに注がれる油により、燃え続ける世界の伴侶として、あらゆる犠牲を取り払い、誰もが、苦しまないようにと、願うほどに、食い込んでいく誰かの苦しみのようなもの。f:id:jibmfmm:20240506041457j:image

翻弄

歴史的な夜に融解する不滅の私、背広を着た狼に囲まれて、立場がなんだのと、うるさく付きまとうから、のさばる欲望をハイジャックして、鮮明な過去に流動する自意識が孕んだ、悪趣味なラストシーンにシリアスな演技を、のうのうと続ける乖離した自分との対話を終え、自己犠牲や欺瞞や不満足を切り刻まむ料理人が作るシチューを食べて、旋律を登り、ずっと前から操作されているだけの、見すぼらしい自己を諧謔で染め上げては、君は美しいとか何だのと、うそぶきながら、自らが孕む悪意のようなものにフィルターをかけては、誤魔化す日曜日の残虐性や、旧約聖書が斡旋している答えを打ち倒し、信仰が齎した、優しい澱みに敷衍していく意識下に生まれたジレンマにより、行方不明になってしまった自らとの訣別を終え、言葉の裏側で芽生えた恋の始まりや、痩せ細っている鹿たちが徘徊する銀河や、行政のにより、閉じ込められた人々の藻屑や、空想的な儀式が生み出した自己愛的なものを、模倣するだけの教育や、あの世での行末などなどが、氾濫し続け、システマチックな刑場に運ばれる船が、うねりに絶えかねず難破し、晴天をも憎むほどの憎悪の隙間から現れたパッションにより、捩れていく哲学、さんざめく動悸のシンフォニー、倫理観を天麩羅にして、注ぎ込まれた観念で出汁をとり、ちぐはぐな道理をトッピングしては、明滅する思念で仕上げをする主婦たちの背中にも、翼が生えていて、脳裏に現れる濃淡な記憶から、即座に生まれる慟哭の洞窟を進む孤独な後ろ姿や、聡明な面影に備わる猶予などに、絡みつく無数の棘、超克すべき、忌々しい自分との別れ。f:id:jibmfmm:20240505042952j:image

干渉

比較されてばかりの日常、退屈なネットワークが生み出す悪意のような普遍性、正義は、はじめから無かったのに、あたかも、正しい者のような振る舞いをする、自称立派な奴らが求めるシンパシーにより、乖離していく理由や、理解を謳い、信じるべきは、目の前にある、神のようなものだ、と五月蝿く付きまとう君たちが、死に物狂いで模索する現在に注がれる可能性をも、破壊するガンマ線、境界線を持たずに、正解を駆逐し、モラルが生み出す体系化した理想を燃やし尽くし、中庸を謳う奴らの、悲観的な観点による、社会的な偽装や、虚飾や虚栄や虚偽の数々、群像に現れたアパシーにより、陰鬱な焦土と化した都会、この、対価ばかりを求める連中の世界では、怠け者扱いされ、除け者にされる喜びを敷衍させ、誰かがもたらす価値観や正解などにより、構築された独善的な答えからは超越し、悪化するばかりの現在に押し寄せる卑屈な思想や、強要される過ちや、誤りをカスタムして、荘厳な結末に備わる理由や、エゴやミリタリズム、難しい顔をした君がもたらすものなど、所詮は、簡単に消費され、使い捨てにされるだけだ、と嘯く奴らの資産を狙う泥棒たちばかりだし、打算的な日常を、惰性で引き延ばし、無くしたものを、追い求めるほどに、すぐさま老いてしまうことに、気付きもせずに、延々と繰り返す日々の中で、ノスタルジーを感じることもなく、ただ、摩擦するほどに、すり減り、燃える事柄の多くに備わる意味に利用されずに、ただ、もたらされるものに、物足りないと言い放ち、立場が何だと語る君の仕事ですら、明日どうなるかも分からないから、何度だってやり直せること知るべきだし、数字に騙されないためにも、何度だって失敗すべきなのか、と考えるあたりから、朽ち果ててしまうだけの、現実をぼんやりと眺めては、メタファーの中を踊る羽虫のように、飛び続け、踊り続ける。f:id:jibmfmm:20240504022312j:image

堅持

虚構の海を泳ぐ魚、境目ばかりの退屈な街で迎合されることごとくを突く世論、慢性的な欠如を謳う鳥や、訂正されるばかりの日々、紊乱な要理を包むパイ生地や、原理的な意思がそぞろになり、何もかもが、対比されるばかりで、難解になってしまうし、弛緩する夜空で監視され、乖離していく思いの波形や、物事の形式や、形あるものの重複、定理を貪り食うアリクイの長い舌や、痩せたロジックに肥大化していく饐えた感情が壊疽し、厭世観を焚き付ける輩が排除するだけの、幼稚な閃きの彼方で、重複する思いが、脊髄に垂れ込め、感情を動きにくくさせる間に、降り注ぐ雨、週末を汚すために、平行宇宙を噛み切る野良犬たちの群れ、存在するものとは、ただの、光の屈折や、脳内が嘯き、あたかも、そこに存在しているかのように、認識することでしか、そこに、存在しないかのように、思わせることでしか、存在しないのだ、と嘆く孤独な大人たち、倫理観に縛られ、誰か知らない奴に裁かれ、正しさなんかを用いて、誰かを騙すような奴らの憎しみに遮られ、猜疑心が縁取る退屈な未来を枷に変え、今に抑圧されるだけの、犠牲的な精神構造を破壊するための戦争や、消費的な彼女たちが生み出した幻想により、愛は死滅したのだ、と嘯く男たち、楽しみを屠る工場や、高遠な理想を弄る手や、今を散策して、隷属するために、続けてきた勉強も放棄して、厚かましく生に執着して、散々な現実を蹴飛ばし、自らの意思に従い、絶え間ない支配から逸脱し、誰にも何にも、従わないようにする。f:id:jibmfmm:20240503075835j:image

全貌

雨で覚めた午後、吸血動物たちが項垂れる睡蓮の中、五月病により、活力を失った悔悟者たち、立場を促し、奪い合う職の中、裁かれるばかりの日常の毒素や、散りばめられた嘘が溜まる狡猾な夜、シリウスが死滅して、数万年が経った後、孤独な星々が想起する未来や、約束を突き破る犀の角や、宇宙の共通語を話す原子炉の少女たち、偶然を食べ尽くすブラックホールの中心を探し彷徨う浅ましい自分との体系的な対立、形式的な憎しみを繰り返す動機、孤立した君の余韻、閉じた永遠をこじ開ける大きな手、託されたものなどは、所詮は、その場しのぎのものであるし、継承し続けて来たものは、破壊されるべきなどと、ヴァンダリズムを至らせるための、ミニマルな祝福の感嘆により、騙されてしまった、全く曖昧なカタリストたちにより、価値から締め出され、打算的な齟齬の間から、産まれた気配が、過敏な意味を捕食し、大きな口で、口角泡を飛ばす連中が、固執するものに、誘引されるだけの、思考停止した奴らに、そぐうために仕向けられたことだけに、動き続ける力に反発するためだけに、この命を費やして来たことにより、堕落せずに、惰性で生きずに、加勢せずに、あらゆる偏見を蹴散らし、甘美な瞬間に現れる、構造的な質感や、矯正施設を破壊し、あらゆる教育は、従わせるためだけに、今に御託を並べ、嘘偽りだけを捏ねるような輩が、謳う確かさなどは、足枷になるだけであるし、あらゆる苦痛を引き出すだけの、悲観的な観点が引き出す無謬性なんかに、騙されるわけにはいかないから、正解なんてものをあてにせずに、あらゆる軽快さを携え、たちまちに現れる屈辱に打ち勝つ。f:id:jibmfmm:20240502052032j:image

ノイズ

昼から解放された、夜の恋心、全ての伏線を引っ張り上げる柔らかい君の手、残りカスのような面影の波動、屈折した日曜日のニヒリズムや、衰退化するだけの都会から回転する意思から、衰亡する結末や、原型すらもなくなり、憎しみを加速させる人形たち、狂気的な住居に現れた主体性や、正解すらもなく、粛清を謳うばかりの、独裁者たちの街、蓋然性を破壊するハンマーや、バビロンに迫る制限やら、聖戦やら、生産的な末路やら、ロジカルな帰り道、残骸のような鉄屑に響くガイダンスの憂鬱さや、再現可能なものばかりになってしまった途端に、愛すらも白けたものになってしまったと、うなだれているモニュメントたちの帰巣本能や、幼稚なギミックや、犠牲的な本質やら、聖人君子の皮をかぶった罪人たちの回路、老化していくだけの毎日や、痩せ細った木々に囲われた場面、清貧な買い物を終え、自堕落な遊歩道では、考えるということを、諦めずに続けていたからこそ、正しさとは、煩わしさを消去して、確かさを謳うために付きまとう後悔を飛び越えて、応用されるための動機や道理から解き放たれ、自己嫌悪に至るだけの、君たちの惰性な経験を踏み荒らす怪獣たちや、羞恥心に塗れた世界の形状やら、補完され続ける退屈な罪の狭小さや、原始的な利害関係を謳う窮屈な理想や、有する価値にかき乱され、たくさんの憎しみの後に迫る退屈な日々や、自らに現れる傲慢さや、機械的な気配を弄る白熊、能動的な昇華を目指す詩的な跳躍力、ラクシュミーと眠る昼下がり、化石燃料で動く太陽や、硬直する要因、印象に解ける愛よ、と促す地球も、動くことに飽きて、今にその命の終わりを感じ、全宇宙に咆哮をあびせる。f:id:jibmfmm:20240501055211j:image

分離

奇跡も潰えた朝、傘も刺さずに、雨に打たれているキリストの背中を眺め、截然たる差を謳うだけの原理や、その場で捕縛され、身動きも取られなくなっているウサギたちの慟哭、実験室に運ばれていく猿や、コバルトブルーの海を汚す原油や、堆積する理由に迫る理不尽な結末の中で、何を得て、答えに導くかは、君次第であるし、恋とは、絶えず痛みを伴う報いであるし、あらゆる偏見を変換させるための、コードを打ち込み、駆動する青春に生い茂る精神性を破壊する砲撃、嘲笑されるだけの、堕落した空間がフラクタルになり、似たような構造に、延々と飲み込まれ、存在自体も、すべてと相似し、細部を見れば、すべては、同じような事柄を、横柄に繰り返しては、戻ることもなく、進み続けて行き、どこに帰るわけでもなく、乖離していき、貪婪な結末に飲み込まれ、欠乏していくだけに至るような終焉の中で、分離していく太陽や、行方不明になる感情の最中で、恒久的に複製され続けるだけの反復を味わうのが、死した先に現れる、新たな生の始まりの交わりの中心部で、さらなる分岐点を探し、特異点を見つけた主婦たちや、制限ばかりをもたらす世界や社会から逸脱し、誰にも捕まえられずに、自由であり、選んだ孤独の中を掻き分ける手や、定期的な他者からの苦しみから解放され、曖昧な答えが打ち出した未来や、嘯く答えを尻目に、吐き出されたエゴをかき集める、低劣な奴らが掲げる物事に統合され、誰かの物語の中での、mobとして生きるよりも、問答を繰り返し、過ちを正すために、たどり着く答えすらも裏切り、打算的な答えの裏に潜み、騙そうと近付く輩から逃げ、服従するための理を、ハンマーで打ち砕くの、だ。f:id:jibmfmm:20240430060747j:image