昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-06-03から1日間の記事一覧

愛した記憶

言葉は過去を持たず、形に生い茂る先々に不動な思いが価値観を啓蒙しては、散漫な意識に降り注ぐ冷たい意味に破壊される経験を用いるだけの精神論的な拘束から、根底は、飢渇するだけの道理に数理と推移を用い、憧憬に果てる理論的な退廃から、胎盤から与え…

主たるもの

意識的に別れていく。 形式すら持たずに、 保つ均衡も やかましく、 一つにむすばれ、 季節に通じ、 つつむ つむじ風や、 睦まじい記憶に 憐憫をたずさえわ ささやかな 世界を堪能する。

限界を持たぬ精神

価値観に交錯するものや、委ねる先に結い続けるものが軽快に行き交い、いぶかる現実に形容されるものなどに行き違い、魯鈍な意思が無神経な支配を受け入れ、軽薄に妨げる今に限界を生み、関与する間に悲劇が加速し、誠実さを損ない、そこかしこで選りすぐら…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 止まらずに描き、掻き乱す間に、好いた惚れたがかまびすしく迫り、刹那に滅びたビターな感情から、泡沫が上がり、成層圏を越え、接続される観念が宇宙の表面に触れ、自己の背中こそが、宇宙の果てであると知った後から迫るリアリ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 言葉の誤りを正しもせずに、正しくあるとは、正しくあろうとするものに現れず、ただ自然のままにあるものだけが、何の善悪も持たずに、正しくあろうとする意識すら押しつけずに、そのままで何にも騙されずに、ただあるがままに至…