昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

颯爽

加速していく原理を抱え込む小説の中での世界を徘徊する自己、社会的な原理の卑屈さに、空白を歩く黄昏時の恍惚、晴れ間に縋る記憶喪失の君の空間での、独裁的な因子、退廃的な修羅を歩く季節的な高遠さに潜む優劣、犠牲的な品位に狭まる現実的な素因、荒ぶる神による制限や、原始的なアニミズムにより、神を呼び覚ますためのダンスを続ける人々の渦、結ばれた二人の高尚な愛や、配役や、愛玩や、快感などなどが絡まる犯罪を作り出すだけの、惰性な正義が打ち出す正解を駆逐する余韻、インタラクティブな素因や、素粒子たる自らをバラバラにして、ざらざらとした空間に研磨され、研鑽し続ける先々で、大破する面影も、チグハグになりながらも、俯瞰で絡まる喜悦や、厭世観や、からくりや、カバンの中の宇宙や、奪い合うだけの体制的な基盤を破壊するためのウイルスを送り込み、期待感を孕ませるだけの、堕落した今朝を撃ち落とすための戦闘機や、整合性もなくなり、くたばるだけの現象や、現時点に掴まり、食い込む指や、拝金主義的な汚穢や、ささやかな幸せすら、踏み躙るのが、社会だ、と諦めているだけの君たちの皮肉や、悲哀に満ちた習慣性により、閉じ込められてしまった、純粋な精神や、痩せ細ったビルに住まう少年少女たちや、約束や、契約を超越し、自らの永遠性により生まれた記号や、暗号やノスタルジーや虚像、恒常的な汚染や応益や応用などの、退屈さには、飽き飽きしたから、このような答えなんてものの一切を、信用しないようにする。f:id:jibmfmm:20240322032912j:image

吸血

荘厳な結末を吸血する蛭の群れ、報うための夜に避難してきた祈祷師たちの反故、ディレイする瞬間に刷り込まれた誇大広告や、過失の海で溺れた青年たちの結露、濫觴した真理をティーカップに入れ、がんじがらめになってしまった末端を嬲る少年たちのエチュード、広汎な余韻を絵に描いて、点滅し続ける思想の皮を剥いで、夜通し見つめる空の果てしなさよりも、その場で結合されていく主観が、たちまち、真実に変換されていくまでの節度、曖昧な接続を続ける、君たちの残響、破裂したジレンマや、微睡に消える泡沫のもの、不思議そうに、時間を眺める私の心情を加速させるための、数多の動機がリフレインして、因果律に反しては、かかずらうだけの一生や、妨げられるだけの、健気な一切の汚穢や、重複する真実や、金利や均一化や、干渉や僅少、懺悔や豊かな思想や、行方不明の禁書や、期待感やらが氾濫しては、重複するアニミズム服従して、セオリー通りに、何かを愛したり、膨らんだり、からかったりしながら、からからのままに散歩している、君の横顔の面影も薄れてしまっているし、ただ、過ぎ去ることに飽き飽きしてしまっているし、ここで実感するものすら、すぐさま、過去に成り下がってしまう、と嘆く人々の渦に飲まれないたむに、心を強く持つんだ、と嘯く奴らの、利益になんてなりたくもないから、価値観なんかを謳わずに、自らこそが、至高のものであるなどと、勘違いをしながら、四の五の言っては、かんじんかなめなことすら、忘れてしまうだけの、曖昧な私情を噛み砕く口や、空疎な今に飛来する、数多の情念により、焼き尽くされてしまった世界や、焼け野原になってしまった今に備わるエゴを蹴散らし、ただ、迎合されているものを排除し、自らの正しさにすら、乖離していく。f:id:jibmfmm:20240321004010j:image

紐解く

世界との結び目を解いて、何にも、つながらずに、ただ、ひたすらに待ち侘びている幸せや、対比されるだけの日常に撒き散らす退屈な言葉や、体系化されていくだけの、忌々しい現状や、卑劣な争いの鼓動、あたかも、同化するための接続を終え、貧相な街並みに降り続く雨の音や、騒音をかき消すほどの、憎悪が絶えず犇く交差点や、淡々と消え去る真実を狩り続ける人々の渦や、奴隷として、働き続ける先では、搾取されるばかりで、何も、正しいことも見出せずに、踏み出す一歩も、どこか、不自然なままであるし、猥雑な今のいざこざや、言い訳ばかりの、君の事実が、篩にかけられ、振り落とされた他者や、怠惰なことごとくを、刷新するための争いや、遭難し続ける先で死滅した感情や、管理下に置かれてしまった私たちの生活や、価値観に蓄積する塵や埃が、積もり積もって、身動きも取られなくなって、どれが、正しいかすらも、分からなくなった辺りで、衝突を繰り返しては、消失してしまった愛の行方や、悠遠に潜む、君の情念を撫でる手の温もりすら、忘れてしまった壮年も宿無しで、彷徨い続ける泡沫の孤独に備わる、義務的なものの面影や、思い出などは、枷に変わり、今を責め立てるばかりであるし、疑念を孕んでは、犠牲的な今に沁み入る嘘などに締め付けられ、健気なほどに、深く傷付き、気がついたころには、ずっと一人で、重たくなってしまった、身を引き摺るばかりであるし、本当の愛なんてものは、掴んだ途端に、壊れたり、壊されたりするものであるし、その刹那に現れた、本質的な愛だって、状況によっては、邪魔にすら感じてしまうだけであるし、あらがうほどに、あらそいは増えていくばかりであるし、徒に消費されるだけの毎日には、血が滲んでばかりいるし、気がつけば過ぎ去り、追いつけないことに、執着してばかりいるし、絶えず襲いかかる疑念に、食べられてしまわないようにする。f:id:jibmfmm:20240320020716j:image

成否

清貧な世界を踏み躙る巨大な足、あらがうほどに食い込む爪や、即座に平伏すだけの君たちの道理や、無垢な季節を頬張る怪獣たちの住処、あらゆる偏見により、閉ざされた感情を往復する持論やジレンマの数々、野晒しの思いが打ち出す火の粉や、退嬰的な湿度により、ふやけてしまった情景、贖うほどに、現れる余韻に揺らぐ刹那や、接続され続ける思い出の仮数、体制的なものに集う意識の互恵により、腐る権力なんかを加速させては、みだりに委ねられたものなんかが、横柄に付きまとうまどろみの最中、定めもなく、さまよう星を応用した数学的な主体性を脱ぎ捨て、崩壊するための一部始終に戸惑う宛先や、あらがうほどに、浸透し続ける苦しみなどなどを、法則的に拘束して、高濃度汚染された身体を巻き込む竜巻や、泰然的に捉える一切が、悠長に、世界を包み込み、拙い一切をハッキングする奴らの粛清に巻き込まれずに、徒に消費するものが、今に横行しては、行為に司る曖昧な主観をひけらかす道理を飛び越え、同調するほどに、擦り寄り、すがるだけの輩を排除して、ただ、求めるほどに、崩壊していくだけの、安易な欠落や欠如を崇めるような連中が、示唆する神のようなものから離れ、怠惰な整合性に打ち解ける、幼気な精神を救うために、歪な信念を吐き出す退廃的なムードが生み出す旋律や、出来合いのもので、積み上げられた、退屈な城の中で、王様気分で居るよりも、市民の一人として、革命に参加するよりも、ただ、浮遊し、どこにも行き届かなくても、手懐けられずに、自由に移行し続ける。f:id:jibmfmm:20240319051459j:image

軋む

死の外側を旅して、散漫な感性を駆逐して、凄艶な記録の中を泳ぐ魚たち、暗澹とした春を食む虫たち、邪な気持ちが横行する主観や、痩せ細った感情を浄化させるための呪詛や、常用する真理が食い込み、出来事の隙間を食い荒らす原理や、下賎な取り組みやら、ケミカルな跡形、集約される恋の末路や、マクロなファシズムにより、駆逐されてしまうLEGOの兵士たち、修繕され続ける過去の過ちや失敗を、脳内で加工し続けるだけの、反復的なシュミレートを打ち砕くための、精神分析を続けるウサギの博士たち、白痴どもが蠢くネットワークの中で、真実なんてものを、見つけるのは、不可能に近いことであるし、あらゆる制限の最中、老廃物の海を泳ぐ刹那に現れたコードを迂回し、警報機が唸る忙しない世界の節度を打ち破り、運動的な快楽により動く船に乗り、ノスタルジーな空間を切り裂く鋭い刃を用い、切り裂いた空間から現れるモチーフや、古びた観念や、継続されるだけの、彼らの正解や、世界的な窮屈さをこじ開ける巨大な手や、迫害されるだけの、君たちの理由や、気品のかけらもない人々のかけがえのないものや、関わるほどに、不幸になってしまう君たちの焦燥感や、損傷した身体や、悔恨やらが絡まり、桎梏に変わるだけの後悔なんかに、感化するわけもないし、互いが、互いの、羈絆になるだけの、共依存的な恋の顛末や、天と纏わる末尾や、毎日の思いの保管場所や、空間認識能力に長けている私は、見えるものすべての、答えが、すぐさま理解し、回答を超える回答をも超えた先で、境目すら持たずに、すかさず超越し、厭世観なんかに騙されずに、今にも意味から抜け出し、誰にも届かない場所で、みんなを笑ったりせずに、世界を包み込むパイ生地のようなものになりたい。f:id:jibmfmm:20240318043924j:image

振動

愛の絶頂期の固形物、ブルジョアな進化により、平静を保てなくなってしまった人々を乗せた飛行機、足並み揃えた世論が迫り、ニセモノの騎兵隊たちで埋め尽くされた地球外に広がる閃き、真実も砕けた、荘厳な午後、やかましい外、痩せた空間にひしめく物質と憂鬱、悲劇の嵐に巻き込まれていく身体を分解して、セオリーが云々と、付きまとう忌々しい現実を加工しては、妨げられるだけの空間に迫る制限や、聖戦を謳う奴らの衝撃や、現時点を彷徨う君の虚栄や、接続され続ける疎ましい現実、くたばるだけの日常や、重複する過ちの密度や、未熟な面影を解除するための暗号や、高尚な夢に掴まる余地、平均点を謳う、原始的な結末を、縫製する老婆、分裂し続ける定型文を超えた春を出迎える柔らかい胸、狂人たちの散歩道を啜る未熟さに迫る恒常的な汚穢やトピック、偶像崇拝を続ける嫁たちの歓喜の渦、運命論を駆逐するための呪詛を続ける奴らのコンソール、文化的なものを破壊し続ける蛮族たちや、祝福を重複する影や埃を圧縮して、セオリー通りなものを駆逐する戦車や、想起するものを飲み干す巨大なストローや、旋回する意識を拘束する縄や、猥雑な面影に被せた罪などなどを、凌辱するだけの、権力的な何かや、ニュアンスを踏み潰すために、貸与した予感や、有する価値に偏るだけの偏執狂たる私の粗暴な背中、はびこる悪意により、ケロイド化した肌や、素数や枢要な価値や、不埒な情念に嵩張る思いや、横暴な瞬間から現れた動機に服従したりせずに、選択権なんかを放棄して、方々に迫る、無秩序な意味を蹴散らし、確かさを枷なんかに変えないために、ひたすらに、今を超越し続けていく。f:id:jibmfmm:20240317065233j:image

繰り返し

淫らに晴れた太陽、ひずむリズミカルな休日と、旋回する意識を追いかける自意識の噛む力、起きたらディストピアな今朝、転んだ街角に迫る優美な結末の傷痕、痕跡すら不透明な末路の真っ暗な感情やドラスティックな成否、服従する吹き抜けの生命、がらんどうな接触、塞ぎ込んだ夕暮れに潜む兵器的な呼応、分裂した刹那に潜む永遠性、宇宙の外を嬲る戦争の音、分離帯に衝突したスーパーカーから産まれた私、粛正を謳うファシストたちによる恐怖政治から逃げ惑い、陰鬱な焦燥感により、溶けたアスファルトや、情念を掬う猫たちの笑い声などが耳をくすぐり、銀行から溢れかえる汚物や、紊乱な肖像を描くシュルレアリスムの画家や、眼前に現れた摩耗した風景や、舌足らずの言葉を流す蓄音機や、嘲笑を繰り返すだけの保身や、路地裏の男娼たちや、ロジックに閉じ籠る学者たちや、立場を屠るための権利を謳う体系的な連中や、夜空を線引きして、制空権を保つための戦争の鼓動や、にわかな連中が持ち寄る正義により、退屈な世界が、もっと退屈になってしまい、小さな声ですら、大きく聞こえてしまうだけの、誤りばかりの街が率いた罪が、やがて、すべてを息苦しくさせてしまい、痺れた感覚が吐き出す恒久的な憎悪の騒音や、創造性に叩きつけられた肉欲の相関性や、時代に幽閉された要らない子供たちの断末魔や、比べることしか出来ない、弱者の劣等感が作り出したギミックに騙されてばかりの民衆や、衛星を食べ尽くす暗黒物質や、帝王切開した宇宙から産まれた口唇期の子供達が、還元する未来を嫌いにならないようにする。f:id:jibmfmm:20240316061858j:image