昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

吸血

荘厳な結末を吸血する蛭の群れ、報うための夜に避難してきた祈祷師たちの反故、ディレイする瞬間に刷り込まれた誇大広告や、過失の海で溺れた青年たちの結露、濫觴した真理をティーカップに入れ、がんじがらめになってしまった末端を嬲る少年たちのエチュード、広汎な余韻を絵に描いて、点滅し続ける思想の皮を剥いで、夜通し見つめる空の果てしなさよりも、その場で結合されていく主観が、たちまち、真実に変換されていくまでの節度、曖昧な接続を続ける、君たちの残響、破裂したジレンマや、微睡に消える泡沫のもの、不思議そうに、時間を眺める私の心情を加速させるための、数多の動機がリフレインして、因果律に反しては、かかずらうだけの一生や、妨げられるだけの、健気な一切の汚穢や、重複する真実や、金利や均一化や、干渉や僅少、懺悔や豊かな思想や、行方不明の禁書や、期待感やらが氾濫しては、重複するアニミズム服従して、セオリー通りに、何かを愛したり、膨らんだり、からかったりしながら、からからのままに散歩している、君の横顔の面影も薄れてしまっているし、ただ、過ぎ去ることに飽き飽きしてしまっているし、ここで実感するものすら、すぐさま、過去に成り下がってしまう、と嘆く人々の渦に飲まれないたむに、心を強く持つんだ、と嘯く奴らの、利益になんてなりたくもないから、価値観なんかを謳わずに、自らこそが、至高のものであるなどと、勘違いをしながら、四の五の言っては、かんじんかなめなことすら、忘れてしまうだけの、曖昧な私情を噛み砕く口や、空疎な今に飛来する、数多の情念により、焼き尽くされてしまった世界や、焼け野原になってしまった今に備わるエゴを蹴散らし、ただ、迎合されているものを排除し、自らの正しさにすら、乖離していく。f:id:jibmfmm:20240321004010j:image