昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

堅持

虚構の海を泳ぐ魚、境目ばかりの退屈な街で迎合されることごとくを突く世論、慢性的な欠如を謳う鳥や、訂正されるばかりの日々、紊乱な要理を包むパイ生地や、原理的な意思がそぞろになり、何もかもが、対比されるばかりで、難解になってしまうし、弛緩する夜空で監視され、乖離していく思いの波形や、物事の形式や、形あるものの重複、定理を貪り食うアリクイの長い舌や、痩せたロジックに肥大化していく饐えた感情が壊疽し、厭世観を焚き付ける輩が排除するだけの、幼稚な閃きの彼方で、重複する思いが、脊髄に垂れ込め、感情を動きにくくさせる間に、降り注ぐ雨、週末を汚すために、平行宇宙を噛み切る野良犬たちの群れ、存在するものとは、ただの、光の屈折や、脳内が嘯き、あたかも、そこに存在しているかのように、認識することでしか、そこに、存在しないかのように、思わせることでしか、存在しないのだ、と嘆く孤独な大人たち、倫理観に縛られ、誰か知らない奴に裁かれ、正しさなんかを用いて、誰かを騙すような奴らの憎しみに遮られ、猜疑心が縁取る退屈な未来を枷に変え、今に抑圧されるだけの、犠牲的な精神構造を破壊するための戦争や、消費的な彼女たちが生み出した幻想により、愛は死滅したのだ、と嘯く男たち、楽しみを屠る工場や、高遠な理想を弄る手や、今を散策して、隷属するために、続けてきた勉強も放棄して、厚かましく生に執着して、散々な現実を蹴飛ばし、自らの意思に従い、絶え間ない支配から逸脱し、誰にも何にも、従わないようにする。f:id:jibmfmm:20240503075835j:image

全貌

雨で覚めた午後、吸血動物たちが項垂れる睡蓮の中、五月病により、活力を失った悔悟者たち、立場を促し、奪い合う職の中、裁かれるばかりの日常の毒素や、散りばめられた嘘が溜まる狡猾な夜、シリウスが死滅して、数万年が経った後、孤独な星々が想起する未来や、約束を突き破る犀の角や、宇宙の共通語を話す原子炉の少女たち、偶然を食べ尽くすブラックホールの中心を探し彷徨う浅ましい自分との体系的な対立、形式的な憎しみを繰り返す動機、孤立した君の余韻、閉じた永遠をこじ開ける大きな手、託されたものなどは、所詮は、その場しのぎのものであるし、継承し続けて来たものは、破壊されるべきなどと、ヴァンダリズムを至らせるための、ミニマルな祝福の感嘆により、騙されてしまった、全く曖昧なカタリストたちにより、価値から締め出され、打算的な齟齬の間から、産まれた気配が、過敏な意味を捕食し、大きな口で、口角泡を飛ばす連中が、固執するものに、誘引されるだけの、思考停止した奴らに、そぐうために仕向けられたことだけに、動き続ける力に反発するためだけに、この命を費やして来たことにより、堕落せずに、惰性で生きずに、加勢せずに、あらゆる偏見を蹴散らし、甘美な瞬間に現れる、構造的な質感や、矯正施設を破壊し、あらゆる教育は、従わせるためだけに、今に御託を並べ、嘘偽りだけを捏ねるような輩が、謳う確かさなどは、足枷になるだけであるし、あらゆる苦痛を引き出すだけの、悲観的な観点が引き出す無謬性なんかに、騙されるわけにはいかないから、正解なんてものをあてにせずに、あらゆる軽快さを携え、たちまちに現れる屈辱に打ち勝つ。f:id:jibmfmm:20240502052032j:image

ノイズ

昼から解放された、夜の恋心、全ての伏線を引っ張り上げる柔らかい君の手、残りカスのような面影の波動、屈折した日曜日のニヒリズムや、衰退化するだけの都会から回転する意思から、衰亡する結末や、原型すらもなくなり、憎しみを加速させる人形たち、狂気的な住居に現れた主体性や、正解すらもなく、粛清を謳うばかりの、独裁者たちの街、蓋然性を破壊するハンマーや、バビロンに迫る制限やら、聖戦やら、生産的な末路やら、ロジカルな帰り道、残骸のような鉄屑に響くガイダンスの憂鬱さや、再現可能なものばかりになってしまった途端に、愛すらも白けたものになってしまったと、うなだれているモニュメントたちの帰巣本能や、幼稚なギミックや、犠牲的な本質やら、聖人君子の皮をかぶった罪人たちの回路、老化していくだけの毎日や、痩せ細った木々に囲われた場面、清貧な買い物を終え、自堕落な遊歩道では、考えるということを、諦めずに続けていたからこそ、正しさとは、煩わしさを消去して、確かさを謳うために付きまとう後悔を飛び越えて、応用されるための動機や道理から解き放たれ、自己嫌悪に至るだけの、君たちの惰性な経験を踏み荒らす怪獣たちや、羞恥心に塗れた世界の形状やら、補完され続ける退屈な罪の狭小さや、原始的な利害関係を謳う窮屈な理想や、有する価値にかき乱され、たくさんの憎しみの後に迫る退屈な日々や、自らに現れる傲慢さや、機械的な気配を弄る白熊、能動的な昇華を目指す詩的な跳躍力、ラクシュミーと眠る昼下がり、化石燃料で動く太陽や、硬直する要因、印象に解ける愛よ、と促す地球も、動くことに飽きて、今にその命の終わりを感じ、全宇宙に咆哮をあびせる。f:id:jibmfmm:20240501055211j:image

分離

奇跡も潰えた朝、傘も刺さずに、雨に打たれているキリストの背中を眺め、截然たる差を謳うだけの原理や、その場で捕縛され、身動きも取られなくなっているウサギたちの慟哭、実験室に運ばれていく猿や、コバルトブルーの海を汚す原油や、堆積する理由に迫る理不尽な結末の中で、何を得て、答えに導くかは、君次第であるし、恋とは、絶えず痛みを伴う報いであるし、あらゆる偏見を変換させるための、コードを打ち込み、駆動する青春に生い茂る精神性を破壊する砲撃、嘲笑されるだけの、堕落した空間がフラクタルになり、似たような構造に、延々と飲み込まれ、存在自体も、すべてと相似し、細部を見れば、すべては、同じような事柄を、横柄に繰り返しては、戻ることもなく、進み続けて行き、どこに帰るわけでもなく、乖離していき、貪婪な結末に飲み込まれ、欠乏していくだけに至るような終焉の中で、分離していく太陽や、行方不明になる感情の最中で、恒久的に複製され続けるだけの反復を味わうのが、死した先に現れる、新たな生の始まりの交わりの中心部で、さらなる分岐点を探し、特異点を見つけた主婦たちや、制限ばかりをもたらす世界や社会から逸脱し、誰にも捕まえられずに、自由であり、選んだ孤独の中を掻き分ける手や、定期的な他者からの苦しみから解放され、曖昧な答えが打ち出した未来や、嘯く答えを尻目に、吐き出されたエゴをかき集める、低劣な奴らが掲げる物事に統合され、誰かの物語の中での、mobとして生きるよりも、問答を繰り返し、過ちを正すために、たどり着く答えすらも裏切り、打算的な答えの裏に潜み、騙そうと近付く輩から逃げ、服従するための理を、ハンマーで打ち砕くの、だ。f:id:jibmfmm:20240430060747j:image

歩幅

酩酊する天使が出迎える春、トランス状態のシャーマンが促す森羅万象に備わる、エモーショナルな結末、想念を舐る顛末や、証言台に立つ悪魔や、ケミカルな遊具で遊ぶ孤独な子供たちが促す童話、虚勢された動物たちの永遠性に絡まる束の間の愛や、因縁や、約束を突き破る超新星爆発や、有する観念により、捩れる関係性や、粛正の雨、委ねる思い出や、貞潔な手当、ロジカルな休日や、そぐわぬ君との交わりや、草原で眠る疾しい過去や、ここでのカオスや、正解も、汚穢に塗れているし、くたばるだけの、意味に一巡する動機や、憎しみに擦り寄る言葉の保管場所から、選りすぐる答えや、すべての拙さに備わる相関図や、陰湿な理、犠牲的で、幼稚な策略や、痩せた面影に統合される追憶や、美しい夜の質感、あらゆる弊害の温度、偶然の硬度や予感、刹那に嘆じる思いに備わる夏のもどかしさや、ささやかな幸せすら奪う権利や権力、原始的な生活の最中、採算を合わせるために、拘束される人々や、備蓄した苦悩や、窮屈な多幸感、能動的な端数や、短所を駆逐する戦闘機や、遅れていく思い、拒絶され続ける日々や、別れ際に迫る悲しみの余波を受け取る君の詩的な猶予、憂鬱に集まるクリーチャーや、覆い尽くす空虚感や、無言の中を駆け巡る道理や、理屈ばかりを捏ねる人々が拘泥する答えに備わる情事は、デリカシーもないから、人の間に割って入り込み、自分だけは、正解のような顔をして、世界を貶してばかりいる。f:id:jibmfmm:20240429064107j:image

消去

いくつもの尺度が折り重なり、今に不自由を与える。戦火の中でも、裁きを謳うような輩が求める価値なんかに、すり寄るだけの、惰性な奴らのファシズムに引き摺られ、悲観するだけに至るような、私たちの釈明なんかを、聞いたりする暇もなくて、ままならぬままに、今に排除されて、保とうとすればするほどに、互い違いになり、知識なんかをひけらかすような奴らの支配になんか、従いたくもないと、横暴な私利私欲を加速させては、今に抵抗を加え、服従なんてしないために、躊躇わずに、立ち向かうレジスタンス、時間からの支配を終えるために、時間というものを放棄して、感覚だけで保とうとするような狂気からの奔走や、重要なものすら、今に欠けていくものばかりだねと、退嬰的な人々の焦燥感に巻き込まれていくだけの、流され易い人たちの欠如や、切実と迫る凡庸な価値のようなまやかしからの脱出を企て、くたばるだけの日常に接続される夢や誇りの様相、信用を謳う君たちのアイロニーが、涅槃なんかを生み出して、感覚にまつわるものが、物語を、画期的なものに変化させ、今に枷を外し、途端に現れるものを、確かに愛する他に、方法すらも無くなった間からは、不平不満や、不屈なものや、不滅なものに交わるものが、純粋に今を超越し、今の優しさが簡単に入り込んでくる心を保ちたいものだねと、強請るだけの愛からは、逃げ出し、願いが届く、滞りなく与えられたものが反響し、今に影響を与え、隅々まで染み渡るものが、今に往復を繰り返して、確かさを枷になんかしないで、今に訪れる罪により、チグハグになんかならないで、今に与えられ続けるものが、今にも伝わり、確かさを盾にして、誰かを陥れるための答えからは、超越する。f:id:jibmfmm:20240428055427j:image

羽ばたく

儚さを持って、破砕していく精神たち、奪われたり、無くしたり、たまには、憎んだりもして、孕む意味は、未だに孤独なものであるが、信じ貫く意思は純粋で、利己的な肯定感の中、囀る思いが、真理なんかを携えては、誂えた罪により発光する虫たちや、子孫を残すための戦争や、あらゆる情報の煽動が、デリカシーもなく近付いては、君が見出したものを批判したり、今に疲憊する精神は、理解なんかを、安易に求めては、ひとりよがりな答えにとどまり、あらゆる意味を懶惰な生活で、短絡的に利用する価値がすり替える答えなんかを、簡単に崇めては、誰かに利用されてばかりいるし、誰かを馬鹿にしたり、良い雰囲気を台無しにしたり、そこに、確かにあった愛ですら、瞬時にまぼろしになってしまうし、戸惑うほどに、まどろみ苦しむ君の機械的な規範や、もっともっと、と求めるほどに、何かを盾にしたり、言い訳ばかりを繰り返したりと、足りない足りない、もっと欲しいと、保身に走るばかりの馬鹿げた世界や社会が生み出す戦争の音や、ガス室に送られる動植物や、到達する前に散っていった魂や、落伍者たちの群れ、報いが何だのと、うそぶく連中が打ち込む弛緩剤、物事の優劣の中を彷徨う幽霊たちや、数多の欠如の最中を泳ぐ空間的な生業、正気すらも失って、摩耗していくだけの、不自然な値や、証拠すらも損ない、誰かが謳う行いなんかに加担しては、恒常的な憎しみの中での差異や排斥や災厄や、痩せた街路樹にかかった、朽ちた電飾や、寛容さを捕食するハイエナたちや、改善することもなく、横暴な価値や、まやかしにより、曖昧になっていく正義や、犠牲的なモラルが、次なる神を、継ぎ接ぎで作り出し、現行のものを破壊し、はびこる悪意の中で重複するものが、服従なんかを謳い、今に奪い合うだけの、幼稚な策略により、迫害されていく曖昧な世界の中で、捩れていく思い出。f:id:jibmfmm:20240427052438j:image