昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-12-12から1日間の記事一覧

仮想の先に現れるもの

一切のエネルギーは、私が生み出すのであるし、そこに用いられる力などは、所詮は、非力なものであるし、他力本願では、義務を用いられ、今に意味を持ち出し、位置的に閉じ込め、拘泥するほどに、補填される意味は、借り物でごまかし、今に意思を用いずに、…

呼応

誰にでも抱かれる身体の軽さに、複製されるだけの真理が、唾液と混ざり、退嬰的なものを生み出し、今に疎外感を生み出し、束縛を続け、伝わる真理は、軽薄な進路を与え、性的な夜に自虐的な簡素さを与え、普遍性に入り交じる君の吐息と、意味との隙間に陥る…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 デカダンな街並みが消費するだけの関係性に連動する苦しみや、利己的なものがからまり、関わるほどに愚鈍なものになりかわるだけの関係に還元されるだけの卑屈なものや、悲観するほどに、貧寒なものに至り、浸るほどに、保持し、…

離れる

本質を見失い、 さまよう二人は、 幼稚な恋に捕まり、 見果てぬ夢に疎外され、 苦しみにたゆみ、 互いの憎しみに咎められ、 いつしか叶えるべく、 唱えた永遠性の愛もほどけ、 愉快な時折に肥大する 黒い影を引きずり、機械的に笑う。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 選択することすら必要無く、ただひたすら消費されるだけの先々に関わるジレンマや、時代的な緩慢さを促すだけの作用から抜け出し、乖離する明日や、根源すら無くなり、ひたすら無垢なままに衝突し、対比されずに、行き交うだけの…