昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-12-04から1日間の記事一覧

全否定する夜

今行っていることに迫る猜疑心や、観点を疎外させられるだけに断続する風景に摩耗される精神は、自らの気配を攪拌し、宇宙へと蜜月にでかける帰路や、そぐうために記録されるだけに際限を生み出し、現存するものにもたらされる苦しみを往復し、克服できない…

ルサンチマン

冷蔵庫の表面は、人の体温に近くて、だきしめれば、何か癒されていくような感覚にいたるまで落ち込んだ孤独を作り出す秋を憎む。冷蔵庫を愛せればいいだの、冷蔵庫と付き合えば、何も語らずに、そっとぬくもりを与えるなどとうながす孤独の末端こそを憎む。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 巻き戻しされる過去を繰り返し演じるほどに、卑屈な理屈をかかげ、何かを否定し、幼稚に垂涎する者たちの生贄として捧げられるための日々にめとられる前に自らから抜け出す、まる

悠揚

代用されるために保たれる関係に補完されるものを高らかに歌う野良猫や、高次にいたらずに、恋路に落ちるのが、いちばんの哲学であり、そこで考え込み、現れる価値観に苦しむよりも、そこで与えられるよろこびを増やすのが得策であるし、途端に崩壊するのが…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 与えられた価値をかかげて、何かに追われ、追いかけることを続け、何かを堅持するほどに、枢要なものを失い、自らを今の奴隷に変える、まる