昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-01-12から1日間の記事一覧

まぼろしの街

蓄積された思いは、奇跡をたずさえ、散漫な儀式をうながし、生まれた思いに聖地を偽装する。全生命がこの場でなびいて、バビロンを通過し、アニマを貫通するような観点から疎外されるだけのロジカルな先々に対立する理想論的な滑落から、生じる由縁に迫る原…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 瞬間的に覚醒し、そこにとどまらずに、どんどんと突き進む思いは、突き上げられても尚、自らの意志を保ち、何かと同化せずに、同感を求めずに、感動にたよらずに、なよなよしながらも、しなびた思いに感電しながら、シナプスをく…

記号化された夜

原理的な彼女たちの苦痛や、私たちが唱える普通が通過するほどに痛みは増していくの、といくばくかの不安をかかえた思春期に指針を与えるだけの苦悩をかかえ、ペシミズムへとおちいる隙間に与えるべき栄養すらも無く、ただ構築される苦しみにゆがんで行く思…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 わずらわしくたまるひとときにとどまる君が見つめる先にメルヘンなものが現れ、偏執していくだけの堕落した観念が形成される以前に、ここで全容を広げ、辺縁を嬲るだけの迎合的な何かが謳う主義から乖離し、理解を得ようと求める…

妖艶

瞬間にすべてはほどけて、 出会った瞬間に わかりあえることが無くても、 ただ和解することもなく、 瓦解するまにまに敷衍する孤独も、 猛烈な創造性を孕んでは、 懶惰な自己を通過し、 貫通する夜空に、 余罪すらもふざけて、 どこに罪も無く、 与えられる…