昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-10-05から1日間の記事一覧

プラスチックで出来た夢

フランスの猫が、ポリエステルのかたまり食うて、暗く重い鳴き声を放って、遠くでは、目玉焼きがパチパチ鳴る音や、ソーセージを焼いた匂いなんかが、鼻腔をくすぐって、仏陀みたいに眠る犬や、短絡的な雨が世界観を破壊し、可視化しているものなどは、依然…

君のかけがえのない影

僕はぜんぜん、 君を忘れていません。 どうしてふれたの? ふれないように、 そっとしといたのに。 ふれたら最後、 その思いはあふれて、 あふれかえって氾濫して、 僕自身の思いに、 飲み込まれてしまうんだ。

記憶の奥底で沈殿していく意識が、物語の飢えをしのぎながら、倦怠感をかかえた浪費家たちが踊るだけの世界で窮屈そうにあえぐ二人の貪婪で鈍麻な欠片を集め、延々と蜃気楼を徘徊する原理的な指導者が献身的な影をときはなつまでの帰路から、打算的な夫婦が…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 なんか全部あかんらしいから、あかんままに、あいまいなままに、赤ん坊なままで、赤い太陽や、退歩するだけの所以や、悠々自適であるということは、縛られるものを持つ以前に、その縛るもんの存在すらも感じへんような不羈さに現…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 対比されるほどに、互いの違いに気付き、汚い陰口が、機械的な危機感を謳い、誰かを粛清し、保たれるバランスとは、ろくでもない代物を次々と生み出すほどに堕落する、まる