昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-10-16から1日間の記事一覧

キャピタリズムのマネキン

鈍感やなかったらあかんなんて、あんまりなこというもんやから、悶絶して、チクチク痛む胸なんかをモネ的なブルーで染め上げた夜の孤独が、氷点下を記録するころには、その孤独なんかは、孤独を思うことにより、孤独であることを加速させ、苦しみなんかを可…

またね

工事の音もうるさいし、恋の終わりには、何も残らないとうそぶく貴女。俺の中では、なんにも終わってなくて、女々しい冬をいっそう寒くさせる、工場地帯。じゃあね、またねって、嘘ばっかりだ。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 いらんもんばっかりようさんあつめて、知ったような口聞くから、機動性もあらへんし、偏執するばっかりで、もったいないから、いっかい全部食べてみたええのにっていうても聞かんから、口に無理矢理つめて、しゃべられへんように…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 今に取り残され、利己的な修復が執り行われる独善的で、制限だらけの堕落した明日を毛嫌いし、倦怠感をかかえ、浪費するだけの今を華麗にかわす、まる

詩的な跳躍

他人の身体を借りて、タダみたいな日々を歩く。むしばむ思いもやましいままに、しいたげられた思いを編み込む世界は、依然として無口なままだ。やせ細った犬が徘徊する野良道、空白のくしゃみを繰り返し、理屈をこねた飴玉を舐める少女は、資本主義の象徴み…