むくんだ顔、むしばむ季節、幼稚な音がなびく、瞬間的な化合、散漫な悲劇をうながす、うたかたの夢、悠遠にひびく、断続的な母の歌声、かすかにかじかむ記憶は、数億の孤独感にさいなまれ、離散していく景色は、形式的なものにかぶれ、緩慢な意識は、選択を…

ぐったりしている夜を救うスプーン、アイスとオーブンの音、蓄積する恋は多分、文化的なものに汚され、よろこびをしらみつぶしに探して、のらりくらりと、最後の夜明けや、最愛の日々をさがすばかりで、本質すら見抜けずに、ドラマチックなことを待つばかり…

わたしの、はなしをしよう。 すべてはすばらしいでんなって、出来合いのもんをかかげるよりも、かけがえのないもんも、そないにあらへんから、変化なんか謳わんと、変哲なままに啜る、まる

同じ苦しみや、 同じ喜びを共有して、 同じ痛みを超越して、 新たな境地へ。